旅行記 - 1月5日

[初海外の両親を連れて冬の地中海クルーズ旅行記25] 2日目・母、バルセロナ国際空港のトイレに閉じ込められる(汗)

目次

  1. エミレーツ航空の欧州行きの機内はかなり暑い
  2. 少し広くなった場所で点呼
  3. 母の手を引いて
  4. 母は絶好調!父は機内のお土産?を持って、、、
  5. 母、大きいトイレに閉じ込められる
  6. 待ってる間にスーツケースから上着も出せた

エミレーツ航空の欧州行きの機内はかなり暑い

[初海外の両親を連れて冬の地中海クルーズ旅行記25] 2日目・母、バルセロナ国際空港のトイレに閉じ込められる(汗)

バルセロナ国際空港に到着!7時間余りのフライトはかなり短く感じた。関空ードバイ線の機内の中も、ドバイーバルセロナ線の機内の中もかなり暑く、タートルの下に汗をかいてきたので全部脱いで、上半身は下着(ババシャツ)1枚で過ごした。モリオなんか機内だけにとどまらず、ドバイ国際空港の中までヒートテック1枚でウロウロ。

両親に「暑くない?」と聞いても「まぁ、ちょっと暑いけど、上着脱ぐくらいで丁度いいよ。」と言ってるし、周りに座ってる他の人たちを見ても意外と普通の格好をしているから、「もしかして私とモリオだけがおかしいんじゃないの?」と焦っていたら、なんと私たちと同じように薄着の半袖半ズボンの人が!(驚)

サスガ!なんか旅慣れた感じの男性だ。半袖半ズボンをもしも持ってたら、私も同じように着替えただろうなぁ。体感温度って人それぞれだと思うし、その時の体調によっても変わってくると思うので、これからは冬でもちゃんと半袖になれるように下に着こんでおくとか、ちょっと見栄えが良い(洋服みたいに見える)ババシャツを買って着てこようと誓った。


少し広くなった場所で点呼

[初海外の両親を連れて冬の地中海クルーズ旅行記25] 2日目・母、バルセロナ国際空港のトイレに閉じ込められる(汗)

飛行機から降りて、バルセロナ空港に到着後、建物の中の広いところまで各自移動してそこで点呼。ピンクの紙はてるみくらぶの各ツアーの添乗員さんが持っているそれぞれのツアー名を書いた紙だ。

私たちの『地中海クルーズ7日間ツアー』以外にも『地中海クルーズ11日間ツアー』や『バルセロナからヨーロッパ周遊のツアー』、『スペイン周遊のツアー』など、かなりたくさんのツアーがあった。てるみくらぶだけでも相当の大人数だ。みんなが集まったのを確認後、添乗員さんが、ここから先の流れを説明してくれる。

実は私は人の顔を覚えるのが結構苦手なんだけど、点呼で何度か集合しているうちに少しずつ同じツアーの人の顔を覚え始めて、点呼以外のところですれ違ったりしてもちゃんと挨拶できるようになってきた。みんな足が弱い母のことを気遣ってくれて椅子を譲ってくれたり…と、とても親切にしてくれる。ありがとうございます。私たち以外にも4人の家族単位で申し込んでいるグループが2~3組居るみたい。みんな、明るくていい人たちだ。ここから先のツアー、楽しめそうだ。


母の手を引いて

[初海外の両親を連れて冬の地中海クルーズ旅行記25] 2日目・母、バルセロナ国際空港のトイレに閉じ込められる(汗)

今回の旅程で一番歩くんじゃないか?と想像したのは「ドバイ国際空港での乗り換え」と「バルセロナ空港に到着したとき」。「ドバイ国際空港での乗り換え」のときは、母が1億円が当たる宝くじを引いたりしてかなり盛り上がってて気が付いたら搭乗ゲートまで来ていたって感じだった。バルセロナの空港にはドバイの空港みたいに気がまぎれるようなものは無いから、母さん、みんなと一緒のペースで歩けるかなぁ。ちょっと心配。ここでもできるだけ前の方でスタートして、途中、みんなに少しずつ追い抜かれながら歩いて、最後、みんなと一緒に到着というのを心がけて行こう。


母は絶好調!父は機内のお土産?を持って、、、

[初海外の両親を連れて冬の地中海クルーズ旅行記25] 2日目・母、バルセロナ国際空港のトイレに閉じ込められる(汗)

私の心配をよそに母の足取りは軽く、信じられないくらいの絶好調ぶり。

ミヅキ:「母さん、足、痛くない?」
母:「うん!大丈夫よ♪全然痛くないわぁ。ここからバルセロナの観光が始まるんやろ?母さん楽しみやわぁ~♪」

ヨーロッパに一度行ってみたいと言っていた母。今、歩いているのがそのヨーロッパの空港なのだ。嬉しくて普段は痛い足も嬉しさが大きすぎて痛さが吹っ飛んでいるようだ。

いつも先々歩いて行ってしまう父も同じ。ここからの観光が楽しみで仕方がないといった様子だ。そして父が左手に持っている黒い袋は私が機内で必要なもの(マスクとか首枕とか足置きとか耳栓とか)を入れて渡していた袋だったんだけど、今はその袋の中には機内で食べなかったパンやミネラルウォーター、オレンジジュースとかがいっぱいに詰め込まれている。

ミヅキ:「父さん、この袋の中のパンとかジュース、どうするん?」
母:「これ、飛行機のお土産よ~♪途中で喉が渇いたりしたら飲むわ~。」
父:「このジュースとか水があったら薬も飲めるし便利やけんのぉ♪」

