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【実体験レポート】エアアジアXとレガシーキャリアのエコノミーの座席の広さ・食事など飛行機内の比較レビュー

目次

  1. エアアジアXの座席を検証
  2. 体験しなくちゃわからない
  3. エアアジアとレガシーの座席比較
  4. 機内食の内容
  5. エアアジアの食事と料金の差額
  6. エアアジアXのホットシートの様子
  7. ハワイ路線も就航

エアアジアXの座席を検証

【実体験レポート】エアアジアXとレガシーキャリアのエコノミーの座席の広さ・食事など飛行機内の比較レビュー

LCCのエアアジア AirAsiaの飛行機内の座席は「非常に狭くてしんどい」という口コミ・評判が非常に多い。果たして本当にこの情報が正しいのかどうか、まずはネットの情報を調べてみることにした。

するとエアアジアの短距離路線で使われている機体(A320)に関しては、他のレガシーキャリアが席のピッチが大体31~32インチ(79cm前後)なのに対し、エアアジアは26インチ(約66cm)とかなり狭いのがわかる。ただし座席幅に関してはレガシーキャリアは約17インチ(約43cm)に対し、エアアジアA320の座席幅は18inch(約45.7cm)と実は広かったりする。ただ前のピッチがレガシーキャリアより10cm以上も狭いため、かなり圧迫感があり「非常に狭い」という評価になるのだろう。ここまではエアアジアの短距離路線の機体「A320」でのお話。

しかしエアアジアは中距離路線になると機体が変わり「A330」が使われる。また運行会社はエアアジアのグループ会社であるエアアジアXが担当となる。

ではこのエアアジアのA330でのシートの広さなどは一体どうなっているのか見てみたい。まずはシートピッチ(縦の広さ)。これはなんと31-32インチ(約79-81cm)もある。ちなみにANAの大人気路線ホノルル線に使われるB787-8のシートピッチは31インチ(約79cm)で、エアアジアと同じ、もしくは若干広いのである。ただ、シートのワイド(幅)はエアアジアが16.5インチ(約42cm)に対し、ANAは17.3インチ(約44cm)とANAのほうが広い。そしてANAは最新機種のB787なので、結果的には快適性はANAのほうが高いかもしれない。

※ 2017年よりANAはホノルル線に最新機種のB787-9を投入しており、その機種のレッグスペース(縦)は約34inch(約86cm)と大幅に改善されている。このあたりはLCCがカバーし始めたホノルル線において、日本のレガシーキャリアが差別化を計るために改善してきている。


体験しなくちゃわからない

【実体験レポート】エアアジアXとレガシーキャリアのエコノミーの座席の広さ・食事など飛行機内の比較レビュー
メジャートリップ:エミレーツ航空・エコノミークラスの座席の様子

まぁ、こうやってデータだけで比較するだけでは、ハッキリ言って本当のことは何一つわからない。本当にエアアジアの座席で長時間フライト可能なのかどうか、しんどくないのかどうか、大丈夫なのかどうか、、、でも値段は魅力的すぎる。。。。そんな不安だけど勇気を出してLCCに乗ってみたい人は多いはずだ。そこで、レガシーキャリアだろうが、エアアジアだろうが、安い運賃さえ提示されれば何でも乗るw 私達夫婦の実体験を元に、エアアジアX(中距離路線A330)と他のレガシーキャリアの座席の比較レビューをしてみたいと思う。


エアアジアとレガシーの座席比較

【実体験レポート】エアアジアXとレガシーキャリアのエコノミーの座席の広さ・食事など飛行機内の比較レビュー
メジャートリップ:エアアジアX・普通席の座席の様子

では、私達がタイのバンコク(滞在先はパタヤ)にエアアジアXを使って行った時の体験を元に、座席の快適性などを検証していきたいと思う。

まずはエアアジアX(A330)の座席のレッグスペースから。ハッキリ言って、他のレガシーキャリアのエコノミークラスと変わらない、もしくは場合によっては広く感じる。これはこのページ冒頭のデータで示した通りの結果だ。

