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更新日 2023年09月05日
【京都 紅葉】京都 嵐山の紅葉 見頃の時期はいつ?【京都 嵐山 観光】
京都・嵐山の紅葉の時期 / 見頃はいつ?

京都で一番人気の観光地「嵐山」。嵐山の一番のピークシーズンは紅葉の時期ですが、はたしてその嵐山の紅葉の一番の時期 / 見頃は一体いつなのか?旅行の計画を練るときにすごく悩むのではないかと思います。
そこで、今回は京都 嵐山の名所を巡りながら、それぞれの紅葉の写真とともに見頃の時期を紹介したいと思います。ぜひ、京都旅行の参考にしてください!
今回のお話の舞台場所は...
11月下旬頃の嵐山

私達が京都・嵐山の紅葉を見にやってきたのは11月20日。私達も京都に住んでいるのですが、近所の銀杏の木々がかなり黄色くなっていたので「嵐山の紅葉も今が一番の見頃じゃないのかなぁ?」と思ってやってきました。
写真は、嵐山の保津川(桂川)のほとりの様子。紅葉(もみじ)は深い赤色になっているものもあれば、まだ黄色っぽかったり、緑が残って色合いがグラデーションになっている紅葉もあったりと様々。また、嵐山の山肌の紅葉も、あと一息といった色合いとなっています。
京都・翠嵐のお庭の紅葉

ここは、京都のマリオット ラグジュアリーコレクションホテル「翠嵐(すいらん)」のお庭の様子。紅葉はかなり見事な赤色に染まり始めてはいますが、やはり、もみじの木の内側の葉っぱはまだ緑色のままのものも多い感じです。
ホテルのスタッフに聞いてみたところ、最近は暖かい日が多いので少し紅葉は遅めで、来週末~12月始めあたりが一番の見頃ではないかとのお話でした。
野宮神社の紅葉

嵐山の観光スポット・竹林の小径にほど近い縁結びの神様として有名な「野宮神社」までやってきました。
野宮神社の紅葉も11月20日頃はもう一息といった感じです。ただ、木によっては美しい赤色を見せ始めているものもあります。野宮神社の紅葉は、あと1~2週間後が見頃ではないかと推測されます。
お寺が集まる嵐山の北へ

観光客で賑わう嵐山の中心エリアの紅葉を見たところで、他のエリアの紅葉の様子を見てみようと、私達は数々のお寺が佇む嵐山の北エリアへと足を運んでみました。
嵐山の奥あたりまで来ると、観光客の姿も少し少なくなってきますが、目の前には丁度見頃を迎えているもみじの木が現れました。しかし、奥の木々の紅葉はオレンジだったり、まだ黄色だったりと様々。
緑から赤へのグラデーションも美しい

こちらは信楽焼などの置物が置かれているとあるお店の前。こちらの紅葉は、まだ浅い色合いとなっていますが、この緑から黄色、そしてオレンジ、赤へ移り変わっていくグラデーションを見せる紅葉の様もまた美しいのではないかと思います。
祇王寺の紅葉

こちらは祇王寺(ぎおうじ)という、平家物語にも登場する尼寺のお庭の紅葉です。
祇王寺は地面の苔(こけ)が見事な、知る人ぞ知る観光の穴場的なお寺でありますが、祇王寺の紅葉も、すでに赤いものがあったり、まだ色づき始めたばかりの浅い色があったりと様々です。
苔の上に朽ちる紅葉

しかし、地面のほうにスポットを当ててみると、そこには苔の上に落ちて朽ちていく無数の紅葉の葉の姿。もしかしたら、祇王寺の紅葉は今ぐらいがちょうどベストなタイミングなのかもしれません。
なお、祇王寺は雨上がりの苔の輝きが特におすすめなので、出かける時はちょっと雨が降ってるぐらいのほうが美しい写真が撮れると思います。
祇王寺について詳細は下の記事を参考にしてください。

