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地元の人に聞いた通好みの沖縄そば「 いしぐふー 本店 」!
沖縄そば「いしぐふー」@やんばる店(本店)

昔ながらの沖縄そばを食べられるお店「いしぐふー」は、沖縄本島に7店舗を構える人気の沖縄そば店だ。私達は沖縄旅行に行った際に、沖縄県名護市に住んでいる地元の人に「おすすめの沖縄そばはどこですか?」と聞いたところ、この「いしぐふー」のやんばる店(本店)を紹介してもらった。
場所的には少しアクセスしにくい場所だったこともあり、その地元の人曰くこの沖縄そば店は「通好み」とのことだったが、そんなこと言われると余計に行ってみたくなった私達は、早速レンタカーを使ってドライブがてら行って食べてきた♪
地元の人がおすすめするこの沖縄そば「いしぐふー やんばる店(本店)」では、一体どんな沖縄そばがいただけるのか、早速レビューしていきたいと思う。
今回のお話の舞台場所は...
いしぐふー@やんばる店(本店)の場所

沖縄そば「いしぐふー」@やんばる店(本店)の場所は、名護市の南東にある安部というやんばるの自然に囲まれた小さな村の中にある。近くにはゴルフリゾート「カヌチャリゾート」などもあるが、アクセスするには基本的には車を使わなくては行けない場所となっており、私達のような観光客が向かうには少々ハードルが高い。
参考までに、那覇市から車で移動する場合は、高速道路を使って片道2時間弱かかるので、那覇市あたりに宿泊している場合は時間がかかりすぎておすすめしないが、マリオット沖縄、リッツカールトン沖縄などに滞在している場合は、片道40分程度でアクセスできるので、本場の沖縄そばを食べてみたい場合は、レンタカーを使ってアクセスすると良いだろう。
いしぐふー@やんばる店(本店)の入り口 / 営業時間

こちらがいしぐふー@やんばる店(本店)の入り口。年季の入った面構えのお店の佇まいが、昔ながらの沖縄そばを守り続ける「いしぐふー」の貫禄を感じさせてくれる。
なお、このいしぐふー本店の営業時間は朝11時~お昼15時まで(定休日:月曜日 / 月曜が祝日の場合は火曜日が振替休日)となっているが、そばが売り切れると閉店となってしまうので、できるだけ早く訪れたほうが良い。なお、予約は受け付けていない。
いしぐふー@やんばる店の店内の様子
いしぐふー@やんばる店の店内の様子がこちら。こじんまりとした店内は小綺麗に整頓されていて、どこか昔ながらの喫茶店のような上品さが伝わってくる。沖縄そばのお店というよりはレトロなカフェ、そんな雰囲気の店内だ。私達が訪れたのは7月はじめの平日、開店後すぐ(11時頃)だったが、人の出入りは結構頻繁で、それだけでも人気のお店であることが伺える。
2020年4月にリニューアル

この「いしぐふー」@やんばる店は、2003年に創業したいしぐふーの1号店だが、2020年にリニューアルオープンしたようで、店内には記念の泡盛が飾られていたりしている。また、ここの沖縄そばは全国配送も行っているので、興味があればいしぐふーのサイトをチェックしてみよう。
いしぐふー本店メニュー

いしぐふー本店メニューがこちら。
メニュー | 値段 | |
---|---|---|
いしぐふー特選そば | じゅーしーセット | 1,100円 |
単品 | 1,000円 | |
本ソーキそば | じゅーしーセット | 950円 |
単品 | 850円 | |
あぶりソーキそば | じゅーしーセット | 900円 |
単品 | 800円 | |
白コクそば(限定10食) | じゅーしーセット | 900円 |
単品 | 800円 | |
いしぐふーラーメン | じゅーしーセット | 900円 |
単品 | 800円 | |
手作り餃子(10個) | 580円 | |
じゅーしー(大) | 230円 | |
ライス | 100円 | |
自家製ジンジャーエール | 400円 |
沖縄そばは1杯あたり800円~といった価格設定となっており、じゅーしーセットで+100円。一人あたり1,000円~1,500円ぐらいの予算で食事ができる感じだ。私達は今回は、私(モリオ)が いしぐふー特選そば(1,000円)、ミヅキが白コクそば(800円)、サイドメニューで餃子(580円)を注文することにした。
いしぐふー全店で使えるスタンプカード