飛行機のお土産?まぁ道中、薬を飲むときや喉が渇いたときに案外重宝するかも?(笑)。


母、大きいトイレに閉じ込められる

[初海外の両親を連れて冬の地中海クルーズ旅行記25] 2日目・母、バルセロナ国際空港のトイレに閉じ込められる(汗)

入国審査はモリオと父のチーム、私と母のチームと二手に分かれて審査をしてもらった。特に何かを英語で聞かれることもなく、スムーズに入国完了。

さて、後はスーツケースをピックアップするだけだ。バゲージクレームのところにはまだ荷物は来ていない。

モリオ:「トランクが流れて来たらボクがピックアップしとくんで、お父さんとお母さんは今のうちにトイレに行ってきてください。ミヅキ、トイレに連れて行って!」
ミヅキ:「OK!そしたら、父さん、母さん、先にトイレに行っとこう!」

トイレの場所はプレートが付いているのですぐにわかる。

ミヅキ:「父さん、男子はこっちやから、ここでトイレに行って終わったらさっきのモリオのところまで自分で行ってね。女子は混んどるし、私は母さんと並んどくけん。」
父:「うん、わかった。ほしたら終わったら先にモリオんとこ行っとくわ。」
ミヅキ:「そしたら、また後でねー。」

父とトイレの前で別れ、私と母は女子トイレへ。どんな場所でもそうだけど、女子トイレはいつも混んでいる。この空港のトイレもそうだ。母と並んでいると目の前に身障者用のトイレがある。

母:「あれ?ここ、空いてるんじゃない?」
ミヅキ:「え?そうなん?」

ノックしても返事がないのでドアを触ると、、、本当に中には誰も居なかった。

母:「ここが開いてるし、ここも使っていいんじゃない?」
ミヅキ:「そうやね。今のところ車いすの人も居らんし、有効に使ったらいいと思うよ。」
母:「そしたらミヅキちゃん、先に行く?」
ミヅキ:「ううん、母さんが先に行って。もしかしたら母さんの後に身障者の人が来るかもしれんし、もしも来たらこのトイレ使うやろうから私はこっちの普通のところに並んどくわ。」
母:「そう?そしたら母さんがこっちのトイレ使うね。」
ミヅキ:「たぶん、私がトイレから出てくるより母さんが出てくるほうが早いと思うけん、母さんトイレから出て来たらどうする?私が出てくるまで待っとく?それか、モリオが居った場所に先に行っとく?」
母:「そしたら母さん、トイレから出て来たらミヅキちゃん待たずに先にモリオ君のとこに行っとくわ。そんで、モリオ君がトイレに行けるように荷物を見とくわ。」
ミヅキ:「あぁ、それがいいね。そしたらトイレから出たら母さんは先にモリオのところに行っといてね。モリオの場所わかる?」
母:「うん、あっちやろ?わかるよ。」
ミヅキ:「OK!じゃぁ、また後でねー。」

母はそのまま身障者用の大きな多目的トイレに入り、私は普通のトイレに並ぶ。同じツアーの人と一緒になったので「混んでますねぇ」なんて話しながら少しずつ進み、、、ようやく私の番が来た。

やっとトイレが終わり、身障者用のトイレのドアも閉まっていたので「母はきっとモリオのところに行っているだろう」と思って私もみんなのところへ戻る。。。が、あれ?母が居ない??

ミヅキ:「あれ?母さんは?」
モリオ:「え?一緒じゃなかったん?ここにはまだ帰ってきてないよ?」
ミヅキ:「えー!うそぉー!?マジ?どうしよう。まだトイレから出てきてなかったんや!もう1回トイレ行ってくる!」

どうしよう!こんな大きな海外の空港で母が迷子になんかなったら大変だ!

ダッシュでトイレに戻ると、青い顔をした母が「ミヅキちゃーん!」と手を振りながら反対の方向から歩いてきた。

ミヅキ:「母さん!大丈夫?どうしたん?モリオの場所がわからんなった?」
母:「実はね、母さん、さっき入ったトイレの鍵が開かんくなって、大変やったんよ。」
ミヅキ:「え?マジ?で、どうしたん?」
母:「大声で『すいませーん!』って叫びながらドアをドンドン叩いたら係の人が来て開けてくれたんよ。」
ミヅキ:「ええーーー!?そうやったんや。あたしがトイレ終わった時、もしかしてまだ母さん、中におったんやろか。ゴメン、気が付かんくて。」
母:「うううん、大丈夫よ。それでね、慌ててトイレから出たけん、方向間違えたんよ。母さんこそ、ごめんね。」

あぁぁ、すぐに見つかって良かったぁ~。すぐそこだからと言っても、やっぱり別行動したら絶対にダメだな。ここは言葉も通じない海外だからね。ちゃんと責任もってサポートしないと。

大の大人でもパニックになって慌てると、方向を間違えたりすることもよくある。自分が向かう場所は「あっちの方向」みたいに覚えるんじゃなくて「5番のテーブルのところ」とか「Aの看板のところ」みたいにどっちの向きから見ても間違わないようなマークや看板などを目印にするといいだろう。


待ってる間にスーツケースから上着も出せた

[初海外の両親を連れて冬の地中海クルーズ旅行記25] 2日目・母、バルセロナ国際空港のトイレに閉じ込められる(汗)

みんなのスーツケースが揃って、ツアーの点呼が終わるまでにかなり時間があったから、スーツケースの中に入れていたコートやジャケットも無事出せた。これで外が寒くても大丈夫。

ツアーのみんなも無事全員集合!ここからバスが待機している場所まで各自スーツケースを持って移動する。さぁて、ここからバスに乗ってバルセロナ観光に出発だ!