[野生のカンガルーがいる世界一のビーチを目指して！西オーストラリア・ロングドライブ旅行記60] KING湖（LAKE KING）を走り抜けて・・・二人の約束

ここからまだ2時間ほどかかる？

さて、NEWDEGATE（ニューデゲート）の町を出た私達。現在15時すぎ。スマホのグーグルマップさんの案内では今日の目的地HOPETOUN（ホープタウン）へはまだ2時間ほどかかるらしい。距離的には183kmとのこと。町を完全に出てしまえば時速110kmで走ることになるので、まぁ、2時間ほどかかるというのは妥当な計算だけど、、、結構あるなぁ。

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町を出るに従って徐々に時速が上がっていく

ちなみに、このオーストラリアのOUTBACK（アウトバック）の地域を走る時は、制限速度が細かく変化していく。地図とか何も見ていなかったとしても、この時速の標識を見ただけで「あ、そろそろ街が近いな、トイレに行こうかな？」とか「あ、町の外に出たな。ここからしばらくは何も無いな。」なんてことがわかるようになってくる。

街中は大体30kmとかのかなりゆっくりした速度で走ることになっているので、この写真の「時速90km」という標識は「この辺りから町のエリアから出ていきますよ​​​​​​​」という目印になるのだ。

時速110kmは町が無い地域

そして90kmの標識がでたあとに110kmの標識が出たら、もうそこは町のエリアから離れ、大自然ばかりの地域になる。大きな農場や湖など、たまに人が住んでいるけれど【町レベルでは無い大自然のど真ん中】。

トラクター売ってるの？

大自然の中で羊の放牧がされている長閑な風景を見ながらガンガン走っていると、ふと見かけた「4 SALE」の文字。うん？このトラクターを売ってるの？それとも羊を売ってるの？どちらにしてもこれで売買が成立するのなら凄いよね。

また塩湖？

しばらく走っていると、また塩湖っぽい風景が見えてきた。

大昔、海だった場所が地形の変化で内陸になるとか、、、気が遠くなるけどロマンがあるよね。

湖の名前は【LAKE KING（レイクキング・キング湖）】

さっきの【NEWDEGATE（ニューデゲート）】の町よりも大きそうだったので、またまたストップwこの湖は【LAKE KING（レイクキング・キング湖）】という名前らしい。

キングという名前がついているので、何か王様にちなんだ名前なのかと思ったら、ぜんぜん違うみたい（汗）。

大昔、西オーストラリア州の測量総長の名前【Henry Sandford King】にちなんで名付けられたんだとか。

この辺りは町ができた当時は産業といえるものが何もなく、その後、羊毛と小麦の生産で栄えたらしい。今は町の中にキャンプが出来るような場所や泊まるところもあったりして、こういうOUTBACK（アウトバック）セルフドライブの観光客も取り込んで発展している様子だ。

広大な湖の手前は塩しか見えない

【グレース湖】も同じような感じだったけど、ここ【キング湖】でも湖の端あたりはこんな感じで水は見えず、塩の塊のような白い地面が広がっている。私は道路の端に立っているんだけど、道路から少し湖側に入ったところには柵がしてある。ここだけでなく西オーストラリアでは、走っている道全てにこんな感じで柵が張り巡らされているので、もしかしたら奥に住んでいる野生動物が道路に飛び出してこないようにしているのかな？

今にも雨が降ってきそうだけど、幻想的

普通、旅行中に雨が降ると残念な気持ちになるけれど、そんな気持ちがどこかへ吹き飛ばされてしまうような幻想的な光景。この感動は、運転しながらでは無理。車を停めて、空気を大きく吸い込んで・・・しばし感動に浸る。

絶景に感動して順番に写真撮影

ねずみ色の厚い雲に覆われて薄暗い中、少しの隙間から降り注ぐ光のカーテンと、どこまでも広がる塩湖と、私達二人しか居ないというシチュエーションが、映画のワンシーンのようだ。

青空でお天気のいい絶景も素敵だけど、こういう薄暗い中で一部分に光が降り注ぐという光景は、神々しい雰囲気が漂っていて、ゾクゾクしてくる。写真ではうまく伝わらないかもしれないけれど、360度遮るものが無い地平線が見える絶景の中、こういうシチュエーションに出くわすと、何だか神が降りてくるような錯覚に陥る。

私達を虜にしてやまない西オーストラリアの絶景

日本という小さな島国の中で、たくさんの物に囲まれて暮らしている自分の日常が何だか無意味であるような錯覚に陥るこの大自然。

今までもアフリカの大自然を体験したり、ハワイのモロカイ島で手付かずの大自然に触れたりしてその都度【自然に敵うものは無い】と感じていたけれど、今回オーストラリアの【OUTBACK（アウトバック）限界過疎地域】をセルフドライブで旅して、【自然が作った景色以上に心動かすものはない】という確信を持った。何もない、、、でもどこまでも広がる風景。。。本当にアメージングだ。

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二人の約束

いつもケンカばかりしている私達夫婦が、、、こうやってロマンチックな気分に浸って素敵な約束を交わすような絶景。西オーストラリアにはこんな絶景があちこちに点在している。こんな絶景の場所も実はオーストラリア第四の都市パースから460ｋｍほどの場所にあるのだ。日本からパースまではLCCなら4万ちょっとで往復できるし、2019年9月からはANAさんがパースへの直行便を就航させるので、もしもこういう絶景に触れたい人はぜひ西オーストラリアのOUTBACKのセルフドライブを楽しんでみてね。

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