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記事 - 2023年11月30日
PS4の読み込み改善!内蔵HDDのSDD 交換方法&メリット
プレイステーション4をもっと快適に
final fantasy XIV
こんにちは。モリオです。今日はプレステ4でもっと快適にゲームをするために、PS4の内蔵HDDを読み込み速度の早いSSHD / SSD に交換する方法を紹介したいと思う。PS4は内蔵 / 外付けHDDにインストールして遊ぶゲームも多いのだが、純正のHDDのままでは長めのロード時間が度々発生し、快適にゲームをプレイすることが出来ない時がある。
例えば、私達も長年プレイしているネトゲ(ネットゲーム)の「FF14」(PS4 / PC / Mac でプレイ可能)の場合、、、私はMacでもPS4でもプレイできるんだけど、Mac(SSD)でゲームをやったときと、PS4(HDD)でゲームをやったときのロード時間が全く異なり、とにかくPS4のロード時間が異様に遅いのだ。
その原因の一つにPS4のハードディスクの読み込みの遅さが挙げられるのだが、もしかしたらプレステ4の内蔵ハードディスクを交換したら、ゲームをもっと快適にプレイできるんじゃないか?そう思い、今回PS4のハードディスクをより高速なSSHDに交換することにした。
PS4のハードディスク交換に必要なもの
では、このプレステ4のハードディスク交換に必要なアイテムを紹介していきたいと思う。必要になるアイテムは主に以下の通り。
USBフラッシュメモリ(PS4のOSインストール用)
交換したHDDにPS4用のOSをインストールするために必要になるUSBメモリ。
交換用 SSHD / SSD
プレイステーション4の本体に入れるハードディスク。SSDがデータ転送が一番早いがその分高くなる。SSHDはSSDとHDDのハイブリッドな仕組みのハードディスクで、SSDより安価でHDDよりもデータ転送速度が早い。
PC / Mac
OSインストール用のUSBフラッシュメモリを作成するために必要となる。
バックアップ用のUSBストレージ
現在利用しているPS4のデータをバックアップするためにはUSB接続のストレージも必要。HDD交換後は初期状態からPS4を使用したい場合は必要無い。
プラスドライバ(2.0mm前後)
ハードディスク交換の際に物理的に必要となる工具。なおPS4のハードディスクは、プラスドライバー1本で交換可能。iPhoneのように特殊工具は必要無し。
USBメモリ
交換後のPS4のOSインストールに必要となるUSBフラッシュメモリ。ダウンロードするOSは500MB程度なので、適当なものを用意してやると良い。ただしあまりにも古いものやロースペックのものになると上手くPS4側で認識できない場合もあるので、以下のような信頼のおけるメーカーのものを用意するのがおすすめだ(どれも600円~1,000円前後)。
ちなみにメモリのフォーマット形式は「FAT32」もしくは「exFAT」がPS4に対応したものとなる。フォーマットの仕方は、MACの場合は、「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「ディスクユーティリティ」のアプリを使って、「消去」メニューでフォーマットが出来る。Windowsの場合は「ファイルエクスプローラー」でPCを選択後、USBメモリを選んで右クリック>「フォーマット」で出来るはずだ。
交換用 SSHD / SSD
続いて用意するのはSSHD / SSD。適合規格はSATA 2.5インチモデル。最近出回っているのはSATA3.0のもので、ノーマルのPS4の内蔵HDD用のSATA2.0だから合わない?と心配するかも知れないが、3.0は2.0の下位互換があるため、SATA3.0のSSHD / SSDでも問題なく動く。一応PS4の内蔵ハードディスクの容量の最大値は4TBまで。また安くても粗悪なハードディスクの場合は読み込むかどうか心配なため、できれば有名どころのSSHD / SSDを購入したほうが良いだろう。
なお、最近はSSDの値段もかなり安くなってきているので、速さをできる限り求めたい場合はSSHD(ハイブリッドHDD)ではなくSSDを購入しよう。ちなみに私がおすすめするSSD / SSHD は以下の通り。
どの SSD / HDD も、初期状態で使用できるはずではあるが、念の為に書いておくと、フォーマット形式はUSBメモリと同じく「MS-DOS(FAT)」もしくは「exFAT」で、方式は「マスター・ブート・レコード」が望ましい。
PC / MAC
PlayStation 4 システムソフトウェア(OS)をUSBメモリに入れるために、WindowsやMacなどのパソコンも必要となる。USBメモリが読み込めるものであればデバイスは、デスクトップ、ノートPC何でもOKだ。
バックアップ用のUSBストレージ
現在のPS4の状態を保存するためには、バックアップ用のUSB接続のストレージ機器(外付けHDD / USBメモリなど)も必要となってくる。ストレージ機器にどのぐらいの容量が必要かは、それぞれの環境によって異なるが、例えば私の場合、FF14のゲームデータをまるごと新しいSSHDに移し替えるために約50GB程度の容量が必要だった。もしもできるだけ少ない容量でデータの移し替えをしたい場合は、既存のPS4内の不要なゲームのデモ版などは消去しておくと、だいぶ容量が少なくて済む。
