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シェラトン北海道キロロリゾート 広々スイート・グランデルーム 宿泊記
シェラトン北海道キロロリゾートのスイートを宿泊レビュー!

冬のシーズンには、パウダースノーを求めて世界中から観光客が訪れる「シェラトン北海道キロロリゾート」。その大人気のホテルのスイート「グランデルーム」に宿泊してきたので、そのお部屋の様子や設備などを実体験レポートしてみたいと思う。
今回のお話の舞台場所は...
シェラトン北海道キロロリゾート「グランデルーム」507号室

私達が宿泊するシェラトン北海道キロロリゾート「グランデルーム」は507号室。このホテルの最上階(5階)のコーナールームにあるスイートルームだ。
私達がシェラトン北海道キロロリゾートに訪れたのは、夏もそろそろ終わる8月末(晩夏)。このシーズンのキロロリゾートは人も少なく、宿泊料金も低めに設定されており、私達も一泊1.3万円ちょっと(朝食付き)で一番安い部屋を予約。そしてチェックインの前にマリオットのスマホアプリを確認すると、なんと!「スイート・グランデルーム」にお部屋がアップグレードされていたのを確認(ホテルによってはスマホで事前にアップグレードを確認できる)。
スイートルームへのアップグレードは、マリオット・ボンヴォイ・プラチナエリート会員以上の特典となるが、マリオット アメックス プレミアムカード(旧SPGアメックス)のゴールドエリート会員を含め、この閑散期にはかなりの確率で、お部屋をアップグレードしてもらえるのではないかと予想。マリオット アメックス プレミアムカード(旧SPGアメックス)があれば、ホテル内のレストランも15%オフになるので、宿泊の際は忘れずにマリオット アメックス プレミアムカード(旧SPGアメックス)を用意しておこう。

さて、ルームキーをかざしてお部屋の中へと入っていこう。
エントランスには荷物スペース

シェラトン北海道キロロリゾート「グランデルーム」の中に入ると、まず現れるのがスーツケースも2個ぐらいは広げられそうな広めの玄関スペース。このキロロリゾートは、パウダースノーのゲレンデに直結したスキーリゾート。ゲストの荷物もかなり多くなることが予想されるので、こうした大きな荷物用のスペースも確保されているのだろう。
壁には姿見ミラー

その玄関スペースの壁にはファッションチェックに欠かせない姿見ミラー。
ハンガースペースも設けられている

また、壁にはハンガースペースも設けられている。スキーウェア / スノーボードウェアを掛けておくのにも最適な収納設備だ。
玄関の奥にはトイレ

玄関の奥にはトイレ。このお部屋のレストルームはユニットバスタイプではなく、ちゃんとトイレとバスルームが分かれたセパレートスタイルとなっている。トイレはもちろん、日本のトイレなのでウォッシュレット。
シェラトン北海道キロロリゾート・グランデルームのお部屋の中へ

玄関の扉を奥に進んでいくとメインルームが現れる。このシェラトン北海道キロロリゾート「グランデルーム」の広さは約60m2。スイートルームのメインルームとベッドルームは壁ではなくキャビネット / サイドボードで軽く仕切られているだけなので、お部屋の中には広々とした開放感がある。
メインルーム

メインルームにはソファが2台とテーブルが1台置かれている。奥のソファはソファベッドとなっているため、このグランデルームは最大4人まで宿泊することが可能となっている。
お部屋の片隅にはイオン空気清浄機

またメインルームのお部屋の片隅にはイオン空気清浄機(加湿機能付き)も用意されている。日本のマリオット / SPG ホテルに泊まると、かならずイオン空気清浄機が置かれている気がするなぁ。

でもこのイオン空気清浄機があると、ウィルスなどを撃退してくれるのか、滞在中に風邪を引いたりすることが少ない気がする(実際、日本のマリオットホテルに泊まっている時に風邪を引いたことがない)ので、この空気清浄機は旅行者にとって強い味方、なのかもしれない。
グランデルームの窓は一つ

