記事

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

目次

  1. 新型コロナの影響下での国内旅行の様子をレポート!
  2. 空港の様子
  3. 飛行機の中は常にマスク着用
  4. コロナ影響下でのホテルの様子
    1. チェックイン前の検温
    2. 至るところにアルコール消毒
    3. 客室内にも消毒液
    4. エレベーター内のコロナ対策
    5. ビーチパラソルにもソーシャルディスタンス
    6. ビュッフェ / バイキングでのコロナ対策
      1. 手袋+マスクが必須
      2. スタッフもマスク+手袋
    7. ホテル主催のアクティビティの様子
      1. シュノーケルアクティビティに参加
  5. 観光地でのコロナ対策
    1. 一部施設は休止状態
  6. 旅行先でのマスクの準備は必須
  7. コロナ環境下での新しい旅行スタイル「新しい旅行様式」

新型コロナの影響下での国内旅行の様子をレポート!

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

移動自粛要請は解除されたが、まだまだ新型コロナの影響が続く日本列島。そんな状況下で国内旅行の様子もかなり様変わりしている。

今回私達は、夏の沖縄旅行に向かい、移動手段である飛行機はもちろん、沖縄のホテルや観光地の現状を調査してきたので、その詳細をレポートしたいと思う。

新型コロナ(COVID-19)が騒がれ、国内の移動自粛要請が始まったのが2020年4月中頃。その後、観光地が閉鎖されたりホテルなども次々と閉鎖されたり営業中止になったりした。

その後、ゴールデンウィークが明けた5月中旬に緊急事態宣言が解除となり、更にその1ヶ月後の6月中頃から少しずつホテルや観光地の営業も再開されはじめ、また都道府県をまたいだ移動の自粛も解除され今に至るが、そろそろ国内旅行を再開したくてウズウズしている人も多いはず。

「旅行には行きたいけど、まだ行かないほうが良いんじゃないか?」

そんな複雑な気持ちを抱えながら悩んでいる人に、日本の大人気の観光地である沖縄の今の様子を一足早くお届けしたいと思う。


空港の様子

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

私達が沖縄旅行に向かったのは7月上旬頃。今回はJALさんの国内線で大阪・伊丹から沖縄まで向かうことになったが、その伊丹空港の飛行機の搭乗シーンがこちら。新型コロナの影響下で、飛行機に搭乗する際は必ず「マスク着用」が義務付けられており、乗客も全員がマスクを着用し搭乗ゲートを進んでいく。

ここで驚いたのはその搭乗率の高さ。まだかなりのフライトが減便されている状況もあり、飛行機は満席状態となっていた。

「海外旅行はまだ無理だけど、国内旅行には行きたい。」

そんな人が、私達も含めたくさんいるのがこのフライトを通して伝わってきた。


飛行機の中は常にマスク着用

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

飛行機に乗り込んでも、もちろん常にマスク着用する。機内サービスの飲み物を飲むとき以外はほぼマスクを付けて席に座る。機内サービスもかなり縮小されている感じにはなっているが、この状況が、新型コロナの環境下での新しいフライトの形となっている。


コロナ影響下でのホテルの様子

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

フライトも無事終わり、私達はレンタカーを利用して、今回の沖縄旅行の滞在先である沖縄・恩納村にあるリニューアルしたばかりのホテル、ルネッサンスリゾートオキナワに到着した。このホテルでも、様々なコロナ対策が行われていた。

チェックイン前の検温

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

まずホテルに到着すると、最初にゲストの検温が行われていた。このときの私達の体温は、ミヅキが36.1℃、私が35.6℃と平熱。問題なく検温をパスしホテルにチェックインすることになった。

至るところにアルコール消毒

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

このルネッサンス沖縄は、ホテル内に様々な施設を備えているリゾートホテル。レストランはもちろん、ホテル館内の様々な場所にアルコール消毒液が設置され、好きなときに手の消毒を行うことができる環境が整っていた。

客室内にも消毒液

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

ホテルのパブリックエリアだけでなく、プライベートエリアである客室内にも消毒液が設置されている。外から部屋に帰ってきたら、気になる場所にシュッと吹きかけてすぐに消毒ができるというわけだ。

