[野生のカンガルーがいる世界一のビーチを目指して！西オーストラリア・ロングドライブ旅行記56] KUKERINの町で西オーストラリアの田舎でも使えるSIMカードをゲット！

SIMカードを手に入れるために、道を戻る

確かに。こんな右も左も何もわからない田舎では、他所から来た旅行者はインターネットがないと生きていけない。絶対この地域で使えるSIMは必要だもんね。迷わず逆戻りするよ！

そうして私達は、メアリーさんのCambinata Yabbiesから8kmほど離れたKUKERINの町を目指して走り始める。車窓に映る景色はいつもの菜の花畑。はじめは息を呑むほど感動したこの一面の菜の花畑も、こうも延々眺めていると段々慣れてきてこの景色が当たり前になってくる。なんて贅沢な場所なんだろう。

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KUKERINの町に近づいてきた！

モリオはものすごい心配性。ガソリンのメモリが3メモリも減ってしまったら、落ち着きがなくなるw 走っていてもしもガソリンを入れられなくなってしまったら、、、と思ったら落ち着かないんだとか。

日本ではそんな「ガソリンを入れられない」なんていうシチュエーションは殆どないから「ほんまに心配性やなぁ」と思うけど、こういう外国の田舎の場合はそうとも限らない。逆にそういう危機感は身を守ることになる。いつどこで「次のガソリンスタンドを見つけられない」なんていう最悪の状況に出くわすかもしれないから、モリオの言うようにこまめにガソリンを給油するのは正解だろう。

KUKERINの町に入ったよ！

ほどなくして「KUKERINへようこそ！」という看板が目に飛び込んできた。そこにはエミューの親子とさっき見学してきたメアリーさんのところのヤビーが描かれている。オーストラリア最大のヤビーメーカーということもあってメアリーさんのヤビー工場はこのKUKERINを支えていて、そしてメアリーさんの一族はこのKUKERINではかなりの有力者なんだろうな。

KUKERIN HOTEL

私達が日本で調べたときにはこのKUKERIN HOTELは宿泊施設としては出てこなくて、この一帯で泊まれるのはメアリーさんの「Mary's Farm Cottages - メアリーズファームコテージズ」しか無い。私達はファームステイに興味があったので迷わずメアリーさんのところのコテージに泊まったんだけど、やっぱ、このホテルに泊まるより、メアリーさんのコテージに泊まって良かった。このホテルだと普通に「田舎町に泊まる」っていうシチュエーションだけど、あんな「絶景の農場のど真ん中に泊まる」なんていうシチュエーションなんてそうそう無いもんねぇ。

ガソリン給油機発見！

KUKERINの町に入ってすぐ、地図上のガソリンマークのところを目指して向かうと、、、ものすごく小さなガソリンの給油機を発見！この小さな給油機が1機しかないんだけど、これがガソリンスタンドってことかな？とりあえずガソリンは入れることができそうなので、早速モリオは給油。

商店にガソリン代を払いに行く

オーストラリアでは、ガソリンスタンドによって支払い方法が色々あって、その都度違う気がするんだけど、わからない場合はとりあえず近くに商店みたいなところか何か窓口があるので、そこに行ってどうやって支払うのか聞くしか無い。

うん？ここってジェネラルストアって書いてるけど、、、スーパーみたいな雑貨屋さん？っていうかよろず屋さん？

やっぱり田舎町の小さなスーパー（よろず屋さん）だ！

モリオがお金の支払い方を聞いてる間にお店の中をぐるっと廻ると、思った通り、色んな物を売っている。ジュースやスナック菓子の他に、冷凍のお肉とか、私の好きなスイカとかパイナップルとかのフルーツも。少しだけど生のお肉も売っている。このKUKERINの町の人口は200人足らず。みんなここで日常の買い物を済ませているのかもしれないなぁ。

もしかしたらこのお店がメアリーさんが言っていたSIMを売っているお店なのかも。

「Telstra」のSIMはありますか？

よし、やった！これでこの西オーストラリアの田舎町でもネットが使えるSIMを手に入れたぞ！

SIMの設定は自分で

2日ぶりにやっと手に入れたSIMを早速自分のスマホのSIMと交換する。普通、空港とかのSIMカード屋さんで買った時はチャチャッと交換してくれて、設定までしてくれて更に元のSIMを無くさないようにセロテープとかで貼り付けたりとかしてくれるんだけど、こういったイレギュラーな場所でSIMを手に入れた時は自分で全部やらないといけないのが難点だ。

こういうSIMの交換や設定は、海外でいきなり初めてだと難しいかもしれないので、日本を出る前に「SIMの入れ替えの仕方」とか設定の方法なんかはちょっと練習しておいたほうがいいかも。

SIMの交換をした後は、元々スマホに装着されていた自分の日本のSIMは絶対に無くさないように注意すること。

昨夜の教訓を踏まえて、今後の食料も調達

命綱はカップ麺とシリアルとチップス

そんなこんなで買ったものはこんな感じ。

・昨夜食べたカップ麺と同じカップ麺w …1個2.1ドル。（168円）×2個

※どうせなら違う種類や味を試したかったけど、同じメーカーの同じ味しか無い。

・レーズンが入ったキューブ状のシリアル…5.51ドル（440円）

・クリンクルチップス…4.24ドル（340円）

・水のボトル600ml…2.50ドル（200円）×2個

全部で18.95ドル（約1500円程）。とりあえず今後、食事にありつけない緊急事態を想定して買ったけど、できればこれにお世話にはなりたくないなぁ（苦笑）。

郵便局も併設したよろず屋さん

遠目から見たKUKERIN GENERAL STORE。ガソリンスタンドも併設してるし、食料品や農機具、肥料も売っている。そんなこのまち唯一のジェネラルストアは実は郵便局も併設している。まさに、正真正銘のよろず屋さんだ。

お店の周りの看板はレトロで可愛い

そんなKUKERINの町のよろず屋さんのお店の周りには、こんな感じでとってもレトロで可愛い看板が現役で活躍している。このよろず屋さんの生鮮食料品とか缶詰とかは「IGA」がやってるんだね。

HOPETOUN（ホープタウン）に向けて出発だ！

ガソリンも満タンになったし、SIMカードを手に入れてネットを使えるようになったし、万が一の食料も手に入れたし、これじ準備は万端だ！

ここからホープタウンまでは約300km弱。昨日はかなりの距離を走ったけど、今日はちょっと余裕を持って走れそう。セルフドライブにも慣れてきた。少しずつ休憩しながら走ろう。