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ジェットスター A322 エコノミークラス 大阪⇔沖縄 那覇 / 搭乗記
ジェットスター国内線 関西→沖縄・那覇 エコノミークラスの搭乗レビュー!

こんにちは、モリオです。さて、今回の飛行機の搭乗レビューで登場するのは、日本で一番利用されている格安航空会社(LCC)ジェットスターの国内線 GK353便、関西 KIX → 沖縄・那覇 OKA のエコノミークラス(・・と言ってもこのフライトにはエコノミークラスしか無い)。飛行機はジェットスター・ジャパンの主力機材である A320-200(A322)。
このフライトは、お昼過ぎ(12:30頃)に関西空港を出発し、15時前頃に沖縄・那覇空港に到着する旅程。そのため、沖縄の宿泊先のホテルなどにチェックインするのに非常に便利な時間帯のフライトとなっている。そんな人気のジェットスターの国内線・沖縄路線は一体どんな感じなのか、実際に搭乗して実体験レポートしてみたいと思う。
ジェットスターの搭乗手続き@関西国際空港

まずはジェットスターの関西空港での搭乗手続きから。関西国際空港のジェットスターのチェックインカウンターは、国内線出発フロア(2F)のJALカウンターの奥隣。一番奥にはファミリーマートもあるので見つけやすいはずだ。
ジェットスターのチェックインカウンターには、セルフチェックイン用のキオスク端末と受託手荷物を預けるための有人カウンターが用意されている。チェックインは自分でネットで行うことが可能で、その場合、キオスク端末を使わず、そのまま預け荷物のカウンターに向かうことが出来て時間短縮になるので、ジェットスターを利用の際はオンラインチェックインを積極的に利用したい。(ジェットスター・オンラインチェックインの詳細は下の記事を参照)

荷物の重量制限チェックは厳しめ

このジェットスターのチェックイン時の荷物重量制限チェックはかなり厳しめになっており、受託手荷物を預ける際に、機内持ち込み荷物も重量チェックされる。ジェットスターの機内持ち込み手荷物の規定は以下の通り。
- ジェットスター・機内持ち込み荷物 / 1人あたり
- 個数制限
- 2個まで
- 重量制限
- 合計7kgまで
- 大きさ制限
- 幅 36×奥行き 23×高さ 56cm まで
- 持ち込み荷物の追加
- +7kgまで可能(有料 / 最大個数は2個までと変わらず)
空港スタッフによる機内持ち込み手荷物のチェックが完了すると、チェック済みのバッグには上の写真のように検査完了を示すタグシールが貼り付けられる。このシールが無い荷物の場合、重そうな荷物の場合は搭乗ゲートにて再度重量チェックが行われたりするので、機内持ち込み手荷物の重量には注意したい。
ジェットスター・関西空港の搭乗ゲートへ

チェックインカウンターでの荷物の手続きも終え、保安検査を抜けて搭乗ゲートである22番ゲートへとやってきた。チェックインカウンターから保安検査 / 荷物検査を抜けて、搭乗ゲートまでかかる時間は混んでいなければ10分~15分程度。
JALとの共同運行

このGK353便は、JAL(JL6179)とカンタス航空(QF5244)の共同運行便にもなっているフライトで、搭乗ゲート付近には、日本航空の顔出しパネルも用意されていたりする。ミヅキも張り切って顔を入れて記念写真を一枚(笑)。
ジェットスター GK353便に搭乗開始!

ボーディングタイムとなり、いよいよジェットスターGK353便(機材 A322)に搭乗するときがやってきた。搭乗にはまず体の不自由な人や、妊婦さん、小さな子供連れ、そして非常口席(1列目、12列目、13列目)のゲストが優先搭乗を開始し、その後、窓際の座席のゲスト、最後に全ての座席のゲストの順番で搭乗手続きが行われる。私達も張り切って1列目の非常口席を予約しておいたので、優先搭乗で一足早く機内へと乗り込んでいく。
ジェットスター 国内線 A320-200 の 座席表 / 座席マップ
ジェットスター 国内線(A320-200)の座席マップは以下の通り。
- ジェットスター国内線・A320 座席表

特徴としては全列 3-3 の配列の座席マップとなっており、ツインシートの設定は無し。また、座席クラスもエコノミークラスだけのワンクラス設定となっているが、最前列の左側、12列目、13列目は非常口座席シートとなっており、レッグルーム(足を置くスペース)が広い設定となっている。
なお、座席指定の料金はスタンダードシート(通常の席)>アップフロントシート>エクストラ・レッグルーム・シート(非常口席)の順に高くなってゆく。価格帯はフライトによって異なるが、大阪→沖縄・那覇でスタンダードシートが1区間600円前後~、エクストラ・レッグルーム・シート(非常口席)が+600円程度とそこまで高くない。
ジェットスター 国内線 A320-200 の機内 / 座席

ジェットスター国内線(A320-200)の機内の様子がこちら。座席配列は、中央に通路を挟んだ「3-3」配列となっており、ツインシートなどの設定は無し。全てエコノミークラスシートの全180席となっている。またシートは全席が黒の革張りで重厚感がある。LCCらしからぬ貫禄の機内だ。
ジェットスター国内線の座席:スタンダードシート

