iPhone

iPhone SE を予約してみた

目次

  1. 約5年ぶりの買い替え
  2. Appleとの出会い
  3. iMacの登場
  4. 初めてのiPhone
  5. 遺作 iPhone4S
  6. やっと出た出た

約5年ぶりの買い替え

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apple.com

iPhone 4S を使い続けて5年。やっとiPhoneを新しいものに買い換えることになった。5、5S、6、6Sと本体の発表を見てきた。5時代はまだまだ現役で使えていたので買い替えは見送り。6が発表されたときは、あの薄くて丸い感じが好きになれず、でもそろそろバッテリーが限界だったので実物を見ようと家電量販店に行ったのだが、やっぱり思った通りの気に入らなさで買い替えを断念。6買うならAndoidでいいかと思えるデザインはいただけない。。(もちろんあのデザインが好きな人も多いと思うが、デザインなんてものは主観なので、気に入らなければ仕方がない。)しょうがないので、手元の4Sを現役で使えるように、まずはSIM下駄を履かせてSIMフリー化、続いて中を開けてバッテリーの入れ替え、さらに脱獄をしてCYDIAからMyWiをインストール(有料)してテザリングにも対応させた。しかし、最近の最新のアプリ系が重すぎてすぐに飛んでしまう不便さ、そしてOSをアップデート出来ないもどかしさは、いつも悩みの種になっていた。


Appleとの出会い

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私のAppleとの出会いは1996年。大学入学祝いに買ってもらった「Machintosh Performa 6210」がその始まりだった。世間はWindows一色のなか、何故か私が選んだのはMachintosh。「何かクリエイティブなことがしたい」と大学の生協に行って、「デザインとかできるパソコンはどれですか?」と聞いて紹介されたのがMacだった。このPerforma6210はモニターも付いて15万ほどじゃなかったかと思う。買った当初は最初から入っているクラリスワークスで絵を書いたり、文章を並べたりしていたが、次第に一人暮らしの大学生活は乱れてゆき、いつの間にかこの私の初代Macはしばらくホコリをかぶることになった。まぁ、当時、インターネットなんて無かったし、知識のない若者には宝の持ち腐れだったろうと思う。

そして月日は流れ(1年~2年ぐらいしか経っていないが・笑)、やってきたのが1990年末期からのITバブル時代。インターネットというものが世間一般にも注目を集め始め、PCをネットにつなぐ時代がやってくる。このMacがいきなりフル稼働する時代がやってきたのだ。私も友人から「AOL」を勧められ、夜な夜なチャットに明け暮れたのを覚えている。当時は常時接続なんてもってのほかで、23時以降に1電話番号がかけ放題になるNTTの「テレホーダイ」を使ってダイヤルアップ接続があたりまえ。でも、その時間帯になると、みんながネットに繋ぐのでプロバイダはパンク状態。なので、23時になる少し前から接続して、そのまま接続を維持するという、今では必死過ぎて笑えることもよくやっていた(笑)。そして、Macを活用するようになると、段々とMacというものに興味が向かってゆき、Macをよりパワフルなものに買い替え、気がつけば、当時Macでしか動かなかったPhotoshopやIllustratorをはじめ、今は亡きMacromedia時代のDreamweaverなんかを使って、デザインやWeb制作のバイトのようなこともやるようになっていった。


iMacの登場

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g.fastcompany.net

そして98年、Appleに帰ってきたスティーブジョブスが、当時Windowsに追いやられ瀕死状態にあったAPPLE社を救うだけでなく、一躍人気ブランドのような存在に変えた「iMac」を発表する。それまではDTMやデザインなど一部のマニアにしか受けが良くなかったMacが、iMacの登場を境に、いきなり脚光を浴びるようになった。それまでは「Machintoshを使っている」と言うと、「なんで?」とか言われて半分笑われてたのが、いきなり「いいなぁ」とか言われ始める。まったく世間の評価なんて、信用ならない。そして、Steve JobsのAppleの快進撃は止まらず、音楽業界の根底を覆すiTunes&iPodの登場、そして満を持して「iPhone」が登場することとなる。