なお、バックアップする容量があまり多くないのであれば、このバックアップ用USBストレージは、上のOSインストールに利用する「USBフラッシュメモリ」を併用することも可能。その場合は、USBメモリは128GBぐらいの容量(2,000円〜3,000円ほど)を用意しておくと安心だ。
プラスドライバー
最後に、プレステのHDDを取り出して付け替えるのに必要なのがプラスドライバー。HDDのトレイを固定しているプラスネジはそんなに小さくないが、HDDとトレイを繋いでいるプラスネジの溝は少し小さめなので、精密ドライバーの一番大きめぐらい(2.0mm程度)のプラスドライバーがあれば使いやすい。
PS4のハードディスク交換の手順
PS4のHDD交換に必要なものが全て揃ったところで、いよいよ、実際にプレステ4のハードディスク交換作業を行っていきたい。ハードディスク交換の手順の流れは以下のようになる。
PS4のバックアップ
PS4のOSインストール用のUSBメモリを準備
PS4のHDD交換
新しいSSD / SSHD にPS4のシステムをインストール
バックアップから復元
順を追って詳しく説明していきたい。
PS4のバックアップ
プレステ4のバックアップ作業に入る。PS4のバックアップの方法は、PS4の電源を付けて、バックアップ用のUSBストレージを本体に接続。その後、プレイステーションネットワークのホーム画面(写真)にて、上を押すとあらわれる各種メニューから「設定」を選択し、以下の手順でバックアップ作業を進めていく。
プレステ4のバックアップの作業時間は容量にもよるが、1時間以上は余裕でかかってくるので、時間には余裕を持って作業を進めていこう。
PS4のOSインストール用USBメモリを準備
続いての作業は、PS4のOSインストール用のUSBメモリを作成していく。手順は以下の通り。
これで、新しいハードディスクにPS4のOSをインストールするUSBメモリが完成となる。
PS4のHDD交換
いよいよプレステ4本体の内蔵HDDを交換する作業に入る。分解する前に、PS4の本体からは全てのコード類は抜いておくこと。なお、PS4は初期タイプ、2017年以降のスリムタイプがあるが、その両方のHDD交換方法をそれぞれ公開しておきたいと思う。
PS4初期型(CUH-1000番台)のHDD交換方法
まずは2013年〜2015年まで発売されていたPS4初期型(CUH-1000 / CUH-1100 / CUH-1200)のHDD交換方法から。プレステ4の中を開けてHDDを入れ替えるので、かなり難しいと思ってしまうが、実はこのPS4のすべてのシリーズはハードディスクを簡単に交換できるように設計されている。
PS4スリムタイプ(CUH-2000番台)のHDD交換方法
続いて現行モデルとして発売されているPS4スリムタイプ(CUH-2000 / CUH-2100 / CUH-2200)のHDD交換方法。こちらのモデルのHDD交換方法も、初期型同様非常に簡単だ。
交換したSSD / SSHD にPS4のシステムをインストール
無事、PS4のハードディスク交換が終わったら、PS4のシステムの復元だ。パソコンを使って制作しておいたPS4システムソフトウェアインストール用USBメモリを使って、交換した新しいSSD / SSHD にOSをインストールしていこう。まずは、PS4本体とテレビを繋いて以下の手順に従って作業を進めよう。
PS4 バックアップからの復元
新しく真っ皿な状態でPS4を使う場合は、上の作業までで終わりとなるが、以前のバックアップした状態にPS4を復元する場合は、PS4本体にバックアップを保存したUSBストレージをプレステ本体に接続して、以下の手順で復元作業を行おう。
交換後のPS4の読み込み時間を測定
ではお待ちかね。FF14のキャラを使って、ロード時間のビフォアー・アフターを検証してみよう。なお、SSHDの特性上、同じような作業を繰り返すと速度が上がりやすく、初めてのプロセスに関してはあまり効果が得られない、ということなので、SSHDは1回目と2回目を測定してみた。なお、この測定値の項目については、FF14やってない人には多分訳がわからないので、適当に読み飛ばして欲しい♪
こんな感じだ。もちろんそのエリアに居るプレイヤーが多くなるほど、読み込むデータも多くなるため、常に状況が変わるネトゲでは、このデータ値は不確かなことには変わりがないが、ただ、実際にゲームをしていて、ロードが長いなぁと焦ることが無くなった、むしろロード時間を気にすることは無くなったので、このPS4のHDD交換はゲームをする上でのメリットは十分あるはずだ。
また今回、私はSSHD(ハイブリッドHDD)へ交換したので効果はそこまで大きなものではないとは思うが、SSDにすればさらにロード時間の短縮も期待できるはず。もしもPS4のロード時間が気になってハードディスク交換を検討している人がいるなら、SSDは1.5万円前後、SSHDなら7000〜8000円ぐらいの投資なので、ゲーマーならお試し程度にやってみるのもアリではないかと思う。それでは、楽しいゲームライフを!