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1万枚以上の写真も一括消去!iPhone内の写真を簡単に消す方法
iPhone内の写真をまとめて一括削除する方法

iPhoneの中に溜まった写真。私達の旅行先でのメインカメラとして活躍しているiPhone 11 Pro にも2万枚を軽く超える写真が溜まってしまい、iPhoneのストレージを圧迫する事態になってきている。しかし、iPhoneの写真アプリの操作だけでは、いちいち選択して消去するしかなく、2万枚以上もの大量の写真を選択するだけでも至難の業。さらにあまりにも大量の写真を選択して消去を試みても、写真が多すぎてエラーになることもしばしば・・・・。
「なんとか一括でiPhoneの写真を削除できないかな(涙)?」
と色々と試してみたところ、僅か数ステップでその2万枚を超える大量のiPhone内の写真を一括で消去する方法を発見。そこで今回の特集記事では、そのiPhone内の大量の写真を一括で削除 / 消去する劇的な方法を公開。普段からたくさんiPhoneで写真を撮っていて、ストレージ容量が足らなくて困っている人は是非参考にしてほしいと思う。
なお、今回のiPhoneの写真一括削除の操作では、iPhoneだけでなく、iPhoneと接続可能なMacも必要となってくる。また、この方法ではキレイサッパリ写真が無くなってしまうので、写真データは消去(削除)前にPCなどでちゃんとバックアップしてから行ってほしい。
iPhone の写真を削除する一般的な方法
まず、一括消去の方法を紹介する前に、iPhone端末で写真を消去する方法を見ておきたい。
写真アプリで消去したい写真を選択

まずは写真アプリを開いて、右上にある「選択」をタップし、その後、消去したい写真を選択していく。選択方法は、一つ一つタップしていくか、一気になぞるように写真をドラッグしていっても写真選択は可能となっている。
また写真閲覧を「日別」にすると、その日ごとの写真を一括で選択することも出来る。ただし、日別の閲覧にはデータから漏れてしまっている写真もあり、写真の枚数が多くなると、全てを選択しきれない状態にもなるので注意したい。
選択した写真を削除

消去したい写真の選択が完了したら、画面右下にあるゴミ箱アイコンをタップすれば消去が始まる。少ない枚数のときにはすぐに消去ができるのだが、数万枚の写真とかになると処理に結構な時間が掛かるので注意したい。
この手順が、iPhone端末だけで写真を消去する方法となるのだが、誤動作防止のためか、すべての写真を一括で選択する方法がiPhoneの写真アプリには存在しないのだ。また、消去された写真も、見た目上はiPhoneからは見えなくなるが、実際にはゴミ箱に移されるだけで、写真アプリで「アルバム」>「最近削除された項目」を見ると、消去してから約30日間はいつでも復元することができる。また、最近削除された項目から写真を選択して「削除」を選択すれば完全に消去される。つまり、通常のiPhoneの写真削除操作では、すぐに写真は消去されておらず、ゴミ箱に移動された写真をさらに削除しなくてはiPhoneのストレージ容量は回復しないというわけだ。
写真を手動で選択しなくてはいけない手間と、さらに「最近削除された項目 / ゴミ箱」から削除しなくてはストレージ容量も復活しないという煩わしさ。しかし、次に紹介する「iPhone内の写真を一括削除 / 消去する方法」を使えば、僅か数ステップでiPhoneから写真を綺麗サッパリ消すことができるのだ。
Macを使ったiPhone内の写真を一括で削除(消去)する方法
それでは、ここからは「iPhone内の写真を一括で消去する」夢のような方法を紹介していきたい。最初でも述べたように、以下の操作にはiPhoneの他、iPhoneに接続可能なMacも必要となってくるので用意してから作業を進めていこう。
Macを使ったiPhoneの写真を一括削除 1:イメージキャプチャを起動

まずは、iPhoneとMacをUSBケーブルで接続。その後、アプリケーション・その他にある「イメージキャプチャ」というアプリケーションを起動しよう。デスクトップからはランチャーの「Launchpad」>「その他」>「イメージキャプチャ」で起動させることも可能だ。
Macを使ったiPhoneの写真を一括削除 2:写真データの表示

イメージキャプチャが起動すると、ウインドウが立ち上がり左メニューにはMacに接続されたiPhoneが表示されているのでそちらを選択。すると、ズラーーーーーっとiPhone内に記録されている写真データが表示される。今回、私が写真データを消そうとしているiPhone 11 Proには合計23,315枚の写真が収録されている。
Macを使ったiPhoneの写真を一括削除 3:写真を全選択

iPhone内の写真が表示されたら「Command(⌘)+A」(ショートカット / 全選択)で写真を全て選択する。上の写真は約2.3万枚の写真を選択している画面であるが、こんな大量の写真であってもMacを使えばショートカット一発で一瞬で全て選択することが出来るのだ。写真の選択ができたら、ウィンドウ下部にある「削除」アイコン(ピンクで囲んだ丸に斜め線のアイコン)をクリック。
Macを使ったiPhoneの写真を一括削除 4:削除の確認

削除ボタンを押すと「選択した〇〇・・項目を完全に削除してよろしいですか?」とダイアログが出てくるので「削除」を押して写真の消去を進めていこう。なお注意事項にも表示されているように、この削除操作は取り消すことができず、後で写真を復元させることはできないので注意しよう。
Macを使ったiPhoneの写真を一括削除 5:ひたすら待つ

「削除」を選択すると、いよいよiPhone内の写真を消去するプロセスが開始される。画面には「削除中…」のプログレスバーが現れ、現在の進行状況をチェックできるが、2万枚の写真を消去するのにはだいたい1時間ぐらい掛かったかなぁ。
なお、あまりにも多すぎる写真枚数を消去しようとすると、削除中のプログレスバーが全然進まなくなる事があるので、その場合は、バーの進行状況が止まったのを確認後、40分以上経っても全然バーが伸びなくなったら、一旦イメージキャプチャを強制終了(ショートカット / command(⌘)+option(alt)+esc)して再度イメージキャプチャのアプリを立ち上げて確認してみよう。多分、ほとんどの写真は削除されているので、残っている写真を、上の手順を繰り返して削除していこう。
Macを使ったiPhoneの写真を一括削除 6:削除完了!

これでiPhoneに保存されていた写真が全て削除され、ウィンドウにも全く写真データが表示されなくなった。お疲れさまでした!
Macを使ったiPhoneの写真を一括削除 7:iPhone本体で確認

最後にiPhone本体の写真アプリを開いて、写真が全て削除されたことを確認しよう。「写真またはビデオがありません」と表示され、「アルバム」>「最近削除した項目」も「0」になっていることが確認できるはずだ。
iPhoneの写真を簡単に削除するならMacを使おう!
iPhoneの写真を簡単に一括で削除する方法はいかがだっただろうか。iPhoneは端末だけでも写真を一つ一つ選択して削除していくことは出来るのだが、大量に撮り溜めた写真を削除するのは非常に骨が折れる作業になる。
しかし、iPhoneをMacに接続してイメージキャプチャを使って削除してやれば、ほんの数ステップでiPhone内の写真を一括で完全に削除することが可能となる。Macがあれば、iPhoneの写真アプリと同期させれば写真の管理も容易になるなどメリットも数しれないので、iPhoneを便利にもっと有効活用したいなら、ぜひMacと連携して利用することをおすすめしたいと思う。ではでは♪