この いしぐふーは沖縄県内に7店舗、姉妹店のいしぐふーラーメンも2店舗あるが、それらのお店で利用できるVIPカードというスタンプカードサービスもやっており、1度の来店で1スタンプ貯まり、偶数回の利用ごとにプレゼントが貰え(店舗によりプレゼント内容は異なる)、さらに10ポイント貯まるとマイ箸を作ってくれるというサービスを行っている。
さすがに1度の旅行で10回利用するのは至難の業だが、お店の人曰く特に有効期限も無いようなので、沖縄旅行のたびにどこかの「いしぐふー」を利用して、マイ箸制作を目指してみるのも楽しいかもしれない。(※ このVIPカードは予告なく終了する場合があるとのことなので、詳細はお店に確認しよう。)
いしぐふー特選そば

では、私達が実際に食べたいしぐふーの沖縄そばを紹介していきたい。まずこちらは「いしぐふー特製そば」。そばの具材は卵焼きと本ソーキ、そして付け添えには炙りソーキが付いた一品だ。
卵焼きが乗った沖縄そばを食べるのは初めてだが、実はこの「卵のせのそば」が、もともとの沖縄そば本来のスタイルなのだそうだ(「ベェーラーそば」というらしい)。気になるお味は、豚のエキスが効いていながらも非常にあっさりとした味わいのそばで、優しい味わいに心が癒やされる、そんな感じの沖縄そばだ。他のどの店とも違う、いしぐふー本店ならでは味わいの一杯が楽しめる。
また付け添えの本ソーキ(骨付きあばら肉)、炙りソーキはしっかりとした味わいで、あっさりのそばとガツンとした豚のコントラストもこれまた美味。
10食限定、白コクそば

ミヅキが注文したのはこちらの1日10食限定の白コクそば。白濁したコクのあるスープが特徴の沖縄そばで、具材には炙りソーキが乗っている。スープは見た目はこってりしてそうな感じがするが、実際はさっぱりとした味わいで、最後まで美味しくいただけるあっさり感がくせになりそうな一品だ。
コシのある麺

このいしぐふーで使われている麺は手打ち麺で、他のところで食べる沖縄そばの麺よりもコシが強いのが特徴。私は「麺」にはコシを求めるほうなので、このコシの強いいしぐふーの麺はかなり気に入ってしまった。
一口餃子(10個)

サイドメニューにオーダーした餃子は一口サイズの食べやすいミニ餃子が10個付いてくる。形は平べったく丸いので普通に食べる餃子とは若干見た目は異なるが、とてもジューシー。こちらも美味しく二人でいただいた。ごちそうさまでした♪
いしぐふー本店には行くべき?

いしぐふー@やんばる店は、元祖沖縄そばのスタイルを守る、昔ながらの沖縄そばが食べられる、沖縄旅行に華を添えてくれるステキなお店だった。出された沖縄そばも、今まで食べたことがないような、本当に個性のある味でとても美味しかった。さすが、琉球放送のテレビ番組の第1回「あなたが選ぶ沖縄そば王決定戦」で「初代沖縄そば王」に選ばれただけのことはある。
しかし、このやんばる店(本店)はかなりアクセスがしにくい場所にあるため、那覇市内から訪れるというのはちょっと現実的ではないのが悲しいところ。ただ、名護市近辺のホテルからなら、車で片道1時間弱で訪れることができるので、もしもその辺りのホテルに泊まっていて車があるなら、ドライブがてら食事に訪れてみるのをおすすめしたいと思う。ただし、お昼15時、もしくは麺が無くなるとお店が閉まってしまうので、訪れる際はできるだけ早めにお出かけするのがおすすめだ。