コラム

レンタカーズドットコムの「フルプロテクション」は掛けないほうが良い理由

目次

  1. 海外旅行でレンタカーを利用する
  2. レンタカーズドットコムはレンタカー料金が安い
  3. レンタルカバードットコムのフルプロテクションは注意が必要
  4. 安さよりも安心が大事
  5. フルカバー保険は現地で掛けるのがおすすめ

海外旅行でレンタカーを利用する

レンタカーズドットコムの「フルプロテクション」は掛けないほうが良い理由

海外旅行に行った際、レンタカーを利用すれば、旅行の行動範囲が格段に広がり、自分で好きな場所に行くことができるので、運転のしやすいハワイを含むアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドといった旅行先では積極的に活用したいところ。もちろん、そのレンタカーを借りる際は、安いことに越したことはない。そのため、私達が旅行でレンタカーを予約する際は、安いレンタカープランを探しやすいレンタカーズドットコムをいつも活用している。

さて、このレンタカーズドットコムでレンタカーの予約をすると、その時一緒にフルプロテクション(自車両フルカバー保険)を申し込むことができる。この「フルプロテクション」という保険は、レンタカーズドットコムの関連会社であるレンタルカバードットコムが提供する保険で、事故などがあった場合に自車両の損害を全てカバーしてくれる頼もしい保険、、、なのだが、何度かこのレンタカーズドットコムのフルカバー保険を利用してみて、「やっぱりフルカバーの保険などは現地で話を聞きながら申し込むほうが良いな」という結論に至ったので、そのことについて書いておきたいと思う。


レンタカーズドットコムはレンタカー料金が安い

レンタカーズドットコムの「フルプロテクション」は掛けないほうが良い理由

まず、レンタカーズドットコムを利用すると、旅行先でのレンタカーを安く見つけることができるのは間違いない。それは、AVISやHERTZ(ハーツ)、Europcar(ユーロップカー)、Budget(バジェットレンタカー)といった世界大手のレンタカー会社だけでなく、その国にある中小のレンタカー会社も検索対象に挙がって来たりもするなど、幅広いラインナップからレンタカーを探しだすことが出来ることに由来する。また、小さなレンタカー会社だと、直接やり取りをするのは不安に思うかも知れないが、間にレンタカーズドットコムが入ることで、トラブルの際にも電話をすれば日本語で対応してくれるなど、いざというときにも安心というメリットもあるので、レンタカーズドットコムを使ってレンタカーを探すのは、個人的にも非常におすすめである。


レンタルカバードットコムのフルプロテクションは注意が必要

レンタカーズドットコムの「フルプロテクション」は掛けないほうが良い理由

そのレンタカーズドットコムでレンタカー予約をすると、一緒にレンタルカバードットコム(Rentalcars.com の関連会社)が提供するフルプロテクションという、自車両フルカバー保険をかけることが出来る。保険料は、レンタカーを借りる際に現地で掛けるフルカバー保険よりも非常に割安。例えば、私が実際に掛けたフルプロテクションでは、西オーストラリア旅行のレンタカー利用8日間で「18,385円」。これが現地のフルカバー保険になると、1日あたり33.6AUドルで8日間だと268.8AUD(約22,800円)とレンタカーズドットコム提供のフルプロテクションより割高になる。

しかし、私たちはこの西オーストラリア旅行のレンタカーでは、フルプロテクション保険を掛けているにも関わらず、現地でフルカバー保険を掛けなおすことにした。「え!?なんで?勿体無い!」と思ったかも知れないが、それにはそれなりの理由があった。


安さよりも安心が大事

レンタカーズドットコムの「フルプロテクション」は掛けないほうが良い理由

現地でフルカバー保険に入り直した理由は「安さよりも安心が大事」だと思ったからだ。もしも何か事故やトラブルが起こった場合、レンタカーズドットコムのフルプロテクション保険では、まず最初に自分ですべての損害費用を立て替えて支払い、その後、改めてレンタカーズドットコムへ請求を掛ける、という流れになる。そう、目の前で起こった事故などは、まずは全て自分で対処をする必要があるのだ。英語(もしくは現地の言葉)がネイティブに話せるなら問題は無いだろうが、慣れていない土地で事故を起こしてパニックになっている状態で英語でのやり取り、、、そんなことが出来るだろうか?私は多分出来ないw

しかし、そんなピンチの時でも、もしも現地で保険をかけていたとしたなら、もちろん現地の事故証明(ポリスレポート)を警察から貰う必要はあるが、その後の損害賠償などについては、現地で掛けた保険の中で対処してもらうことが出来る。また免責額の設定(事故を起こした際にドライバーが支払う損害金額)がある場合であっても、車両以外のタイヤや窓ガラス、バンパー、バッテリーなどはカバーされないなどの条件があったりするため、請求金額が免責額を遥かに上回ることもあったりする。そんな状況になると、クレジットカードの限度額ではまかないきれない、、なんて事になってしまうと、支払いも出来なくて、日本に居る身内から海外送金をしてもらったりする事態すら予想される。いくら後でレンタカーズドットコムが補償してくれるとは言っても、最初に建て替えるお金が無いのでは話にならない。

また、現地で保険に入っていない場合、返却の際に悪質な担当者にあたってしまうと、最初から付いていた傷であっても、自分の責任にされてしまうというトラブルもよく聞く話。しかし、現地でフルカバー保険にかけておけば、どんな傷がついていようが補償範囲内。また、自分のところでフルカバー保険を掛けた利用者には、レンタカー会社も優しい対応を心がけてくれる。そう、現地で保険を掛ければ、少し高くなってはしまうが、レンタカー会社も利益になって嬉しいし、私達も変な心配をしなくていいから安心。ウィンウィンな関係が構築される、というわけだ。


フルカバー保険は現地で掛けるのがおすすめ

レンタカーズドットコムの「フルプロテクション」は掛けないほうが良い理由

というわけで、「安いは正義!」がモットーの私達夫婦も、レンタカーの自車両保険に関しては、現地のレンタカー会社に行って説明を聞きながら保険に入ることにするように心がけるようにした。もちろんハーツなどの大手レンタカー会社の場合は、ネットで予約の際にフルカバーの保険を選択をできるようになっているので問題は無いが。

レンタカーを海外で借りるのに慣れていないと、不安のあまりネット予約の時に掛けられるレンタルカバードットコムのフルプロテクションを選択してしまいそうになるが、実際に現地に行った際に、このフルカバー保険があると、逆にしつこく現地でのフルカバー保険申し込みを迫られ、断るのに苦労する場面にも何度か遭遇した。しかし、フルカバー保険に入るのを前提にカウンターに行くと、かなりフレンドリーに対応してもらうことが出来たりもする。もちろん、車のアップグレードや、バカ高いガソリン事前購入などは断るべきではあるが、この万が一の保険に関しては、多少は割高にはなるが、入ると担当者の人もとっても優しくなる(笑)ので、現地での加入をオススメしたいと思う。それでは、レンタカーを使って、無限大に広がる旅先の思い出を♪