続いて席の幅。こちらはレガシーキャリアに比べ若干狭く感じる。これもデータとほぼ同じ。ただカップルや夫婦で乗るなら、並びの席を取って(座席指定料は片道一人1800円ぐらい / スタンダードシート)肘掛けを上げてしまえば(要:二人の仲の良さ)そんなに気になることはないだろう。

続いて、エンターテイメントに関してだが、エアアジアは何もない。そう何もないのだ。レガシーキャリアでは今ではほとんどの中距離路線で付いている個人モニターも無ければ、充電も不可(プレミアムクラスは電源が付いている)。なので、自分のスマホにオフラインで遊べるゲームを入れるなり、見たい映画などを入れるなりして、暇つぶし対策を考える必要がある。もちろん携帯充電池も忘れずに。

あと、飛び立った後の空の上の飛行機の機内温についてだが、これはハッキリ言うが「寒い」。毛布も有料になってしまうので、乗るときにはポケッタブルなウルトラライトダウンジャケットなんかを持って行くほうが良いだろう。

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機内食の内容

【実体験レポート】エアアジアXとレガシーキャリアのエコノミーの座席の広さ・食事など飛行機内の比較レビュー
メジャートリップ:エミレーツ航空エコノミーの機内食

次は飛行機内の食事について。レガシーキャリアのエコノミー席では、時間になれば勝手に上の写真のように、プレートに乗った食事が運ばれ、飲み物も色んなバリエーションの中から選べる。もちろん無料だ。ただ、無料ではあるが、提供される食事が必ずしも美味しいとは限らない。ビジネスクラスと違い、レガシーキャリアといえどもエコノミー席の場合は食事があまり旨くなく、微妙な時もかなりある。

エアアジアは食事や飲み物は全て有料だ。ただし有料とはいえ、食事1メニュー(チキンラビヤニとか)600円ぐらいで頼めるうえ、水も一緒に付いてくる。

レガシーの場合、搭乗してメニューが配られるまでどんな食事が提供されるのかわからないが、エアアジアは自分で事前に数種類の中から選んで注文できるので、自分の好みに合わせた食事を用意することができる。量的には、上の写真のメインミールのお皿ぐらいの量なので、たくさんの量を食べる人は少し物足らないかもしれない。味はふつうに美味しい。私的にはレガシーキャリアのエコノミー席のミールより旨いと思う。ただし、飛行機に乗ってから現場で食事を頼もうとしても後ろのほうの席になってくると「ほぼ売り切れ」。そのため、食事が欲しい場合は事前にネットでオーダーしておく必要がある。何種類もあるメニューの中から自分の好きなものが選べるので旅行気分が盛り上がって結構楽しい。

ちなみに、メインの食事だけでなく、おやつ的なものやスウィーツなんかも販売している。ミヅキは「バナナケーキとオレンジジュース」という350円くらいのスイーツを事前に注文していた。飲み物も数種類ある。凝ったメニューのもの(カフェラテとか抹茶オレとか)はすぐ売り切れるので、こちらはネットでは頼めないので、乗ってから早めにオーダーした方がいいだろう。

レガシーは食事が無料とは言っても、実際はそもそもの航空券代に組み込まれているわけで…。何が出るかわからない食事が楽しみな人も居れば、自分で好きな食事を事前に選ぶほうが好きな人も居るだろう。この辺は好みがわかれるところだ。


エアアジアの食事と料金の差額

【実体験レポート】エアアジアXとレガシーキャリアのエコノミーの座席の広さ・食事など飛行機内の比較レビュー
メジャートリップ:エアアジアXの機内食

上の写真は、私(モリオ)がエアアジアでタイに行った時に頼んだ料理「チキンラビヤニ」のもの。見た目はたいして良くないけれど、普通に美味しくいただけるのでびっくりした。

