[年末年始のニュージーランド・テカポ湖に世界一の星空を見に行く旅行記64] テカポ湖の夜。スマホで星空撮影に挑戦！

夜はしばらく快晴の天気予報

もうすぐ21時。外はご覧の通りまだまだ明るいが、あと1時間もしないうちにテカポ湖周辺は日の入りを迎え、星空の時間帯がやってくる。空を見る限り、ちょっと雲が多い感じではあるが、天気予報をチェックする限り、ここから午前0時になるぐらいまでは快晴の天気が続くとの予報。これは、今日の夜の星空も期待できるかも。

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空を見上げると満天の星空！

すっかり日も落ちたところで、部屋の外に出て星空を見上げると・・・おお！昨日に引き続き満天の星空が広がっている！これは三脚とスマホを持って星空撮影に挑戦しなくては！

昨日はマウントジョン天文台でスマホ＋三脚を使って星空撮影になんとか成功したが、山の上でなくても星空をスマホで撮影することができるのか、ここは試しておく必要がある。

フリーソフトでは美しさが無い

まず最初に試したのは、iPhoneの星撮りアプリとして有名なフリーアプリ「星撮りカメラくん」。オリオン座などはちゃんと写ってはいるが、星の輪郭がぼやけたようになって明瞭さに欠ける星空写真が出来上がってしまった。星を捉える目的であれば問題ないが、この目の前にある世界一の星空の美しさを捉えることはできない。

有料アプリのNight Capで30秒露光撮影

次に試したのは、有料アプリの「Night Cap」。このアプリは有料ではあるが、特にこちらがマニュアル設定しなくても、かんたんに星空を撮影してくれる機能も備わっている万能アプリとなっている。

しかし、実際に星空の写真をオートで撮ってiPhoneの確認画面でチェックすると、どうも星の数が物足らない感じになってしまう。そこで今度は、星の光跡モードを使って30秒ほど露光させて写真撮影してみると・・・おお！淡い光のマゼラン雲は流石に捉えられないが、天の川あたりはちゃんと捉えられている。でも、、、30秒露光だと、星が微妙に動いてしまって、写真の星の形が長細くなってしまっている。ということは、露光量の限界は15秒〜20秒といったところか。

星空撮影にのめり込む

何度か星空の写真撮影を繰り返し、やっとたどり着いた撮影方法で撮ったテカポ湖の星空（iPhoneXRで撮影）がこちら。星の形をいびつにしないために露光時間は約15秒ちょいと結構短め。どうやらこのあたりがiPhoneのカメラで捉えられる星空の限界となるようだ。（星空の撮影方法の詳細は下の記事を参照）

iPhone 【古い機種でもOK】iPhoneで綺麗な星空を撮る方法・天の川や流星群も【iPhone 星空撮影】 iPhoneを使った綺麗な星空の撮り方と、iPhone星空撮影に使用するおすすめアプリ、必要機材などを紹介。最新機種でなくても取れる方法です。このiPhoneの星空撮影方法を使えば肉眼でも見るのがやっとな天の川や星雲、そして運が良ければ流星群の流れ星も撮影可能なので、iPhoneで綺麗な星空撮影をしたいときはチャレンジしてみよう。

。。。って、気がつくと、撮影方法の確立に夢中になって、このきれいな星空を純粋に楽しむことをすっかり忘れてしまっていたようだ。

しばらくはボーッとこの降ってくるような世界一の星空を眺めていよう。もしもこのテカポ湖の星空が世界遺産に登録されてしまったら、人も多くなって光害も多くなって、、、ここまで美しい星空を見ることはできなくなってしまうかもしれない。