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更新日 2023年05月16日
【台湾・台北 おすすめ夜市】グルメの人気夜市「寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)」【ミシュラン ビブグルマン】
台湾台北のグルメ夜市「寧夏夜市」

台湾台北の夜市、伝統的な屋台料理がメインのグルメな夜市「寧夏夜市(読み方:ニンシャー・イエスー)」を実体験レポート。この夜市は台湾の伝統的な屋台をメインとしたグルメな食の観光夜市となっており、規模自体は大きくはないが観光客だけでなく地元民にも愛されており、毎日お祭りのような賑わいを見せている台湾を代表する夜市の一つ。
今回私達は台湾を旅行の際にこのグルメ夜市「寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)」を訪問してきたので、その詳細を実際の写真&ショートムービーと一緒に実体験レポートしてみたいと思う。
今回のお話の舞台場所は...
寧夏夜市の場所と営業時間 / アクセス方法

この寧夏夜市は、台北駅から北に約1kmほど(徒歩で約15分)の場所にあり、毎日夕方17時から夜中1時ごろまで開催されている。
営業時間 | 17:00 - 1:00 / 毎日 |
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場所 | 台湾台北市大同区・寧夏路(詳細は上マップ参照) |
最寄り駅 | MTR中山駅から徒歩8分ほど |
寧夏夜市の行き方は、MTR中山駅から歩いて西に8分ほど歩いていけば辿り着く。道順はスマホのGoogleMapなどで駅から出たら駅からはそこそこ距離があるので、台北市内の町並みを観光しながらブラブラ歩いていくのが良い。
寧夏夜市は屋台が中心の食の夜市のため、観光客だけでなく台北の地元の人にも人気の夜市となっており、夜市が近付くにつれて路上には屋台と沢山の人の姿が現れる。
寧夏夜市の入り口

寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)の入り口に到着!夜市の入り口にはネオンとLEDライトで「寧夏夜市」の文字とロゴ。ちなみに「寧夏 - Ningxia / ニンシャー」とは路地の名前で、この路地に沿って催されている夜市なので、寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)という名前になっている。

金曜日の夜の「寧夏夜市」の様子

その寧夏夜市の入り口をくぐって中に入るとこのものすごい人の流れに遭遇。この時は金曜日の夜だったが、このお祭り騒ぎが毎日この寧夏夜市で繰り広げられているのかと思うと驚愕する(笑)
せっかくなのでこの寧夏夜市の現場の様子を下のショートムービーにも収めてみたのでぜひチェックしてほしいと思う(音あり)。この時は2023年3月の寧夏夜市の様子だが、台湾では日本同様、というか日本よりもマスク率が高いのに驚く。台湾の人の感覚というのは日本人に近いものがあるのかもしれない。
賑わう店先で食事を楽しむ

この大勢の人混みの中、屋台の店先では席に座って食事を楽しむ人の姿も。食べる用のテーブルの位置は、メインの人の流れ側にカウンター席を置いていたり、店裏にスペースを設けているお店があったりと様々。
人気店の店裏には恐ろしいほどの行列

そして人気店になると、そのお目当ての食事を求めて店裏の通りには恐ろしい人の列ができあがっている。表通りは人の流れを妨げるため並べないのでこうして店裏に行列を作るのだろう。上の写真は、たしか串焼きのお店でできていた行列だったと思うが、行列の最後が確認できないほど並んでいる。
なお、台湾の夜市ではこうして行列になっているお店は、美味しいお店となっているのがほとんど。
「台湾の夜市に来たけれど、どこで食べていいかわからない」なんていう場合は、まず行列を見つけてそのお店で出している料理をチェックして(見て)食べられそうなら並ぶ、、、という行動パターンでOKだ。またお店も中国語に合わせて日本語表記も多く、店員さんも日本語が話せる人も多いので、言葉が分からなくてもだいたいなんとかなる。
一串100円以下で楽しめるお店も

この寧夏夜市の屋台は、その店舗によって値段もやっている料理も様々。中には一串20台湾ドル(約90円)で串を売ってたりもするので、小銭を使うのにも丁度よかったりもするので、気になるものがあったら気軽に買って食べてみるのがおすすめだ。
道脇には実店舗のお店も

寧夏夜市はメインの通りにズラーッと屋台が並ぶが、道脇にはこうして実店舗のお店も数多く立ち並んでいる。屋台で食べるのが落ち着かない、もしくは衛生面などで抵抗がある人はこうした実店舗での食事をするのもおすすめだ。
スイーツのお店

お店には食事だけではなくスイーツを中心としたお店もあったりする。写真はかき氷にいろんなスイーツが乗った台湾かき氷のお店だが、比較的年齢層が若めのお客さんで盛り上がっている。
雑貨などを売っている店舗