エレベーター内のコロナ対策

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

密室環境になりやすい密室空間であるエレベーター内。ここではコロナ対策として、あの有名な消毒液「クレベリン」を使った殺菌処理が行われていた。徹底したコロナ対策に、宿泊者である私達も安心を覚える。

ビーチパラソルにもソーシャルディスタンス

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

ルネッサンスリゾートオキナワにはプライベートビーチもあるのだが、ここにも新型コロナ対策として、ソーシャルディスタンスを保つために、ビーチパラソルも間隔を空けて用意されていた。ビーチパラソルを利用できる人数は減ってしまうが、他人とのソーシャルディスタンスを保つためには最善の策だ。

ビュッフェ / バイキングでのコロナ対策

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

飛沫感染がしやすいビュッフェ / バイキングでもしっかりとコロナ対策が行われていた。

手袋+マスクが必須

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

このルネッサンスリゾートオキナワでは、メインレストランでは朝食、ランチ、ディナーでのビュッフェ / バイキングが復活しているが、食事を取りに行く際には、トングを持つ手にはビニール手袋、顔にはマスクの着用が義務付けられている。

スタッフもマスク+手袋

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

食事を作っているスタッフも、全員がマスクと手袋をつけて作業を行っていた。真夏の沖縄では、手袋やマスクはかなり蒸し暑いが、それでも頑張って作業をしてくれているスタッフの努力には脱帽だ。

ホテル主催のアクティビティの様子

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

ホテル館内でのコロナ対策を見てきたが、続いて訪れたのは、ホテル主催のアクティビティだ。私達がこのときに参加したのはサンセットクルーズだったが、コロナ対策として人数制限を普段の半分程度に抑えて開催されていた。

またアクティビティは決められた時間に指定の集合して行われるのだが、船に乗り込む前には手の消毒作業が全員に義務付けられ、スタッフが一人ひとりの手に消毒液を吹きかけていた。

なお、アクティビティ参加のゲストは特にマスク着用は義務付けられていなかったが、ゲストみんなそれぞれがマスクを着用して集合場所に訪れ、船に乗り込んだ後に自分のスペースを確保したところでマスクを外してアクティビティを楽しみ、アクティビティ終了後に船を降りる際に再びマスクを着用して、おのおのが解散していく・・といった流れが自然に生まれスムーズに行われていた。

ソーシャルディスタンス的には普段、近くのショッピングモールに買い物に行っている時と同じか、むしろそれよりはお互いに気を使いあって距離を取っているような感じ。

ホテル側もコロナ対策を徹底しているが、参加する私達ゲストも一人ひとりがコロナ対策を心がけるといった雰囲気。これはコロナの影響下での「新しい旅行様式」なのかもしれない。

シュノーケルアクティビティに参加

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

私達は先のサンセットクルーズだけでなく、海のシュノーケルアクティビティにも参加した。流石にシュノーケルでマスク着用は不可能なので参加者はアクティビティ中はマスクは付けてはいないが、シュノーケルの機材は使う前にも消毒液での消毒作業が目の前で行われたり、参加人数が絞られ、各参加者同士のソーシャルディスタンスは確保されている。

また1日のアクティビティ開催の頻度も少なくなっていたりと、できる限りのコロナ対策が行われていた。


観光地でのコロナ対策

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

旅行先ホテルでのコロナ対策は、さすが徹底されていたが、ではホテルの外の観光地でのコロナ対策はどうなっているのか気になるところ。私達は沖縄の焼き物のメッカ「やちむんの里」を訪れた。

このやちむんの里には、陶芸の工房やギャラリーが集まっている。そのいくつかの場所は休業したりしていたが、その多くは営業時間を短縮しつつも、通常通り営業を行っていた。

現地の人の話では「4月5月6月は観光客が居なくて本当に大変だった。確かにコロナは心配だけど、しっかりと対策をしつつ観光客には来て欲しいというのも本音」とのこと。

各施設やお店では消毒液を店頭に置き、マスク着用やソーシャルディスタンスに気をつけるよう呼びかける張り紙などがしてある。

訪れている旅行者もマスクは当然と言った感じで、店に入る前には手指の消毒をし、それぞれが注意しつつ観光をしているといった感じだ。

一部施設は休止状態

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

多くの施設は通常営業が行われてはいたが、多くの人が訪れるソーシャルディスタンスが保たれにくい観光スポットは、引き続き休止状態となっていた。

今、少しずつ日本全体で自粛モードが解除されているので、もう少ししたら人気の観光スポットもソーシャルディスタンスを保つことに工夫しつつ、通常営業に戻っていくと思われる。観光地の現場でも、試行錯誤しながらなんとか観光事業を存続させようと頑張っている感じだった。