このシェラトン北海道キロロリゾート・グランデルームには外の景色を見ることができる窓は1つで、ベランダは無し。窓は四角い形ではなく先が尖った五角形の形になっており、ホテルではあるけれど部屋の中はロッジのような雰囲気になっている。
窓からはゲレンデが見える

その一つの窓からは裏手にあるゲレンデを臨むことができる。私達が訪れたのは晩夏のため雪は無いが、これが冬になってくると一面真っ白な雪模様に変わる。このキロロ周辺の雪質はサラサラのパウダースノー。ここから見える冬のゲレンデの風景はさぞかし美しいだろう。
ソファの前にはテレビ

ソファの前にはサイドボードの上に置かれたテレビを見ることができるようになっていて、ソファに座ってくつろいでいると、ホテルに居るというよりも、自分の部屋に居るような、そんなリラックスした雰囲気が漂うお部屋になっている。
テレビは回転式

テレビは回転式になっていて、メインルームのソファだけでなく、奥側のベッドルームからも見ることができる。ただ、テレビはメインルーム、ベッドルームのどちらかしか見えないので、家族4人で泊まったりするとテレビ争奪戦になったりする・・かも?(笑)まぁ、このスイートルームは2人で泊まるのに一番最適な設備となっている。
ホテルからのサプライズプレゼント

さて、テレビ周りをチェックしていると、テレビボードの上に、メッセージと一緒にロイズ(ROYCE' / 北海道のチョコレートメーカー)のチョコレートが置かれていた。これも上級会員ならではの嬉しいサプライズプレゼント、というわけだ♪
お部屋のアメニティ

また、テレビが置かれたサイドボードの上には、パーコレーター式のコーヒーメーカー、電気ポット、そして無料のコーヒー&ミネラルウォーター(3本)も準備されている。コーヒーとお水に関しては、ルームキーピングの際に補充してくれる。
部屋を分けるキャビネットはメイン収納に

テレビが置かれているメインキャビネットは、一番上には2人分の作務衣が用意されており、それ以外の棚はすべて空となっているので、滞在中のメイン収納になってくれる。
作務衣は部屋専用

また、このシェラトン北海道キロロリゾートでは、作務衣とスリッパは部屋専用。このシェラトンホテル内の2階には温泉大浴場があるので、この作務衣で向かいたくなるが、ルールとしては部屋の中だけで使用するようにとのことなので注意しよう。
冷蔵庫とマグカップなどもある

また、収納スペースのとなりには、マグカップやグラス、アイスペールが置かれた棚と、さらにその隣には空っぽのミニ冷蔵庫も完備。このキロロ周辺にはホテル施設以外ほとんど何もないが、ホテル一階には売店もあるので、そこで飲み物などを買って、ここのミニ冷蔵庫でストックしておくと良いだろう。
ベッドルーム

ベッドルームにはシングルベッドが2台。マットレスは少し柔らかめの眠り心地。ヘルニア持ちの私には若干このベッドは柔らか過ぎる感じもするが、普通の人であれば、かなり快適に眠ることができるだろう。
ベッドの間にはサイドテーブルなど

ベッドの間にはサイドテーブルと、その上に電話、目覚まし時計、メモなどが置かれている。また照明の操作パネル、電源×1、充電用のUSBポート×2もあって、かなり使い勝手が良い。
ベッドルームの奥にはデスク

ベッドルームエリアの奥にはプライベースペースのような一角にデスクも置かれている。このデスクスペースは壁に囲まれているため、座ってみると妙に落ち着く雰囲気。普通に仕事なんかもできそうな感じだ。
インルームダイニング