エアアジアのイメージと実体験も、このチキンラビヤニと同じだ。食べてみる(乗ってみる)までは不味そう(厳しそう)だが、実際食べる(実際乗る)と普通に美味しい(快適)。もちろん、ANAのようにきめ細やかなサービスもなければ、日本語もあまり通じない(日本発着だと日本語が通じるCAさんも結構居る)。エンターテイメントも無い。でも、それらを削ぎ落とすからこそ実現する「安さ」がある。そして、座席の居住性の面では、エアアジアXが運行する中距離便に関しては、私個人の意見ではあるがレガシーのエコノミーと遜色ない。逆に、みんな座席指定をするためにお金を払ってるので、他の人が空いてる良い席(バルクヘッド)に勝手に座ることも無いので、見ててモヤモヤしなくていいw


エアアジアXのホットシートの様子

【実体験レポート】エアアジアXとレガシーキャリアのエコノミーの座席の広さ・食事など飛行機内の比較レビュー
メジャートリップ:エアアジアX・普通席ホットシートの様子

エアアジアのホットシートと呼ばれるシートは前に座席が無いのでこんな感じで広々している。エアアジアXのホットシートに搭乗した際の詳しいレポートはこのページの一番下の方にある【ゴールデンウィーク格安ビーチリゾート旅行記 2017・インドネシア ギリ島編】に詳しく書いてあるので、そちらをぜひチェックしてほしい。機内の温度についてのレポートなんかもあるので、ぜひどうぞ。

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ハワイ路線も就航

【実体験レポート】エアアジアXとレガシーキャリアのエコノミーの座席の広さ・食事など飛行機内の比較レビュー

そしてエアアジアは、とうとうLCCとしては初めてとなる関西国際空港(KIX)~ハワイ・ホノルル(HNL)線を2017年6月28日より就航させた。使用機材はもちろんA330で飛行時間は約8時間。

私達も記念すべき第一便を購入!そして就航記念のお祭りに混ざって搭乗!! 首枕や、座席のテーブルに引っ掛けて使う携帯フットレストなどを使って余裕でこのフライトを楽しみ、激安でハワイを満喫してきた。このハワイ線の様子は、2017年6月 LCCエアアジアXハワイ初就航便で行く激安ホノルル 安くても素敵なハワイ旅行記の中に詳しく記載している。

エアアジアで行く激安ハワイ旅行記 旅行記 エアアジアで行く激安ハワイ旅行記 LCC初となるエアアジア・ホノルル初就航便(2017年6月28日)で行くハワイ旅行記2017。ハワイ往復2万2000円(諸税・手数料込)の超格安航空券で、どこまでハワイを楽しめるのか。実体験レポートでお届け。宿泊先はAirBnB(エアビー)だ♪

また、ハワイ便での機内の更に詳しい解説は【実体験レポート】エアアジアX・ハワイ線の飛行機内の様子と座席シートの広さ / LCC AirAsiaにまとめてレポートしている。

【実体験レポート】エアアジアX・ハワイ線の機内の様子と座席シートの広さ / LCC AirAsia エアライン 【実体験レポート】エアアジアX・ハワイ線の機内の様子と座席シートの広さ / LCC AirAsia エアアジア・ハワイ便の機内の様子を写真付きで詳しくレポート。座席の広さ(狭さ)、座席指定について、機内の温度、機内食について、子連れの場合など色んな疑問にお答えします。

LCCの良いところは、安く行きたい場合はとことん安くすることもできるし、レガシーキャリアに近い乗り心地を追求するなら座り心地のいい座席や静かなゾーンの座席指定をしたり、トランクを追加したり…と自分で好きなようにカスタマイズすることができるところ。もしも行きたい旅行先に、むっちゃ安いエアアジアの航空券を見つけた時は、是非乗ってみてこのお得さを体験して欲しいと思う。

ところで、【エアアジア AirAsia】が関空ーホノルル線を就航させてから約半年後、シンガポール資本のスクート(SCOOT)も関空ーホノルル線を就航させた。(スクートさんは残念ながら2019年5月で路線撤退)メジャートリップでは、スクートのホノルル線にも実際に搭乗し、エアアジアとスクートの比較、LCCとレガシーキャリアとの比較などもやっている。

また、エアアジアのビジネスクラス【プレミアムフラットベッド】に乗ってハワイにも行ってみたので、その機内の様子などもぜひ参考にして欲しい。

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【実体験レポート】LCCエアアジア・ハワイホノルル線の座席や機内食など飛行機内の様子

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