travel - 旅行記
旅行日 2018年09月17日
【カンガルーに会いに行く!パースから始まるオーストラリア旅行記 58】NEWDEGATE(ニューデゲート)の摩訶不思議なよろず屋でお昼ご飯【前編】

あと2時間で到着予定
遭難しかけのやばい状況から、なんとか無事抜け出してきた私達。時速110km〜115kmペースで快調に車を飛ばして、今日の目的地「Hopetoun ホープタウン」に向かっている。
モリオ:「このまま走ったら、あと2時間ほどで到着やな。」
ミヅキ:「今、14時半だから、、、16時半ごろの到着の予定か。」
モリオ:「ちょっと腹減って来ん?」
ミヅキ:「来た来たw」
モリオ:「日暮れまでに到着せなあかんからそんなに時間はないけど、次、町っぽいところに来たらそこで何か食べよーか。」
さっきのタリンロック自然保護区で手こずったのってそんなに時間かかってないと思ってたけど、30分ほどは時間使ってたのかぁ(苦笑)。日暮れまでに到着するなら、お昼ご飯に使える時間は30分ちょっとかな?
今回のお話の舞台場所は...

NEWDEGATE(ニューデゲート)という町
少し走ると街が見えてきた。【NEWDEGATE(ニューデゲート)】という町だ。ここは、私達がこのロングドライブの出発地点とした「パース」と、目的地としている「エスペランス」とのちょうど中心くらいにあたる場所だ。
このニューデゲートの町の人口はなんと167人(2016年国勢調査)。正真正銘の過疎地域(OUTBACK・アウトバック)だ。こんな超過疎の町に、食事ができるところなんてあるかなぁ??

超過疎の町でもきちんと整備されている
こんな人口160人程度の超過疎の町でも、町は整然と整備されている。45年以上に渡って毎年、農業機械とかのイベントが開催されているようなので、その時にはこの町も沢山の人で賑わうんだろうね。
さて、私達は、何か食べられるお店を探さないとな、、、。

コンビニエンスストアー発見!
モリオ:「お!発見!コンビニエンスストアーって書いてるぞ!」
ミヅキ:「やった!コンビニだったら食べ物あるよね!」
店の外にはテーブルセットも置いてあるし、何か買って食べられそう♪

うん?これ、、、入っていいのか???
モリオ:「うぉ、、、なんか、この店の入り口、ヤバくない?」
ミヅキ:「何か、、、凄いねw っていうか、カーテンかかってるし、お店、やってないんじゃない?」
モリオ:「それがな、ネオンサインの【OPEN】に電気が付いてるんやw」
ほんとだ。【OPEN】の文字が光ってるw
ミヅキ:「ちょっと、、、入ってみる?」
モリオ:「ヨシ、腹も減ってるし行ってみよw」

お店の中
早速、ガラガラと引き戸を開けて店の中に入ってみる。まず最初に目に飛び込んできたのは沢山の花。花と言っても造花の花で、これがまた何の脈絡もなくバラとかユリとかラベンダーとかあちこちに飾ってある。「ここはどこなんだ?」そんな不思議な気分になってくる。

お店の左側
お店は横長い形になっていて、中心部の引き戸から入った私達の左側はこんな感じ。お店のど真ん中にスチールラックが置かれていて、そのラックの上にお菓子とか缶詰とかコーヒーとかが2〜3個ずつ置いてある感じ。

お店の右側
お店の右側には牛乳やジュースなどの飲み物が入った冷蔵ケースなんかがあり、こちら側も真ん中においたスチールラックにシャンプーなんかのヘアケア製品やオーストラリアのお土産的なものなどが置かれている。
お店の中はガランとしていてお客さんは誰も居ない。私達二人だけだ。
ミヅキ:「あれ?お店の人、居ない?」
私がそうつぶやいたとき、突然声がした。
女主人:「何にする?」
うぉ!ビビった!そうだよね、こんな田舎のお店なんて、滅多に人が来ないから、奥に居て、誰かが来たら出てくるって感じなんだろうね。う〜ん、何にしようかなぁ、、、。

これだけしか無い!
モリオ:「何か食べたいんですが。」
モリオがそう言うと女主人は黙ったまま顎でフンっと目の前のケースを指して「そこにあるよ。」といった仕草をする。
ミヅキ:「あぁ、このケースの中から選べばいいのね、、、て、ほとんど選択肢が無いやんっ!」
モリオ:「うはw これは凄いな。まぁ、置いといても誰も来んから、ほとんど置いてないんやろうなw」
ミヅキ:「モリオ、何にする?」
モリオ:「別にここで食べんでもええで?」
ミヅキ:「いや、いい。面白いし、ここで食べるw 私、あのソーセージ揚げたやつにするわ。」
モリオ:「ほんならオレはハンバーガーにするわ。」
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