旅行記 - 12月27日

なんかエンジンから凄い音が鳴ってるんだけど・・・大丈夫って言われる。何気にピンチじゃね?

目次

  1. カウンターに到着
  2. 私達の車「ヤリス」登場
  3. 一応キズなども確認してみる
  4. 交換の車は無いだと!?
  5. レンタカーは大手の業者が安心だ

カウンターに到着

なんかエンジンから凄い音が鳴ってるんだけど・・・大丈夫って言われる。何気にピンチじゃね?

私の猛烈な心配をよそに、私達を乗せたシャトルバンは、空港から10分ほどの場所にある、AIRPARK CANTERBURY のオフィスカウンターに到着した。私達がエクスペディア経由で借りたはずのレンタカー会社「Drive NZ」の文字はどこにも見当たらないのだが、名前とレンタカー予約の控えを見せると、スタッフは書類を取り出し、普通に手続きを進めていく。

カウンターでスタッフが取り出した書類には、ちゃんと「DriveNZ」の文字を確認。どうやら、おっちゃんドライバーの言っていたことはすべて正しかったようだ。

私は、カウンタースタッフの案内に従って、書類にサインをしていく。そこに一箇所、免責補償(何か事故や盗難があった場合には通常2,000NZドルの免責額がかかるが、追加補償をつければ、その免責額が0になる)を付けるかどうかの選択箇所があったので、私はスタッフに聞いてみることにした。

モリオ:「この追加の免責補償は、1日いくらぐらいですか?」
スタッフ:「えーっと・・・たしか、25NZドル〜30NZドルだったと思います。」

そんなに高くないので、何かあったときのために私は追加の免責補償に申し込む欄にチェックを入れる。

モリオ:「これ、領収書もらえます?」
スタッフ:「いえ、本日は担当者が居ないので、後日用意します。」
モリオ:「では、返却時にもらえるんですね?」
スタッフ:「そうです。」

そんなことを言っているが、結局、車返却時にも、この追加免責補償の領収書をもらうことは出来ず、さらに、料金をクレジットカード請求されることも一切無かった。つまり、追加の免責カバーの手続きなんて何も行われなかった・・・ということだ。

また、ここのスタッフの話では、「DriveNZ」のレンタカー業者に委託を受けて、この駐車場業者「AIRPARK CANTERBURY」がレンタカー契約者にレンタカーを貸し出している・・というようなことをやっているのだとか。つまり、私が契約したレンタカー会社の責任者はここには誰も居ない。。ということか。

そんなことを考えていると、何やら建物の外で、かん高い「キュル!キュル!キュル!キュル!!!!」という異音が聞こえてきた。

スタッフ:「車が用意できました。」

・・・え?まさか、さっきのヤバい音って、私達が借りる車の音なの?(汗)


私達の車「ヤリス」登場

なんかエンジンから凄い音が鳴ってるんだけど・・・大丈夫って言われる。何気にピンチじゃね?

建物の外に出ると、そこには白いトヨタのヤリス(日本名:ヴィッツ)が私達を待っていた。車を持ってきたスタッフ(シャトルドライバーのおっちゃん)が、一旦車のエンジンを止め、再度キーを回してエンジンを回す。すると、何ということでしょう・・・周りに居た誰もがびっくりして振り返るぐらいヤバい異音を鳴り響かせながら、私達のヤリスはエンジンを回転させ始める。

モリオ:「ちょっ・・・え!?」
ミヅキ:「なんか・・・やばくない?」
おっちゃん:「最初は音がすごいけど・・・ほら、アクセル吹かせたら鳴り止むし、走ってるうちに良くなってくるよ。問題ないよ!」

・・・ちょっとまってくれ。問題ないって・・・大ありだろう(汗)?


一応キズなども確認してみる

なんかエンジンから凄い音が鳴ってるんだけど・・・大丈夫って言われる。何気にピンチじゃね?

大丈夫ではないが、一応車についているキズなどを確認し、気になるところは写真に収めていく。さすが、海外のレンタカーはキズだらけだ。しかも、ホイールもちょっと歪んでたりしてないか?(汗)

モリオ:「このホイール大丈夫?」
おっちゃん:「大丈夫!」

こういう適当な所・・・やっと海外旅行にやってきたという自覚が湧いてくる(笑)。いやいや、笑っている場合ではない。あのエンジンの異音は怖い。明日にはクライストチャーチを離れ、山奥のテカポ湖周辺に行かなくてはいけないのだ。車が途中で壊れたりしたら・・・恐ろしすぎる。


交換の車は無いだと!?

なんかエンジンから凄い音が鳴ってるんだけど・・・大丈夫って言われる。何気にピンチじゃね?
モリオ:「いや、このエンジン音良くないので、車を代えて欲しい・・。」
おっちゃん:「いや、これしか車がないんだ。」
モリオ:「でも、もし車が壊れたら?」
おっちゃん:「ロードサービスに連絡してくれ。」
モリオ:「えー・・・(汗)でもやっぱり変えて欲しい。」
おっちゃん:「だめなんだ。Drive NZに電話して聞いてみてくれ。」

駄目だ・・・らちがあかない。私が契約したレンタカー会社はここにはおらず、貸出業務を委託されている駐車場業者が居るだけなので、全く責任感も無し。しかもエクスペディア経由で借りてるけど、エクスペディアには問い合わせる窓口も無い。

モリオ:「本当に大丈夫?」
おっちゃん:「大丈夫。」
モリオ:「・・・OK。」
おっちゃん:「あと、ニュージーランドでは絶対に車内に荷物を置いて、車を離れるのは絶対に駄目だからね!」
モリオ:「OK。」

どうやら、ニュージーランドでは車上荒らしが頻繁に起こっているようだ。気をつけよう。ちゅうか、そんなことよりも、車が壊れないかどうかが心配だ。


レンタカーは大手の業者が安心だ

なんかエンジンから凄い音が鳴ってるんだけど・・・大丈夫って言われる。何気にピンチじゃね?

そうして私達は車にスーツケースを乗せ、甲高い異音を響かせて車のエンジンをオンにする。ニュートラルの状態で軽くアクセルを吹かせると、そのエンジンの異音は収まって通常の車のエンジン音に戻っていく。私が車内からおっちゃんの方を振り返ると、うんうんと頷きながら、彼は仕事場へと戻っていった。

モリオ:「じゃあ、、、行くか。」
ミヅキ:「行こう。」

世界最高の星空が待つ、テカポ湖への私達の冒険が始まった。