デスクに置かれたホテル案内には、朝食を始めとするインルームダイニングメニューも置かれていたので、その内容と気になるお値段も一部抜粋して紹介しておきたい(2019年9月現在)。
- シェラトン北海道キロロリゾート ルームサービス
- 朝食 / 7:00-10:00
- アメリカンブレックファスト
- 2,800円
- コンチネンタルブレックファスト
- 1,800円
- アラカルトメニュー / 10:00-22:00
- スープ
- 野菜ポタージュスープ
- 800円
- 北海道グラタンスープ
- 1,000円
- サラダ、サンドイッチ、バーガー
- シーザーサラダ
- 1,200円
- ミックスサンドイッチ ポテトチップス添え
- 1,500円
- クラブハウスサンドイッチ ポテト添え
- 1,800円
- キロロスペシャルビーフバーガー
- 2,800円
- カレー、麺類
- ビーフカレー
- 1,800円
- チキンスープカレー
- 1,800円
- 山菜うどん / そば ご飯添え
- 1,500円
- ボロネーゼ / ナポリタン
- 1,800円
- メイン料理 / パン or ライス付き
- サーモンのポワレ 柚子風味のオランデーズソース ポテトとほうれん草添え
- 2,800円
- 知床鶏のロースト 野菜添え
- 2,600円
- 余市産北島ポークのグリル
- 2,700円
- 白老町産牛ロース肉のステーキ
- 4,800円
- キッズ、デザート
- キッズプレート
- 1,800円
- 今月のアイスパルフェ
- 650円
- 抹茶ケーキ
- 550円
- ナイトメニュー / 22:00-7:00
- スープ
- 野菜ポタージュスープ
- 800円
- 北海道グラタンスープ
- 1,000円
- サラダ、サンドイッチ、バーガー
- シーザーサラダ
- 1,200円
- ミックスサンドイッチ ポテトチップス添え
- 1,500円
- カレー、麺類
- ビーフカレー
- 1,800円
- チキンスープカレー
- 1,800円
- 山菜うどん / そば ご飯添え
- 1,500円
- ボロネーゼ / ナポリタン
- 1,800円
- デザート
- フルーツ盛り合わせ
- 1,800円
- 抹茶ケーキ
- 550円
- ドリンクメニュー / 24時間
- ソフトドリンク
- オレンジジュース
- 700円
- パイナップルジュースなど
- 900円
- コーラなど
- 700円
- コーヒー、紅茶
- コーヒー
- 800円
- 紅茶
- 800円
- コーラ、烏龍茶など
- 700円
- ココア
- 800円
- アルコール類
- ビール各種
- 850円~950円
- ノンアルコールビール
- 800円
- ウイスキー
- 1,100円
- 竹鶴 ピュアモルト
- 900円
インルームダイニングの特徴としては、飲み物だけでなく、食べ物も24時間利用可能となっているのがポイントだ。お値段は一般的なリゾートホテル価格のものとなっている。
無料で使えるスマホ

また、デスクの上には無料で使えるスマホも用意されており、無料で通話やインターネットが使える他、観光ガイドなどの情報も入っているので旅行者としてはありがたい。またホテル全域で利用できる無料のWiFiも備わっているので、ホテル館内ではインターネット環境を気にする必要も無い。
クローゼット

ベッドルームの壁にはクローゼット。クローゼットの中には、ハンガー、アイロンとアイロン台、荷物ラック、セキュリティボックスなどが用意されている。
厚手のバスローブも用意されている

また、クローゼットの上の棚には厚手で上質なシェラトンのバスローブも置かれている。
スリッパと靴磨き

そしてセキュリティボックスが置かれた棚の下にはスリッパと靴磨きも。このスリッパは簡易のものなので、一日使うとすぐにボロボロになるが、ルームキーピングの際には新しいものを用意してくれる。
シェラトン北海道キロロリゾート・グランデルームのバスルームをチェック!

