旅行記

[初めてのビジネスクラスでハワイ旅行記17] 夜のザ・バス&恐怖の動物園

目次

  1. 外は真っ暗
  2. 【巡回するしそのまま乗っとくぜ大作戦!】見事に散る…

外は真っ暗

[初めてのビジネスクラスでハワイ旅行記17] 夜のザ・バス&恐怖の動物園

「ドンキホーテ」での買い物が楽しすぎて、数時間夢中で買い物しているうちに、外はすっかり夜になっていた(汗)。

ここからまたバスに乗ってワイキキまで帰るのだ。

2人でアレコレ思いつくままに買いまくった結果、大きな袋を1人3つずつ持つことになってしまった。ザ・バスはあまりにも大きな荷物を持っては乗ることは出来ない。自分の膝に乗せることができる程度の荷物が限度。

モリオ「この大荷物、バスに乗るの無理なんちゃうん?」

ミヅキ「大丈夫よ!もう夜やし、乗客も少ないやろうし、乗れるって!もしも運転手さんがあかんって言ったらそのとき考えよ!」

そんな会話をしていたらバスがやってきた。ホントはめっちゃ重い荷物なんだけど「コレ、楽勝で膝に乗せられますから♪」って感じで袋を軽々持って鼻歌交じりでバスに乗る。案の定、バスはガラガラ。運転手さんも特に気にして無い。セーフ。ここからカラカウア通りまで乗って帰ればOK。

さぁて、後はキラキラした夜景を見ながらバスに揺られよう。ボーっと窓の外を見ていたら。。。

突然名案がひらめいた!

ミヅキ「いいこと思いついた!」

モリオ「何?また変なこと言うなよ?」

ミヅキ「モリオって、ホンマに失礼やね。あたしがいつ変なこと言うたん?」

モリオ「いっつも変なことしか言うてへんやろうがw」

ミヅキ「まぁ、それはどうでもエエけど、ほんまにエエこと思いついてん。」

モリオ「なんや?」

ミヅキ「教えて欲しい?」

モリオ「エエから、はよ言えよw」

ミヅキ「フフ。。。あたしらがクヒオ通りからバスに乗るときって、バスはカラカウア通りの方からいっつも周って来るやん?」

モリオ「うん、そうやな。」

ミヅキ「やから、このバスもカラカウア通りを通り過ぎたら、そのままぐるっと周ってクヒオ通りに行くと思うんよ。」

モリオ「あぁ、そうか。確かにそうやな。」

ミヅキ「でね、カラカウア通りでバス降りてクヒオ通りに行くまでに、ちょっと物騒な路地があるやん?この大荷物持ってあの路地歩くの危ないから、カラカウア通りで降りるの止めて、クヒオ通りまで乗ってクヒオ通りの自分らのホテル前のバス停で降りるっていうのはどう?」

モリオ「おぉ、そうか!それやったら重い荷物持つのもちょっとで済むし、物騒なトコ歩かんでええから楽やな。それエエ作戦やん。ミヅキもたまにはエエこと言うな。」

ミヅキ「そうやろ?ホンマ、名案やろ?名付けて、【巡回するしそのまま乗っとくぜ大作戦!】」


【巡回するしそのまま乗っとくぜ大作戦!】見事に散る…

[初めてのビジネスクラスでハワイ旅行記17] 夜のザ・バス&恐怖の動物園

バスはきらびやかなカラカウア通りに入り、私たちが降りるべき停留所も過ぎ…ダイヤモンドヘッドに近いハワイ唯一の動物園の横の、海側と山側の通りを結ぶ通りを進み始めた。順調。順調。あとはここからクヒオ通りに向かうから、ホテルの前で降りるだけ。

のはずだったが!、、、、、動物園前のバス停に停まった時、いきなりバスの運転手さんが、「降りて!」みたいなゼスチャーしてなんか言っている。え?何???

モリオ「え?降りるの?ここで?」

運転手「そうそう。ここで降りて。終点だから。」

モリオ「エエエーーーー!しゅ、終点?」

ミヅキ「どうしたん?」

モリオ「どうしたも、こうしたも、ここが終点って言っとるぞ?ここで降りなあかんらしい。」

ミヅキ「エエエエエーーーー!ここで降りるって、ホテルに近づくどころか、遠くなってるやん!」

モリオ「アホか!知るか!そもそもオマエが勝手にバスが巡回するとか言い出したし、こうなったんやろうが!」

はからずもバスの中で夫婦喧嘩が勃発!

モリオが慌てて運転手さんに「クヒオ通りには行かないのか?」と聞いたけど、運転手さんは顔を横に振って「早く降りてくれ。」と繰り返し、、、大荷物を持った私とモリオは、動物たちが寝静まる真っ暗な動物園前でおろされてしまった。

目の前の道路は車はたまに通るけど、街頭しか無い、寂しい景色が広がっている。。。ワイキキの夜の道路事情を知らない私でも、かなりヤバイ状況になっていることくらいはわかる。夫婦喧嘩をしてる場合じゃない。ここは夫婦仲良く協力せねば。

ミヅキ「ごめん。変な迷案思いついて。。。こっからどうする?」

モリオ「もう、エエよ。ホンマ、ミヅキはいっつも変なことばっかり言うわ。まぁ、それを真に受けるオレもオレやけどな(笑)。どうする?歩く?」

ミヅキ「クヒオ通りってどっち行くんやろう?」

どっちにむいて歩けばいいかもわからず、不安になっている私たちの前に、一台のバスが止まった。

モリオ「よし!このバスの運転手さんに道、聞いてくるわ。」

モリオがバスの運転手さんに道を聞こうとすると、乗り込むと思ったのかジェスチャーで「乗れないよ!」と合図する運転手のおじさん。モリオはお構い無しにバスのおじさんに、大声で話しかける。

モリオ「クヒオ通りどれか教えて!」

運転手のおじさん「あの先の信号を左に曲がればクヒオ通りだ!」

そう言い残して、バスは走り去って行った。。。どうしよう、、、タクシーは全然走ってない。

仕方が無いのでとりあえずクヒオ通りを見つけるために歩きはじめ、バスの運転手さんが言っていた信号に差し掛かったとき、なんと交差点の向こうにバス停を発見!おぉ!もしかしてクヒオ通りに行くバス!?急いでバス停まで行って行き先を見たら、私たちのホテルのところまで行くと書いてある。

ミヅキ「おぉ!今度こそ、ホテル前に行くみたいよ(喜)♪ どうする?また、バスに乗る?それともホテルまで歩く?」

モリオ「そうやなぁ、タクシーはおらんしなぁ。バスか歩きしかないわなぁ。」

ミ「こんな真っ暗な中で大きい荷物持ってバス停で待ってんのもリスクあるけど、この薄暗い中を大荷物持ってトボトボ歩くのも危ないよねぇ。どっちがエエんやろう?」

モリオ「ホテルまでに何本か路地もあるし、クヒオ通りは酔っ払った浮浪者みたいな人が寝転がってるしなぁ。もういっぺんバスに乗るほうがエエかもしれんなぁ。」

真剣な家族会議の結果(苦笑)、このバス停からもう一度バスに乗ることになった。そして待つこと10分。やっとクヒオ通りを走るバスが来た。助かった。

結局、夜の10時頃、ようやくホテルに到着。はぁぁ、グッタリ。

後でネットで調べてみたら、バスを降りた周辺はスリや強盗などが多発する地帯らしく、昼夜を問わず、旅行者がトラブルに合いやすい場所だったみたい。はぁ。。。無事、ホテルに帰れてホントに良かった…。