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【実体験レポート】LCCエアアジア(AirAsia)の制限内持ち込み荷物(計7kg以内)だけで1週間の海外旅行に行く方法(中身公開)
持ち込み手荷物の厳格化
エアアジア AirAsiaの持ち込み荷物は2017年の春頃から厳しくなり、現在、機内に持ち込むことが出来る手荷物は一人2個まで(免税品などの買い物袋も含む)。メインバッグの規格は「56×36×23cm」以内、さらにサブバッグは「40×30×10cm」以内、さらにこの2つのバッグ合計で7kg以内、、、と、かなり厳しい内容になっている。それまではサブバッグに関しての厳格な規定などは無くさらにサブバッグの重量制限も特に無かったため、重いものを全てサブバッグに入れてしまえばかなり余裕で重量制限がクリア出来たのだが、、、厳格化によりその抜け道は不可能となってしまった。
「じゃあ受託手荷物枠を1つ買ってしまえばいいじゃないか。」
この選択肢は非常に現実的な案で、確かに受託手荷物の枠を買ってしまえば、この荷物問題はすぐに解決する。しかし、この受託手荷物は価格にすると、大体往復で1万円前後の追加料金が必要となる。片道1万円前後の料金で航空券を買っている私(モリオ)のような人間にとって、この追加料金はつまりチケットが倍の値段になるのと等しい・・・。これは死活問題だ。ちょっとでも安く海外に行きたいから利用するLCCなのに、チケットが高くなってしまっては意味が無い。そこで!果たして本当に持ち込み手荷物7kg以内で海外旅行に行くことは出来るのか、7kgって一体どのぐらいの荷物が入るのか、2017年4月~5月の1週間のインドネシア旅行(7泊8日の旅程)で実際にやってみたので、もしも機内持ち込み手荷物だけで海外旅行に行きたい人は参考にしてみて欲しい。

ちなみにこのページは男性の荷物を視点に紹介している。女性の荷物についてはミヅキが同じく詳しく公開しているのでぜひ参考にしてみてほしい。


バッグは2つ

さてさて、私が実際にエアアジアに持ち込んだバッグはこの写真の2つ。まずはメインにはリュックサックには薄くて丈夫な「DAKINE(ダカイン)キャンバスリュック33L」を採用。この大きさでパンパンに詰めてしまうと7kgを超えてきてしまうので、このリュックに余裕を持って入る程度が手荷物の許容範囲内となる。間違えてもコロコロ付きハードケースは選ばないこと。コロコロ付きのハードケースは本体だけで無駄に重いし、間違いなくカウンターで荷物の重さを測られることになる。
そしてサブバッグには小物類や財布などをまとめて入れられて、さらに機内と旅先のメインバッグとして使うことを目的とした革バッグを持ち込んだ。なお、これ本革なのでちょっと重い。このあたりも軽量ナイロンのバッグなどに変えれば、Tシャツをもう一枚増やす事ができるだろう。
サブバッグの中身

サブバッグの中身がこちら。ワインレッドの袋の中には虫よけのバームやリップ、ミンティア、ヘッドフォン、膨らませるタイプのネックピロー、携帯充電バッテリー(13400mAh / ANKER)各種コードといった機内使用のガジェット類が入っている。また着いた先で使用する全世界対応のポケットWiFi「GlocalMe」、財布、パスポート、スマホ、コンデジカメラなども入っている。ここでポイントになるのは、重いけどポケットに入る携帯バッテリー、ポケットWiFi、スマホ、カメラは、重さを計る可能性のある空港のカウンター周辺ではポケットの中に入れている。(全て入れてしまうと7kgちょっと超えてしまうので)ポケットに入れているものに関しては何も咎められないので、こういった重くてポケットサイズのものは、普段はサブバッグ内にまとめておいて、荷物検査がありそうな場面ではポケットにしまうように心がけている。あ、あと着ていく服のズボンはカーゴパンツなど、ポケット数の多いものがオススメだ。
携帯バッテリーの機内持ち込み詳細は下の記事を参照

