旅行記 - 1月4日

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:ザンジバルビーチ編29] 悲報。ウニの棘が足裏に突き刺さる!

目次

  1. シュノーケルへ
  2. 空はドンより
  3. 黒い物体。
  4. シューズがない!!

シュノーケルへ

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:ザンジバルビーチ編29] 悲報。ウニの棘が足裏に突き刺さる!

では、先日断念したシュノーケルへ再び挑んでみたいと思う。昨日はフィンは持たず、クロックスのシューズとマスクだけでチャレンジしたが、シュノーケル先輩のスウェーデン夫婦の話を聞く限りではかなり遠くに泳いでいかないとダメっぽいと感じたため、今日はこのフィンをエクスカーションデスクから借りてきた。確か1日レンタルで5ドル前後じゃなかったかなぁ?ウル覚え。


空はドンより

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:ザンジバルビーチ編29] 悲報。ウニの棘が足裏に突き刺さる!

今日の空は、さっきまでは晴れてたんだけど、今は厚い雲に覆われてドンよりしてしまっているが、まさかこのシュノーケルの暗雲を暗示しているのか?いやいや、そんなことはないはずだ。迷わず海へと向かっていこう。ちなみにミヅキはちょっと休憩したいとのことで、お部屋で休んでいてここに居るのは私一人。


黒い物体。

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:ザンジバルビーチ編29] 悲報。ウニの棘が足裏に突き刺さる!

潮が引きかけている場所の水面の様子。何やら地面には黒い丸いものがゴロゴロしている。。。実はこれ、日本では高級珍味として人気の高いウニ。ここアフリカのタンザニアでは、このウニを食べる習慣は無いため、こんな感じで誰にも見向きもされず、完全放置されているのだ。では、そろそろこの辺でシューズをフィンに履き替えよう。

足元は水に浸かっていてちゃんとは確認できないが、多分真下にはウニは居ないはず。まずはシューズを脱いで、フィンを履き替える、、、と、その時だった。裸足になって地面に足を下ろした瞬間、足裏に激痛が走る!うぉ!砂の下にウニが隠れていたのか(汗)慌てて足を上げ、不安定な状態で足裏を覗くと、そこには5本ほどウニの棘が刺さっている。。。刺さりの浅い棘は、指で掻きむしるように抜いたが、一本だけ中で折れて出てこない棘がある。これは一旦戻らないと、痛くてシュノーケルどころではない。


シューズがない!!

[北欧とアフリカを巡る年末年始の冒険旅行記:ザンジバルビーチ編29] 悲報。ウニの棘が足裏に突き刺さる!

そのアクシデントのパニックで、脱いだシューズが今度はどこかに消えてなくなっている。。。これ、一体どうしたら良いんだ?(涙)。そんなパニックの私の横を悠々と歩いて沖に向かう地元の漁師さんらしき人が通りすぎる。もしかしたら、ここの人って凄く目が良いんじゃないかな?とっさにそう思い、慌てて駆け寄り、彼にシューズの片方を見せてこのシューズ見なかったか聞いてみた。英語はよくわかっていない感じだったが、私の手からシューズを取ってそれを水にプカプカ浮かせて見たかと思うと、その漁師さんは何もなさそうな、海の場所を指差す。その場所は今の場所から100mほど陸に戻った場所だった。だが、目の悪い私には何も見えない。私もその場所を指さし「あそこ?」とジェスチャーすると、彼は大きく頷く。ここは彼を信じて行ってみるしか無い。

モリオ:「ありがとう!」

そう言い残し、私は何も見えないその浅瀬のポイントめがけて、痛い足を引きずりながら歩いてゆく。水は腰下ぐらいの位置のため、結構歩きにくいが、とにかく歩いて行くしか無い。途中、フィンのゴムを突き破って何本か再び足裏にウニの棘が刺さるが、運良くそれらの棘は真っ直ぐ刺さっていたので簡単に手で抜き取れた。ちゅうか、、、ウニの棘ってフィンのゴムぐらいだったら簡単に突き抜けてくるんだな。。。ヤバいな。

そうして、ようやく彼が指差したであろう場所に来ると、なんと本当に私のシューズがプカプカ水面に浮いているのだ。ほんと、アフリカの人って目がいいな。彼ははるか遠くに行ってしまっていたが、私はありがとうと叫びながら手を振って感謝の意を表わす。無事シューズは取り戻すことは出来たが、、、これは、もしかしたら神様が、私がここでシュノーケルするのを全力で止めているのかもしれない。ここはおとなしく引き下がり、足裏に突き刺さったウニの棘をなんとかしたほうが良さそうだ。