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ジェットスター A322 エコノミークラス 関西⇔沖縄宮古 / 搭乗記
ジェットスター・国内線(関西⇔沖縄宮古・下地島)の搭乗レポート!

LCCでは国内線シェア ナンバーワンを誇る、大人気の格安航空会社「ジェットスター 航空」。その国内線である大阪⇔沖縄・宮古(下地島)/ GK377便 GK378便に搭乗してきたので、その時の機内の様子や、座席の広さ、乗り心地、そして機内サービスなど、実体験 搭乗レポート!
ジェットスターは国内23路線(2019年8月からは24路線に拡大)を持つ、日本国内でも非常に利用しやすい航空会社の一つ。時にはセールでとんでもない格安航空券も販売していたりするため、乗ってみたい人も多いはずだ。
しかし、ジェットスターはLCC(格安航空会社)ということで、サービスは悪いんじゃないか?座席は狭いんじゃないか?など、心配なことも多いのは事実。そこで今回は、このジェットスター搭乗記を通して、大人気のLCC「ジェットスター航空・国内線」の情報を、どこよりも詳しくお伝えしたいと思う。
目次
- ジェットスター・国内線(関西⇔沖縄宮古・下地島)の搭乗レポート!
- ジェットスター国内線の機材:A320-200
- ジェットスター 国内線の 座席表 / 座席マップ
- ジェットスターの搭乗手続きへ
- 飛行機までの連絡通路
- ジェットスターの飛行機の中へ
- ジェットスター 国内線 の機内の様子
- ジェットスター国内線の座席の広さ:スタンダードシート
- ジェットスター国内線の座席の広さ:非常口席
- ジェットスター国内線・座席の設備などの詳細
- トイレもチェック
- 非常用設備の案内
- ジェットスター国内線・フライト中の機内の様子
- ジェットスターの機内サービス
- ジェットスターの飲み物などの機内持ち込みに関して
- 機内でのスマホはOK
- ジェットスター国内線の搭乗を振り返る
ジェットスター国内線の機材:A320-200

ジェットスター国内線の機材は「A320-200」。座席数は180席。この機体は、エアアジアやピーチなどのLCCでも、近・中距離路線で幅広く利用されているため、搭乗する機会も非常に多い機材の一つと言えるだろう。
ジェットスター 国内線の 座席表 / 座席マップ
ジェットスター 国内線(A320-200)の座席マップは以下の通り。
- ジェットスター国内線・A320 座席表

特徴としては全列 3-3 の配列の座席マップとなっており、ツインシートの設定は無し。また、座席クラスもエコノミークラスだけのワンクラス設定となっているが、最前列の左側、12列目、13列目は非常口座席シートとなっており、レッグルーム(足を置くスペース)が広い設定となっている。
なお、座席指定の料金はスタンダードシート(通常の席)>アップフロントシート>エクストラ・レッグルーム・シート(非常口席)の順に高くなってゆく。価格帯はフライトによって異なるが、大阪→宮古(下地島)でスタンダードシートが1区間600円前後~、エクストラ・レッグルーム・シート(非常口席)が+600円程度とそこまで高くない。
ジェットスターの搭乗手続きへ

では、実際にジェットスターの国内線 A320-200に搭乗していきたいと思う。ジェットスター国内線では搭乗の順番は決まっており、まず最初に、2歳未満のお子さん連れのゲスト、お手伝いが必要なゲスト、非常口席(1列目、12列目、13列目)の優先搭乗が行われ、その後、窓際の座席のゲスト、最後に全ての座席のゲストの順番で搭乗していく流れとなる。
なお、搭乗ゲートの締切は、下の特集記事にも書いたがフライト出発の15分前となるので、遅れないように注意しよう。

飛行機までの連絡通路

私達が乗り込む、ジェットスターの国内線、GK377便 大阪・関西空港→沖縄・宮古島(下地島)/ 15時50分発 の飛行機までの連絡通路は、いつものボーディングブリッジ / 搭乗橋を使ってのアクセス。この歩いて飛行機まで向かう感じは、国際線、国内線で同じようなものだ。
宮古島・下地島での搭乗風景

しかし、沖縄・宮古(下地島)→ 大阪・関西空港 / GK378便 - 18時55分発の搭乗風景は、飛行機まで歩いてアクセス。この外の風景を見ながら飛行機に乗り込むというのは、旅行の雰囲気が盛り上がって、とても楽しい気分になるね♪
ジェットスターの飛行機の中へ

連絡通路を越えて飛行機の中に入ると、CAさんが乗客の搭乗券を確認しているので提示して中に入ろう。スマホで表示するデジタルの搭乗券の場合もCAさんにバーコードの付いたものを提示すればOKだ。
ジェットスター 国内線 の機内の様子