初めてのiPhone

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私が初めて手にしたのはiPhone 3GS(キャリア:Softbank)。初代iPhoneが発表されててから、なかなか日本に入ってこなかったiPhoneだったが、やっとSoftbank専属ではあるもののiPhone3Gが日本携帯市場に投入されることになった。しかし、古くから伝えられている(笑)apple製品を使う人への格言として「Apple製品を買うのは半年待て」というのがある(私の周りだけかもしれないが。。)。とにかく初期ロットは不具合が多く、昔だと、powerMac G4 Cubeを使用し続けると熱くなりすぎて火を噴くことがある、とかいったとんでもない事例もあるほど、初期ロットはドキドキものなのだ。そして不具合が解消されていって、成熟したモデルを買うのが正しい、というジンクスのようなものがあり、それにならって、私も最初の3Gは様子見をして、その後継機である3GSを、満を持して購入したのだった。それが功を奏したのかは分からないが、今でもその当時の3GSが動いており、脱獄&ファームウェアのダウングレードをかませることで、SIMフリー&MyWiでテザリングも可能、、、という、機能だけならまだまだ現役で頑張れる状態なのだからスゴい。ちなみに、「テザリング」機能はもともとiPhoneに備わっている機能なのだが、使う携帯キャリアによって機能制限を掛けられ、使えなくなっている。3GSのテザリング機能を復活させる無料脱獄アプリに「Tether Me」があるが、3GS自身にWi-Fi経由でのテザリング機能が無いため、無理やりWi-Fiテザリングしようとすると、有料のMyWiが必要となってくるので、もしも3GSに格安データSIMつっこんでポケットWi-Fi的なことをしたい場合は参考にしてほしい。


遺作 iPhone4S

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そして「熟成されたモデルを手に入れる」というジンクスを守る私は、4の発表があった時も見合わせ、4Sの登場で3GSから乗り換えることになる。もちろん4が出た時はすぐに欲しくなるんだけど、やっぱり何だかんだで我慢して、電池がヘタり始めた頃に買い換えると大体「S(エス)」の付くモデルになっている、という現象も(たまたま)ジンクスを守ることに寄与している。そしてこの4SはAppleを率いてきたスティーブ・ジョブズの遺作ともなる。程よく重量感があって、片手でいじるのに適したサイズ、こなれた操作性、、、など、直感的なものにこだわり続けた彼の個性が集約されたモデルになっている。

その後5、5S、6、6SとiPhoneの時代は移っていくことになるが、5と5Sに関しては、デザインは4をそのまま受け継いだ感じで良かったのだが、私のプライベートでのアクシデント等で買い替えする機会が無く、やっと落ち着いた頃に出た6Sに関しては、細くて丸い感じが馴染めず、段々重くなってゆくOSや電池問題があるにもかかわらず買い替えを取りやめた。機能だけでデザインは妥協するというのなら、iPhoneはコスパが悪すぎる。直感的に「これだ!」感の無いApple製品は割高感が強すぎる。もちろんiPhone6のデザインを「いい!」と思う人は「買い」である。デザインとは料理と一緒で、評価は個人的なものでしかないので、「正しい」か「間違い」というものは無く、「好き」か「嫌い」でしか判断のしようがない。


やっと出た出た

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そして私が買いたいと思うモデルがようやく登場。「iPhone SE」。ケースは好きな5Sと同じで、機能は6Sとほとんど変わらない。つまりデザインの好みを押さえつつ、中身的には6Sという熟成されたモデルという、長年Apple製品を使ってきたユーザーの指向を捉えている。価格がいつもよりも安めに設定されているということは、それだけ熟成されたモデルだという証でもある。無理やり使い続けてきた4Sの電源が落ちる日がやっと来たのだ。ただ、よく言われているように目新しさは無いので、あまり注目されていない感があるのと、9月にも7が発表されるのではないかという憶測から、これは見送る人も多いと予想するが、私個人の独断と偏見で言ってしまえば、7を見送るほうがいい、、、かもしれない。