寧夏夜市を奥に進んでいくと、屋台ではなくオモチャや雑貨などを売っているお店が集まるエリアがあらわれる。
ゲーム屋台もある

そんなお店の中にはゲーム屋台(ゲームで得点によって景品がもらえるやつ)もあり、このゲーム屋台では子供を連れた家族連れで非常に賑わいを見せていた。景品はポケモンや鬼滅の刃のキャラクターもの、サンリオのキャラクターなど日本のキャラクターものが溢れている。
ミシュランのビブグルマン獲得「方家雞肉飯」

さて、実は私達はこの寧夏夜市へは一つの目的を持ってやってきた。それはこの夜市の屋台の中にミシュランのビブグルマン(安くて価格以上の料理が楽しめるおすすめのお店)を獲得しているお店がありそこを訪れて食事をするという目的だ。
そのお店の名前は「方家雞肉飯(Fang Chia Shredded Chicken on the Rice)」。かなり安価な価格帯で台湾のローカルフードである鶏肉飯(ジーローハン)をおいしくいただける、、、ということなのだが、一体どこにそのお店があるのか、なかなか見つけることができない。場所的には入口に近いところにあるはずなのだが、、、
方家雞肉飯のお店発見!

スマホでお店の看板の画像を頼りにウロウロしていると、ようやくお目当ての「方家雞肉飯」のお店を発見。お店の看板メニューである雞肉飯(ジーローハン)は50台湾ドル(約225円)、滷肉飯(魯肉飯 / ルーローハン・豚肉飯)は40台湾ドル(約180円)と恐ろしく安いが、、、何やらお店の看板には「内用請至難位(漢字が違うけどw)、後方排隊」の文字。これは多分、お店で食べたいなら後ろに並んで、、みたいな意味なのかな?店裏に行ってみよう。
店内で食べる場合は店裏へ

お店の裏手にいくと、そこには店内で食べるために並んでいる人の列を発見する。列の先頭には「eat in - 店内で」の案内(下写真)もあるので間違いない。私達も方家雞肉飯の店内飲食の列に並ぶ。

屋台らしいローカル感たっぷりの店内

方家雞肉飯の店内で食べている人を観察しながら列を待つ私達。この待っているときに、中で食べている人がどんなものを食べているのか、そして食事を食べるときにどんなふうに支払いをしているのかを観察できるのは、このお店の勝手がわからない私達のような旅行者にとっては非常にありがたい。
この方家雞肉飯では、注文から支払いまでの流れは、どうやら席に座るとお店のおばちゃんが注文を聞いてくれて、そこで注文して料理がやってきたらその場で支払いを現金で済ませて、食べ終わったら席を立って店を出れば良いようだ。この台湾屋台の勝手がちょっと分かった気がした。
おっと、いよいよ私達がお店に入る順番がやってきたようだ。私達はおばちゃんの案内に従って席へと座る。
方家雞肉飯のメニュー

お店のメニューはテーブルに貼り付けられたこのボロボロのメニュー表。全てのメニューに日本語表記があるので非常にわかりやすい。ちなみに雞肉飯は50元(台湾ドル)と修正された料金が貼り付けられているが、情報では昔はもう少し安かったらしい。まぁコロナもあったし、世界的に食料品の価格も上がっているしで値上げされたのだろう。とは言っても値上げ後でも日本円で230円くらいだから充分安い(嬉)。
さて、私達はお店の看板メニューである雞肉飯(50台湾ドル)と、蔥仔蛋(台湾ネギ玉子焼き / 50台湾ドル)を注文。炒青菜も頼んだけど売り切れとのことなのでこの2つを注文することにした、、、がこの記事書いてて思ったけど、滷肉飯(ルーローハン)も食べときゃよかったなぁと後悔(笑)。また台湾台北行ったら、次こそは滷肉飯(ルーローハン)と炒青菜も食べたいなぁ。
1分ぐらいで料理がやってきた!

そうして注文から1分ぐらい?の驚く速さで頼んでいた料理がやってきた。料理を受け取る際に料理の代金100台湾ドル(約450円)を現金の200台湾ドル紙幣で支払うとすぐに100台湾ドル紙幣のお釣りをくれるおばちゃん。支払いの素早いやり取りは旅行者にとって安心が持てて嬉しい。
雞肉飯と蔥仔蛋

そうしてやってきた雞肉飯(ジーローハン / 鶏肉飯)と蔥仔蛋(ネギ玉子焼き)がこちら。
雞肉飯(ジーローハン)

お店の看板メニューの雞肉飯は茶碗1杯分ぐらいの量になっていてサクッと食べられる量。料理としてはご飯に蒸し鶏をほぐしたものを乗せて上からタレが掛かっているだけのシンプルな内容。見た目にはあまり美味しそうには見えないが、食べてみると普通に美味い。しっかりとメリハリのあるタレの味が食欲をそそる。ミシュランのビブグルマン獲得にも納得だ。
蔥仔蛋(台湾ねぎ卵焼き)

もう一つ頼んだ蔥仔蛋(台湾ねぎ卵焼き)。こちらの玉子焼きは日本の玉子焼きのようにほんのりとした甘さがあり、焦げ目も付いているので香ばしく美味しい。
飲み物は無いので持ち込み推奨