そうしてこちらが、ジェットスター国内線の機内の様子だ。A320-200はナローボディの飛行機で、座席配列は全席3-3。座席はすべてエコノミークラス席でプレミアムシートの設定は無い。それにしても、この真っ黒な雰囲気はどこかニュージーランド航空の国内線にも似た感じがするなぁ。

座席は全席 革張りシート

そしてこのジェットスター A320 の座席は、全席レザーシートとなっているのもポイントだ。この革張りのシートというのは、ハードに使われる飛行機の座席の素材としてはメンテナンスがしやすく、耐久性もあるのだとか。それにしても、シンプルにブラックで統一された座席の雰囲気は、LCCらしからぬ貫禄がある。
ジェットスター国内線の座席の広さ:スタンダードシート

それではもう少しジェットスター国内線の座席スペックを掘り下げてみていこう。上の写真は、スタンダードシートの座席シートのもので、座席の広さは横幅約17.88インチ(約45cm)、シートピッチ(座席の縦幅)は74cm(29インチ)となっている。
このシートピッチの大きさは、実はレガシーキャリアであるANAの国内線A321neoや、上でも軽く紹介したニュージーランド航空の国内線の座席の広さとほぼ同じ。

つまり、このジェットスターの国内線の乗り心地は、一般のレガシーキャリアの国内線と変わらないということになる。LCCなのにレガシーキャリアと肩を並べる座席の広さ。これはスゴい。
スタンダードシートに座ったところ

では、実際にこのジェットスターのスタンダードシートに座ってみよう。ミヅキ(身長160cm / 中肉中背)が座ってみたところがこちら。
膝先と前席との隙間

シートピッチが29インチあるので、膝と前席との隙間もそこそこある感じ。ただし、前席の背もたれが湾曲を描いた形になっており、前席の背中側の下側がくぼむようにスペースを確保している省スペース設計なので、実際に座った時の見た目は少し圧迫感を感じるかもしれない。
エコノミー席の座席のリクライニング

エコノミー席の座席のめいいっぱいリクライニングした時のイメージがこちら。これは全席共通のリクライニング角度となっているが、まぁ、ちょっとだけリクライニングしてるかな?程度の角度しか倒れないので、気休め程度のリクライニングだと思っておこう。なお、座席によっては、リクライニング機能がうまく動かない場所もあったりする。
ジェットスター国内線の座席の広さ:非常口席

エキストラ・レッグルーム・シートといわれる非常口席の座席がこちら。ジェットスターのA320-200には、この非常口席が1列目と、12列目、13列目に用意されている。上の座席マップでは、12列目のところに非常口があり、13列目はその後ろのような感じではあるが、実際はこの通り、12列目、13列目の横にそれぞれ非常口が設けられていて、座席のシートピッチも、12列目と13列目はほぼ同じとなっている。
非常口座席に座ったところ

先ほどのスタンダードシートと同じく、ミヅキが実際に非常口席に座ったときの様子がこちら。パッと見ただけでも、通常のスタンダードシートに比べ、かなりレッグスペースが広いのが分かる。
膝先と前席との隙間(非常口席)

エクストラ・レッグルーム・シートに座った時の膝前と前席との間隔がこちら。手前の膝はミヅキ(160cm / 女性 / 中肉中背)、奥の膝は私(170cm / 男性 / 中肉中背)のものだが、写真だけ見ても相当広いのが確認できる。
このエアアジアの非常口席のシートピッチ(座席の前後間隔)は、実際に図ったところ約38~39インチほどと、普通のスタンダードシートよりも約10インチほど広い設定になっている。
ジェットスター国内線・座席の設備などの詳細

ジェットスター国内線・座席の設備などの詳細も見ていこう。LCCの国内線ということで、座席に備わっている設備は必要最小限。
座席前にはポケットが一つ

座席前にはもちろん個人モニターは無く、マガジンラック程度のポケットが一つと、機内食などに使える折りたたみテーブルのみが備わっている。
座席前ポケットの中身

座席前ポケットの中には、ジェットスターのマガジン、機内食メニュー、そしてジェットスターのお得な格安航空券運賃が載ったパンフレット冊子が入っている。まぁ、国内線のフライトなので、こんなもんだろう。
天井には読書灯や送風設備など

天井には、読書灯、CAさんを呼ぶためのアテンダントボタン、そして送風機がそれぞ備わっている。
座席の肘掛け

座席の肘掛けはこちら。一般的な飛行機の座席ぐらいの幅のある肘掛けなので、隣が近く感じるようなことは無い。一列目の座席以外は、真ん中2つの肘掛けは上げて収納することができる。
トイレもチェック

