旅行記 -

千尋のお父さんとお母さんが豚になったトンネル

目次

  1. 九份の街を下る
  2. 金山としての九份
  3. 金鉱山のトンネル
  4. 赤い橋のオブジェ
  5. 九份を離れ十分ランタン上げへ

九份の街を下る

千尋のお父さんとお母さんが豚になったトンネル

食事を終え、私達はガイドさんとともに九份の街を下ってゆく。

ガイドさん:「皆さん、千と千尋のお父さんとお母さんが豚になったトンネル見てみたいですか?」

私も千と千尋の神隠しは見たのは見たけど、あまり詳しい設定は覚えてなかったのだが、とりあえずこういうときは「行きたい!」といってついていくのが良い。

ミヅキ:「行ってみたいですー!」
ガイドさん:「では行ってみましょう!」

後で調べてみたが、千と千尋の神隠しでは、主人公とその両親が現実世界と神の世界の境界にあるトンネルを抜けて、神の世界に迷い込んでしまい、その神の世界の油屋に備えられていた神様への供え物を両親が食べてしまい、その罰として両親は豚にされてしまい、主人公は自分の名前を取られて油屋で下働きをさせられてしまうという話なのだが、ここ、九份が千と千尋の舞台と仮定するなら、九份にあるというそのトンネルは、まさに物語の舞台にふさわしいものだ。


金山としての九份

千尋のお父さんとお母さんが豚になったトンネル

九份の街を上に見ながら、電飾で飾られた薄暗い歩道を歩く私達。実はこの九份という場所は、台湾が日本の統治下にあった時代に金鉱山として栄えた街だったそうだ。そのため、この九份にはたくさんの金鉱山のトンネルが掘られており、今でも史跡としてそのトンネルは残されているのだ。


金鉱山のトンネル

千尋のお父さんとお母さんが豚になったトンネル

そうして連れてきてもらった金鉱山のトンネル跡がこちら。ここが千尋のお父さんとお母さんが豚になったというトンネルらしい。

薄暗く照らされたこのトンネルはちょっとおどろおどろしい雰囲気を醸し出している。中を覗くのはちょっと怖いので、外から写真を一枚。


赤い橋のオブジェ

千尋のお父さんとお母さんが豚になったトンネル

そのトンネルの近くには、旧正月のときに飾り付けられたという赤い橋もライトアップされて置かれていた。台湾では赤い橋を渡ると幸せになれるという言い伝えがあるようで、この橋の上では、訪れた人が記念写真を撮って楽しんでいた。私達も幸せを願って写真を一枚。


九份を離れ十分ランタン上げへ

千尋のお父さんとお母さんが豚になったトンネル

現在時刻は18時30分過ぎ。そろそろ九份を離れ、十分のランタン上げへと向かう時刻がやってきた。ここ九份から十分までは車で約30分の距離にあるということなので、私達は歩いて最初の駐車場の方へと歩き始める。

それにしても、九份は滞在中ずっと雨が降ったままだったが、十分の天気はどうなんだろうか?ちゃんと灯籠上げができるのだろうか?状況が良くなることを祈りつつ、私達は車に乗って十分へと向かう。