嵐山のトロッコ列車の紅葉

それでは、名物のトロッコ列車に乗って、トロッコ嵐山駅から保津川(桂川)の上流域の亀岡市に行ってみましょう。
このトロッコ列車は、京都の四季折々の自然の風景を楽しめる大人気の観光列車で、特に秋の紅葉シーズンは切符は事前購入しておかないと当日券はすぐに売り切れてしまうほどの人気ぶりです。私達も事前にネット予約(JR西日本 - e5489)をしてチケットをゲットして乗り込みました。
嵐山から向かう亀岡市は標高が高い位置にあるので、気温も嵐山に比べると低くなる傾向にありますが、この名物トロッコ列車の車窓から見える紅葉は、まだ青い葉も残っている感じで、やはり嵐山同様、あと1~2週間先が一番の見頃ではないかと予測されます。
保津川下りで紅葉を愛でる

トロッコ列車で亀岡まで行ったら、やはり京都の超有名な観光アクティビティ「保津川下り」で嵐山へと戻りましょう。
この保津川下りも、京都の四季を楽しめる観光アクティビティで、春は桜、夏前には天然記念物でもあるイワツツジ、秋には紅葉、そして冬にも暖房完備で運行され、運がいいと雪景色の中を保津川下りを楽しめる・・・と、大晦日と元旦以外は年中無休で行われている迫力満点のアクティビティになっています。
さて、その一番のピークシーズンである秋の紅葉の保津川下りですが、保津川のほとりの紅葉の色合いは、嵐山の町中同様にもう一息。もちろん、これはこれで美しいのですが、一番の見頃はどうやら11月終わり~12月頭ぐらいの感じです。
なお、船の上はまぁまぁ寒い&水に濡れることもあるので、この時期の保津川下りを楽しむ場合は、暖かい服装で訪れましょう。
夜の嵐山の大規模ライトアップは終了

大迫力の保津川下り(約2時間)を終えて、再び京都・嵐山まで戻ってきました。保津川(桂川)の水面に写る木々がとても綺麗です。最後に夜の嵐山を散歩して、今回の嵐山・紅葉めぐりを締めくくりたいと思います。
ここでひとつ、紅葉関連としてライトアップ情報をお知らせしておきたいと思います。毎年、竹林の小径(竹林がとても美しい嵐山の観光名所)などの場所で「嵐山花灯路」として紅葉のライトアップが開催されていましたが、「嵐山花灯路」は2021年で終了となりました。
嵐山周辺でライトアップされた紅葉を楽しむ場合は宝厳院がおすすめです。
宝厳院のライトアップは今年も開催!

京都 嵐山で紅葉のライトアップを見るなら、嵐山の渡月橋にほど近い紅葉で有名なお寺「宝厳院 / ほうごんいん」がおすすめです。
「宝厳院」のライトアップは2023年は11月11日から12月3日まで行われる予定です。拝観料は去年までは一人600円 / 小中学生 300円でしたが、今年は変更になる予定とのことなので少し値上がりするかもしれません。
なお、宝厳院の紅葉については下の記事で詳しく解説していますので下の記事を参考にしてください。

京都・嵐山の紅葉の一番の見頃 / 時期・まとめ

実際に11月20日と11月21日に京都・嵐山の紅葉を巡ってきましたが、どの場所もあと1週間~2週間後ぐらいが一番の見頃を迎えるのでは?といった感じの紅葉の色付き加減となっていました。
最近の京都は、冬の冷え込みが訪れるのも少し遅めなので、京都・嵐山の風物詩である「紅葉」も以前よりも少し遅れ気味な傾向にあるのが体感できた紅葉巡りでした。
今回の現地の実際の色づき具合や地元の方のお話から予想するに、京都・嵐山の紅葉の一番の見頃は、真っ赤に色づく場合は11月最終週から12月最初の週ぐらいが一番おすすめです。
今回の写真のように緑やオレンジがまざる写真が撮りたい場合は11月20日頃から11月末頃までがおすすめです。
もちろん、各年によって季節の移り変わりのタイミングが多少変わるので、少し早くなったり遅くなったりというのはあるとは思いますが、もしも京都・嵐山の一番の紅葉を見たいと旅行計画を立てる際は「11月最終週~12月最初」ぐらいを目処に旅程を計画するのが良いのではないかと思います。京都旅行の参考になれば嬉しいです。
それでは、京都・嵐山で見事な紅葉の景色を楽みつつ、思い出に残る京都観光を♪