ジェットスターの国内線には、機内の前と後ろにトイレが備わっている。トイレの中の設備は、普通の飛行機と同じで、おむつ台なども備わっているので、子供連れのゲストにも安心だ。清潔感は普通。
トイレの備品ストックは優秀

トイレに置かれているトイレットペーパーなどの必要な備品のストックは優秀。特にトイレットペーパーのストックは、ゲストも手に届く場所に置かれているので、万が一、ペーパーが切れてしまっても、ストックから取り出すことができる。
非常用設備の案内

もうすぐ宮古・下地島に向けて出発の時。飛行機のタクシングが始まると、機内では非常用安全設備のお知らせが始まる。機内にはモニター等は設置されていないので、安全設備の説明はCAさんによる実演案内となる。
ジェットスター国内線・フライト中の機内の様子

飛行機も無事飛び立ち、安定航路に入ってシートベルトサインが消えた後のジェットスター国内線の機内の様子がこちら。小さな子供連れのファミリーゲストも多いため、たまーに子供の声がすることはあるが、全体的に総じて静か。
ジェットスター国内線の搭乗は今回が初めてなので、これがいつもとは限らないとは思うが、エアアジアのハワイ線などよりもかなり静かな印象を受ける。機内の温度も寒くないので、夏場は特に上着は必要無さそうだ。
ジェットスターの機内サービス

飛行機も安定航路に入り、しばらくすると、ジェットスターの機内サービスが始まる。今回のフライトは、大阪⇔宮古(下地島)の初就航便なので、記念に宮古島のお菓子「黒糖 雪塩」(Amazonで購入可能)が無料で配られていたが、通常のフライトでは基本的に全ての機内食や飲み物、スナックなどはすべて有料販売となる。
ジェットスターの飲み物などの機内持ち込みに関して
さて、LCCは飲み物などは全て有料販売となっているため、機内への飲み物などの持ち込みはできるのか気になるところ。ジェットスターの場合は、機内アナウンスでは「アルコール類の持ち込みは固くお断りします」とのことだったので、お水などのノンアルコールの飲み物については持ち込んでも特に何も言われない感じだった。(実際、何人もコーヒーなどを持ち込んで飲んでいた)
気になる機内販売の価格帯

気になるジェットスター国内線の有料の機内食、飲み物などの機内販売の価格帯は以下の通り(2020年3月現在 / 一部を抜粋)。
2~3時間程度のフライトということもあって、機内食メニューは限定的でどれも簡単なメニューが並ぶ感じだ。
どら焼きセットを頼んでみた!

私達もせっかくのジェットスター初就航便 搭乗の記念にどら焼き+温かい飲み物(コーヒー)のセット(500円)を注文してみた。それがこちら。どら焼きには、ジェットスターの公式キャラクター「ジェッ太」くんも刻印されている。お味は普通のどら焼き。
機内食メニューの支払い方法

ジェットスターでは機内食の支払い方法は、現金のほか、クレジットカード(VISA、MASTER)の利用も可能となっており、レシートはEメールで送信される。Eメールはあらかじめ予約の際のものが座席データに紐づけられているため、注文時に申請する必要は無し。便利だ。
機内でのスマホはOK

軽食の機内サービスをいただいた後は、到着までスマホ(機内モード)でゲーム。スマホの使用については特にアナウンスでの注意も無かったので、スマホの取扱に関してはジェットスターは結構緩めなのかもしれない。
ジェットスター国内線の搭乗を振り返る

ジェットスター国内線の機内の様子、座席の広さ、機内食をはじめとする機内サービスなどの詳細はいかがだっただろうか。このはじめてのジェットスターの搭乗を振り返ってみて、そのフライト体験は非常に快適なものだったと感じている。
座席の広さも、ANAなどのレガシーキャリアの国内線と遜色無く、機内サービスも有料ではあるがそこそこ充実。私達はより快適な非常口席(座席指定料は1,200円~2,000円前後)を座席指定してフライトに望んだが、ほんとうに広々とした快適な座席で、沖縄までの2時間程度のフライトはあっという間に過ぎ去っていった感じだった。
日本国内のLCCとして国内線シェアナンバーワンなのもうなずけるA320-200でのフライト内容。乗った後も、またお得なジェットスターの格安航空券を見つけたら、ちょくちょく国内旅行も楽しもうかなぁなんて気分にさせてくれる、快適な旅行を楽しめた搭乗体験だった。
乗ってみたいけど不安だなぁと思っている人に、このジェットスター国内線 搭乗記が、次の国内旅行のヒントになればとても嬉しい。それでは、LCC ジェットスターでお得な空の旅を♪