旅行先でのマスクの準備は必須

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

今回のコロナ環境下での沖縄旅行ではっきりしたことは、ホテルでも観光地でも人が集まりやすい場所では、マスクの着用がほぼ必須となっていたところだ。もちろんマスク着用は強制ではないけれど、やはり、ひとりひとりの新型コロナに対する心構えが大切。わたしたちが見た限りでは、ほぼどこでもみんなマスク着用をきちんとしていた。

このコロナ環境下で旅行に行く際は、滞在中のマスク+αはきちんと用意して向かわないといけないだろう。もちろん、自分や同行者の体調が優れないときは、観光地の人のことも考え、絶対に無理をして向かわないようにするということも大切な心構えだ。


コロナ環境下での新しい旅行スタイル「新しい旅行様式」

旅行に行ってもいい?新型コロナで旅行はこんなに変わった!

新型コロナの影響下での国内旅行の様子「新しい旅行様式」はいかがだっただろうか。ホテルや観光地では、しっかりとしたコロナ対策が施されており、普段の生活よりも更にしっかりとしたコロナ対策が行われていると感じた。

自分や同行者の体調が問題無いのであれば、旅行にでかけても良いんじゃないのかなぁ?というのが、今回の沖縄旅行を通して感じたことだった。

緊急事態宣言が解除され、最近では首都圏を中心にコロナ感染が再び拡大しつつある現状で、旅行に出かけることがはばかられる雰囲気になりつつあるけれど、その反面、観光地では旅行者が来てくれないと経済が回らないという実情もある。

7月22日からは政府が観光産業などを支援する『GO TO トラベルキャンペーン』が始まる。学校なども夏休みになるタイミングなので、「家族旅行に行きたいけれど行っても大丈夫なのか?」と悩む場合もあるだろう。そういう場合は「自分や家族、同行者の体調に問題が無いということが最重要点」ということを踏まえつつ、旅先の受け入れ具合を鑑みつつ国内旅行に行くのもアリなんじゃないかなぁと私は思っている。

これから先、人は新型コロナ(COVID-19)との共存していかなくてはならない生活になっていくとは思うが、その新しい生活様式の形を、今現在の観光地は先行して「新しい旅行様式」として実践し始めている。

旅行に行きたいなぁと思ったときは、、、
・都道府県をまたぐ旅行の場合は「旅先が旅行者を受け入れているのか?」をしっかりとリサーチ
・受け入れがOKそうであれば「それぞれが自身のコロナ対策をしっかりと準備」
・自分や同行者の「体調が悪い場合は迷わず旅行を中止」する
・「現地で暮らしている人たちに迷惑をかけないことが大前提」

上記のことを念頭に置きつつ、コロナの状況を見ながら旅行にでかける選択肢もありではないかと、今回の沖縄旅行を通して私達は感じた。もちろん、今以上にコロナが蔓延してしまえばまた無理になってしまうが。

今回の私達の旅行体験が、旅行好きな人のこれからの旅行計画の参考になれば幸いだ。

7月16日追記:この記事を書いたのは7月10日だったが、その後新型コロナの新規感染者数の増え方がどんどんスピードアップし、一部自治体では「都道府県をまたぐ移動を自粛するように」という方針になり、たった数日で状況が大きく変わってきている。

新型コロナがこういう状況になってくると、また旅行へ行くことが難しくなってくる。観光地で働く人々や旅行事業者の人々にとってはまだまだ厳しい状況が続くのは間違いない。今後は「コロナ禍での新しい旅行様式」をそれぞれが模索しつつ、個々で判断する必要が出てくる場面が多くなってくるだろう。

観光地地域の人々、旅をする人、皆が安心して旅行に関われる環境が、早く訪れて欲しいと切に願うばかりだ。