メインバッグの中身

続いてメインバッグのバックパックの中身がこちら。まずはビーチリゾートでは欠かせないビーサンと水着、そして下着(ボクサーパンツタイプ)が4枚とスニーカー用の靴下2枚、すぐに鼻炎になるためソフトケースのティッシュペーパーに、機内や空港で活躍する流せるポケットティッシュ5セットほど、そして虫よけのどこでもベープ、歯磨きセットと石鹸、ウルトラダウンジャケット、小さい洗濯干し、充電やUSBなどの電子機器類(赤い袋)、そして最後に服類が入っている。写真のようにそれぞれ用途に合わせて袋に分けておくと中でぐちゃぐちゃにならず、さらにスマートに収納できる。
服の中身

服も袋の中で、このようにクルクルとコンパクトに包められて入っている。こうやって丸めて入れることで、普通に畳んで入れるよりもかなりコンパクトに服を省スペースにしまえるのでオススメだ(ミヅキ直伝)。
服の内容

そして服の中身がコチラ。これで約1週間乗り切る。暑い国、インドネシアのロンボク島、そのさらに離島のギリトラワンガンに出かけるための服なので、ズボンは全て短パン×2、服もTシャツ×1に、あとはタンクトップ×3というかなりの軽装になっている。最初はもう少し服が多かったのだが、それではどうしても7kgを超えてしまったために、ここまで軽装に絞った。シンガポールなどの町中に行く場合だと、長ズボンとか必要となりそうなので、7kg以内で収めるためには最初から長ズボンを履いて行ったり、ズボンを2重に履いたりするなどの工夫も必要となってくるだろう。
ガジェット類

そして最後に、写真を撮ったり充電したりする際に必要となるガジェット類の袋の中身がコチラ。何気にこの赤い袋が一番重いのではないかと思われる。USBタップとか、電源タップとか何気に重い。ケーブル類もUSBを始めmicroUSB、iPhone用など各種用意。また現地SIMを使うことを考えてSIMピンやSIMアダプターも入っている。コンセントは全ての形状に対応でき、さらにかさばららない世界対応電源変換アダプターと3口に電源を分けられ日本のAタイプのコンセントがそのまま使えるタコ足タップをいつも各2個持って行っている。。。のだが、この変換アダプターとタコ足タップは1つずつ減らしても良いんじゃないかと最近思い始めている。これを減らすだけでもかなりの省スペースになる。
これだけ入れて7kg以内

これらの荷物を全て入れてザクっと6.5kgぐらいになる。まだ500gぐらいの余裕がある。どうして余裕をもたせているかというと、それはビーサンとか水着とかが水に濡れたまま帰らないといけないとか、ちょっとだけ現地の虫よけとか買って帰りたいと思った時のためのゆとり部分として、500gほどの余裕をもたせている。これで本当に海外旅行に1週間行けるかどうかというと、案外余裕でやっていける。「あれ?この服、使わなかったな」なんていうのはよくある。結局最終的に必要なのは、パスポートとチケット類、そして情報集用のスマホぐらいあればあとはどうとでもなる。服なんて2日同じのも着ていても死にはしない。逆に色んな服を持って行ったところで、結局着ずに持って帰ってくるのが関の山だ。何が一番大事なのかさえ頭のなかで整理しておけば、実際の所、1週間ぐらいなら手荷物7kgぐらいで十分やっていける。そしてこのぐらい潔く荷物が少ないと、逆に荷物を測られることはあまりない。そして、出入国の際も荷物が出てくるのを延々待たなくていいので、非常に快適な海外旅行を楽しめる。7キロなんて、ムリゲーと思っていても実際やってみると身軽で快適なのでずっとこれでもいいんじゃないかとさえ思えてくる。LCCに乗る機会があれば、ぜひ一度、ゲーム感覚で楽しんでみて欲しい。
なお、女性の荷物についてはミヅキが同じく【実体験レポート】女子必見!LCCで海外旅行・機内持ち込み制限内7kgの荷物の中身を公開!(女性編)これで1週間は余裕で行けるよで詳しく公開している。男性と女性では持ち物もかなり違ってくるので女性はぜひ参考にしてみてほしい。
