旅行記 - 2月10日

[ハワイ最後の楽園「モロカイ島」旅行記59] フラ・発祥の地で本場のフラのライブを見る

目次

  1. ん?何かやってる?
  2. 近くまで見に来ると、、、、
  3. フラが始まった
  4. 綺麗な夕陽を見ながら
  5. 夕日が沈んでいく

ん?何かやってる?

[ハワイ最後の楽園「モロカイ島」旅行記59] フラ・発祥の地で本場のフラのライブを見る

コーヒータイムしようと部屋のラナイ(ベランダ)に出ておやつ食べようとしたら、どこかからギターの音がする。

ミヅキ:「ん?何かギターの音が聞こえるね。」
モリオ:「あ、あそこで何かやってるんちゃう?」

モリオが指さす方を見ると、私たちの部屋のベランダのちょうど真ん前あたりにあるテーブルセットの場所にたくさんの人が集まってる。ん?何かやってるのかな?


近くまで見に来ると、、、、

[ハワイ最後の楽園「モロカイ島」旅行記59] フラ・発祥の地で本場のフラのライブを見る
ミヅキ:「何やってるんやろう?ちょっと見てくるわw」

何かイベントとかやってるのかな?ちょっと近くまで様子を見に来た。

ここに集まっている人たちは、このリゾートに宿泊してる人も居るし、近くの宿泊施設やB&Bから来た人も居るみたい。部屋に置いてあるキャンプチェアを持ってきて座っている人も居れば、クロスやマットを敷いて座っている人、そのまま地べたに座ってくつろいでいる人など、みんな思い思いのスタイルでリラックスモードだ。

ギターを演奏しているおじさんは、CDとかを出しているアーティストでライブイベントをしているっぽい。弾いてるのがウクレレだったら【まさにハワイアン♪】な雰囲気なんだけど、弾いてるのはギター。でも、ハワイでよく聴く名曲を順番に弾いてくれて、、、しばらくボーっとしながら緩やかなギターの音色と海の波の音と鳥の声のハーモニーを楽しむ。は~、やっぱりモロカイ島っていいなぁ。このゆったりとした時間の流れがすごく心地良い。


フラが始まった

[ハワイ最後の楽園「モロカイ島」旅行記59] フラ・発祥の地で本場のフラのライブを見る

そうして数曲うっとりしながら聴いていると、ギターのおじさんが1人の女性を紹介。その女性は真っ赤な衣装を身にまとっている。ギターの演奏に合わせてとても優雅にフラを披露し始めた。うわ!素敵!!

そう言えば、ここモロカイ島は「フラ」発祥の地だ。ここから2分ほどの場所にあるさっき見に行ったパポハクビーチではフラの誕生を祝って毎年5月に「踊りの中心」を意味するカフラピコという祭りが開かれている。そんなフラの起源の地で本場のフラを見ることができるなんて、、、何てラッキーなんだろう。

フラが大好きでフラの教室に通っている小学生の姪っ子にも見せてあげたいなぁ、、きっとめちゃくちゃ喜んで思わず立ち上がって一緒に踊りだすだろうなぁ、、、と思いながら見ていたら、なんとゲストの女性が立ち上がって踊り始めた。きっとフラを習っているか何かでこの歌の振り付けを知っているのだろう。赤い衣装の女性と同じダンスを優雅に踊っている。

するとギターのおじさんが「前に出てきて一緒に踊って♪」と声をかけて、、、綺麗な音色の中で女性二人の素敵なフラが披露される。神に捧げる神聖なフラ。夕日が沈み始めてちょっとセピア色がかった風景がノスタルジーな景色になってゆく。


綺麗な夕陽を見ながら

[ハワイ最後の楽園「モロカイ島」旅行記59] フラ・発祥の地で本場のフラのライブを見る

優雅なフラとハワイアンなギターの音色をたっぷり堪能した私はモリオがおやつを食べているラナイに戻る。

ミヅキ:「近くでフラ見てきたけど、良かったよ~。うっとりした。」
モリオ:「うん、ここからでも雰囲気は見えたよ。なんかのんびりしてるなぁ。」
ミヅキ:「ホント。オアフ島みたいにいろんな刺激は無いけど、こののんびりした感じ、凄く好きやわ。」
モリオ:「ほんまにリラックスするなぁ。」

コーヒーを飲みながら、目の前のフラとギターのライブをボーっと眺める。このモロカイ島が老人たちに大人気な理由がわかる気がする。何もしていないんだけど、何ともいえない満足感を得られる時間が流れている不思議な島なのだ。


夕日が沈んでいく

[ハワイ最後の楽園「モロカイ島」旅行記59] フラ・発祥の地で本場のフラのライブを見る
モリオ:「夕日が沈むところ、見に行くか?」
ミヅキ:「うん!行こう!」

飲みかけのコーヒーのマグカップを持って、また芝生の中に歩いてゆく。普段は馬鹿なことばっかり言い合って喧嘩ばかりしてる私たち夫婦だけど、こんな場面ではちゃんとロマンチックな気持ちになれるスイッチを持っているw

ゆっくりゆっくりと水平線の向こうへ沈んでいくオレンジ色の夕日。あまりのアメージングな景色に周りの人もみんな見とれている。いつもは忙しい時間の流れの中で生きている私たち夫婦にとって、このモロカイ島でのゆっくりとした時間の流れは何物にも代えがたい体験となった。モロカイ島に来て、本当に良かった。