しかしこの方家雞肉飯のお店はメニューには飲み物が無く、飲み物が欲しい場合はあらかじめ自分で別で用意して持ち込んでおく必要があるので注意。私はホテルからペットボトルのお水を用意していたが、ホテルに水が無い場合は他の店舗やコンビニで買っておくと良いだろう。
近くにはセブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニがたくさんあるのでご安心を。
時間が経って落ち着いた寧夏夜市
食事が終わってお店を出てきた私達。上のショートムービー(音あり)は夜8時30分も回った時間帯の寧夏夜市の様子だが、私達がこの夜市にやってきた時よりも人でも落ち着いてきて歩きやすくなっている感じもする。
お餅かき氷のお店「魏祥記」

さて台湾は暑いので少し冷たいものを食べたいところ。ミヅキが予てから食べたがっていた台湾かき氷を食べようと、そのスイーツをやっている屋台のお店を探してみると、やたらと流行っている台湾かき氷のお店を発見。
このお店は「魏祥記」という名前で、看板には寧夏店とあるので、他のところにも支店のある人気のお店なのだろうと推測。お店の中で食べる列に並んでテーブルが空くのを待つことにする。
かき氷の上にきなこ餅

メニューはかき氷の種類が色々と書かれているのだろうが中国語のためイマイチよく分からないが、看板メニューの麻糬冰には小さく日本語で「もちかき氷」との表記がある。サイズは大が75台湾ドル(約340円)、小が50台湾ドル(約225円)とのこと。
氷かき器でどんどん作る

注文はかなり入っているようで、店員さんはお店の氷かき器をフル稼働でかき氷を作っている。見た感じ大のサイズは大きな丼ぶりくらいの大きさがあり、食後にはちょっと大きそう。小サイズでもそこそこの量がありそうということで、私達は「もちかき氷・小」を2人でシェアして食べようと注文してみた。
注文したお餅かき氷「麻糬冰」小

そうしてテーブルにやってきたお餅かき氷「麻糬冰」(小 / 写真手前)。
写真奥にある大きなかき氷は相席で座った台湾人の若い女性2人組のものでスプーンは2つ付いてる。現地の人は大きいかき氷を頼んでシェアする食べ方が結構メジャーなのかもしれないなぁ。
小サイズでもかなりの量

私達が頼んだ「お餅かき氷・小」もこんな感じで十分な量がある。お味は氷は練乳味になっていて甘くて美味しいし、上に乗っている胡麻きなこ餅も冷たい氷によく合ってこれはかなり美味しい。
寧夏夜市の食べ歩き

ミシュランのビブグルマンのお店「方家雞肉飯」で雞肉飯(ジーローハン)を食べて、デザートにお餅かき氷「麻糬冰」を食べて大満足の私達は今回の寧夏夜市での食べ歩きは終了。
写真は私達が夜市を離れる夜9時も回った時間帯の寧夏夜市の様子。まだまだ人は多いが、早い時間帯に比べてだいぶ落ち着いてきていたので、寧夏夜市を快適に楽しみたい場合は、少し遅めに訪れるのが良いかもしれない。でもこれが土曜日の夜だったらもっと人が多いのかなぁ?
寧夏夜市の案内(消費カロリー付き)

帰り際、寧夏夜市の面白い案内を見つけたので写真に収めてみた。どうやらこれは寧夏夜市の簡易マップのようなものだが、どこからどこまで歩いたら何kcal消費するかといった情報が載っていた。さすがグルメな食の夜市。この夜市は美味しいものがたくさんあるのでついつい食べすぎてしまうが、肥満防止のためにもこの夜市を訪れる時は、カロリー消費を考えてある程度歩くのを想定した計画で訪れるのが健康にも良いかも(笑)
寧夏夜市のマスコット?

帰り際に見つけた、どうやら寧夏夜市のマスコットらしきキャラクターの看板と一緒にミヅキの一枚。このレトロな雰囲気はまさに「寧夏夜市」。いい感じだ。
おすすめ台北のグルメ夜市「寧夏夜市」まとめ

台湾台北の伝統的な屋台が集まるグルメ夜市「寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)」はいかがだっただろうか。
今回私達は夕食後に向かったため、事前に調べていたミシュランガイドのビブグルマン選出の屋台「方家雞肉飯」と、たまたま見つけたお餅かき氷のお店「魏祥記」の屋台での食べ歩きしか堪能できず、お腹を空かせて向かえばよかったなぁと後悔。
この寧夏夜市は規模は大きくないものの、ビブグルマンのお店だけでも3件あったりするし、いろんな美味しいお店を発見できるはず。
台湾台北の旅行でどこか安くで美味しい食事がしたいなぁと思った時は、ぜひこのグルメ夜市「寧夏夜市」を訪れてみてほしいと思う。もちろん屋台は現金払いなので、訪れる際は現金の用意(100台湾ドル、200台湾ドル多めがおすすめ)もお忘れなく。

それでは台湾台北の美味しいグルメ夜市「寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)」で忘れられない美味しい台湾旅行の思い出を。