お部屋のチェックが完了したところで、次はシェラトン北海道キロロリゾート・グランデルームのバスルームをチェックしていこう。バスルームはトイレとは独立しており、中にはいるとまずは洗面台スペースが置かれている。
洗面台周り

洗面台周りには、タオルの他、ドライヤー、各種アメニティ(コーム、歯磨き、爪とぎ、ボディ用スポンジ、マウスウォッシュなど)、化粧用の拡大鏡、コップなどが置かれている。洗面台は1つ。
シェラトンのバスアメニティ

シェラトンのバスアメニティは「le grand bain」で、このシェラトン北海道キロロリゾートでも同じものが採用されている。しかし、使い捨てのボトルで用意されていたのはボディローションとマウスウォッシュのみ。
バスルームの中

そしてバスルームの中がこちら。少しレトロな雰囲気のバスルームにはなっているが、シャワーだけでなくバスタブも備わっている。シャワーヘッドは手式タイプなので使いやすい。また、壁にはシャンプー、コンディショナー、ボディーウォッシュの備え付けソープ類。
マリオットでは、2020年12月までに、ほとんどのホテルで、シャンプーなどの使い捨てミニボトルを廃止することが発表されたばかり。今後は、ソープ類はすべてこういう大型の備え付けボトルによる提供が行われる予定とのこと。私達は、シャンプーやコンディショナーなど置かれているミニボトルを家に持って帰って、旅先の色んなことを思い出しながら自宅のお風呂でしばらく旅の余韻に浸るのが好きだったので無くなってしまうのはちょっと残念だが、そのミニボトルを廃止することで、プラスチックごみを年間30%(約900トン)削減できるらしい。
チェックインの際に手渡されたもの

最後に、私達がシェラトン北海道キロロリゾートにチェックインした際に受け取った各種アイテムを紹介しておきたい。まずはエリートメンバー用のカードキー(写真右の黒いカード)、無料WiFiの案内、同じキロロリゾート施設内にあるキロロ トリビュートポートフォリオホテル 北海道の温泉利用権、リゾート設備の一部アトラクションを無料で利用できるサマーパッケージのリボン(写真右)、キロロリゾートの施設案内(写真左)、そしてマリオット・ボンヴォイ / ボンボイ・チタンエリート用の特典案内(写真中央の上)。
このシェラトン北海道キロロリゾートホテルには上級会員向けのクラブラウンジは無いが、プラチナメンバー以上の場合、一階のバーフロアで17時~19時の2時間、お酒やおつまみを無料でいただけるサービスが行われている。その時に必要となるのが、マリオット・ボンヴォイ / ボンボイ・チタンエリート用の特典案内。この用紙を見せることでエリート会員特典でのバー利用をすることができる仕組みとなっている。ただ、この特典案内は薄い紙製なので、持ち運びがしにくく、すぐにクシャクシャになってしまうのがちょっと使いづらかったなぁ。バーフロアの様子についてはまた別の記事でレポートしたいと思う。
あと、同じ敷地内のキロロ トリビュートポートフォリオホテル 北海道と言ったが、このシェラトンからポートフォリオホテルに移動するのには少し距離があり、ブラブラ散歩しながら歩けなくもないが、結構距離があるので、移動するのにはレンタカーもしくは夜24時前まで運行している無料の移動用シャトルバスを利用するのが快適だ。
シェラトン北海道キロロリゾート・グランデルームは広々快適!

シェラトン北海道キロロリゾートのスイート「グランデルーム」は部屋も広く、かなり快適に滞在することができる素敵なお部屋となっていた。他のホテルなどに比べると、外が見える窓が1つしか無いため、日中でもお部屋は暗めになってしまうのが難点だが、その一つの窓から見える景色はとてもきれいで、特に雪のシーズンになれば、そこから美しいパウダースノーのゲレンデを見て楽しむことができるスペシャルな環境も整っている。
私達が訪れたのは、このシェラトン北海道キロロリゾートが一年でも一番閑散期っぽい晩夏だったため、もちろん雪の景色は見ることはできなかったが、きっとこのホテルに冬の雪のシーズンに訪れることができたなら、ゲレンデにも直結しているし、かなり楽しい滞在を満喫できるのではないかと思う。今度は、冬の季節にこの部屋の窓から雪に包まれたキロロリゾートを眺めたいなぁなんて想像しつつ、今回のシェラトン北海道キロロリゾート・グランデルームの宿泊レビューを締めくくりたいと思う。