ジェットスター国内線のスタンダードシートの座席がこちら。座席の広さは横幅 約18インチ(約45.72cm)、シートピッチ(座席の縦幅)は29インチ(約74cm)となっている。このシートピッチの大きさは、実はレガシーキャリアであるANAの国内線A321neoや、ニュージーランド航空の国内線の座席の広さとほぼ同じ。つまり座り心地的には、FSC(フルサービスキャリア)のものと遜色が無いわけだ。


なお、個人モニターなどの機内エンターテイメントは備わっていない。
ジェットスター国内線の座席:エキストラレッグルームシート(最前列)

そして私達が今回のジェットスターのフライトで座るエキストラレッグルームシート(非常口席 / 最前列)。最前列のため、席と席の間の肘掛けは固定式で持ち上げることはできない。座席幅はスタンダードシートと同じ約18インチ(約45.72cm)。スタンダードシート同様、個人モニターなどの機内エンターテイメントは用意されていない。
ミヅキが座ってみたところ

実際にこの最前列のエキストラ・レッグルーム・シートにミヅキが座ってみたところがこちら。普通に快適な座り心地。ジェットスター国内線のフライトは長くても4時間弱程度(東京→沖縄・下地島など)なので、このシートの快適さなら十分ではないかと思う。
エキストラ・レッグルーム

このジェットスター国内線の最前列のエキストラ・レッグルーム・シートはこの通り、壁がまったくないので、足元は広過ぎるほど広々としている。なお、側面の出っ張りは出入口。触ったりしてはいけないので注意したい。
ジェットスター国内線 最前列の座席からの機内の様子
せっかくなので、この最前列のエキストラ・レッグルーム・シートからの機内の様子を360度カメラに収めてみた。沖縄はオフシーズンの時期のため、座席は少し空き気味。飛行機の機内は静か。ゲストは子供連れ、一人旅、友達同士など、様々な顔ぶれ。私達のような中年夫婦が乗っても特に問題ない雰囲気だ。
天井の装備

各座席の天井には、読書灯と送風機、CAさんを呼ぶためのアテンダントボタンも備わっている。機内の温度は至って普通だが、暑い時なんかには、この送風機を使うといいだろう。
最前列シートの座席テーブル

この最前列の座席では、据え置き型の肘掛けを開けば、折りたたみテーブルが使用できる。
最前列シートのシートポケット

このジェットスター国内線 最前列の座席には前に壁などがないため、座席ポケットは側面の壁に設けられており、3席共用となっている。
シートポケットの中身

シートポケットの中身は、安全のしおりとエチケット袋、機内販売カタログ、機内食メニュー、そして国内向け旅行雑誌も入っている。
ジェットスター 国内線 A320-200 のトイレ

ジェットスター 国内線 A320-200 のトイレは、機内前方に1つ、後方に2つ用意されている。
トイレの中は清潔

トイレの中はフライトを通して清潔に保たれている。トイレの設備は最低限であるが、おむつ替え台も備わっているので、小さな子ども連れでも安心だ。
飛行機は空の上に

飛行機は機内安全設備の説明が終わり順調に離陸し空の上に。窓からはきれいな雲と青空の風景が広がる。
ジェットスター 国内線 機内食メニュー

飛行機が安定航路に入り、ベルト着用サインが消えると、機内では機内サービスが始まる。機内サービスといってもジェットスターはLCCなので、食事や飲み物などの機内食は全て有料となっている。なお、機内にはビールなどのアルコール類の持ち込みは禁止されているが、お水などのソフトドリンクに関しては持ち込んでも問題無いようで、機内にペットボトルを持ち込んでいる人の姿は多く目立つ。
さて、気になるジェットスター国内線の機内食メニューは主に以下の通り(一部抜粋)。
2~3時間程度の国内線フライトのため、全体的に簡単なメニューが並ぶ機内食となっているが、ジェットスターのオリジナルグッズなども売られていて面白い。
ジェットスター 機内でのスマホの利用について

このジェットスター国内線の座席には、上で紹介したように機内エンターテイメントはほとんど用意されていない。そのため、機内での暇をつぶしたい場合は、スマホでゲームや映画などを持ち込む必要がある。映画を持ち込む場合は、Amazon プライムビデオで映画をダウンロードしておけば、機内モードでも視聴開始から48時間以内は見ることができるのでおすすめだ。私達も今回のフライトでは、アマゾンプライムビデオで映画を持参。もちろん、スマホのバッテリーがもたなくなるので、機内持ち込み用のモバイルバッテリーもお忘れなく(おすすめの携帯バッテリーは下を参照)。

なおジェットスターでは、スマホは機内モードにして電波を発しない状態にしておけば、機内での利用は可能となっている。
ジェットスター 沖縄 のフライトは安いセールを狙え!

ジェットスター国内線の沖縄行き A320-200 の搭乗レビューはいかがだっただろうか。飛行機の座席の広さも普通にレガシーキャリアの国内線ぐらいの広さが確保されており、乗り心地は至って普通。無料の機内サービスは無いが、例えばANAさんの国内線・沖縄行きの飛行機であっても、無料サービスは飲み物だけだったりするので大差は無い。

なので「少しでも安く沖縄旅行に行ってみたい!」なんて思ったなら、ぜひこのジェットスターの沖縄線を、超安いセールのときにでも狙ってみるのをおすすめしたい。それでは、ジェットスター 国内線でお得で快適な空の旅を!