info - 情報
モルディブのSIM購入&利用方法!リゾートでの電波状況は?【モルジブ旅行】

モルディブの現地SIMカード「Dhiraagu - ディラーグ」
モルディブ旅行の際、SIMフリーのスマホがあるなら、現地SIMカードを手に入れて快適なインターネット環境を手に入れたいところ。もちろんリゾートにはWiFiサービスを提供しているところも多いが、WiFi環境が不安定だったり、有料だったりと、やはり現地のSIMカードが使えると非常に便利だ。
そこで今回は、モルディブ(モルジブ)に着いてすぐに空港で現地SIMカードを手に入れる方法を紹介したいと思う。今回ゲットするのは、モルディブの最大手キャリアである「Dhiraagu - ディラーグ」のSIMカード。どんな風に購入するのか、そして値段や設定方法、孤島であるリゾートでも使えるのかなど、その詳細を実体験レポートしたいと思う。
今回のお話の舞台場所は...

マレ国際空港(ヴェラナ国際空港)に到着
さて、まずはマレ国際空港(正式名:ヴェラナ国際空港 / 旧 フルレ空港)に到着。荷物をピックアップして空港の出口を出ると、こんな感じで各リゾートのスタッフのお迎えが待っているが、この出口を右に曲がって歩いていくと、SIMカードを売っているお店がある。

Dhiraagu のお店発見!
こちらがモルディブ最大手の携帯キャリア「Dhiraagu - ディラーグ」のお店。その隣には「ooredoo」という、これまた携帯キャリアのお店がある。料金設定は、Dhiraagu と ooredo は同じ(2019年9月現在)なので、まぁどっちのSIMを使ってもコストは変わらないが、とりあえずここでは、モルディブの老舗キャリアで、前にも利用したことがあって安心感があるので Dhiraagu のお店に入ることにする。

Dhiraagu の店内
Dhiraagu の店内の様子がこちら。非常に小さい店舗なので、4~5人入るとかなりいっぱいな感じになる。さて、SIMカードを購入しよう。もちろん店員さんには英語が通じるが、日本語は通じない。「SIM Card please.」というと「Which Plan ?(どのプラン?)」と返ってくると思うので、料金表の中から自分の好みのプランのSIMを選択して伝えよう。また、SIMカードの種類を言うと、「How many Days you stay in Maldives ?(何日モルジブにいるの?)」とか「Where you stay?(どこに泊まるの?)」と聞かれたりするので答えよう。そしてパスポートを手渡せば、購入手続きはほぼ完了。最後に精算を済ませた際、「iPhone?」とかいった感じでスマホの種類を聞かれるので、答えるとパッケージに入ったSIMカードを手渡してくれる。

Dhiraagu のSIMカードの値段と支払い方法
こちらがDhiraagu の旅行者向けSIMカードの価格表。モルディブの現地通貨はルフィア(Rf)だが、旅行者向けはほぼUSドルでの取引となる。さて、一番安いSIMカードは「Lite Traveller」プラン 11USドルだが、そのプランはデータ容量が全くチャージされていないものになるので、必ずTraveller Starter 以上のプランを選択しよう。
なお私達が購入したのは、そのTraveller Starter 15ドル。7日間有効で、データ容量は4GB。そして無料通話50分、SMS50通のオプションも付いているが、もっとデータ容量が欲しい場合は、その上のTraveller Basic(20ドル / 17GB)などを選択するといいだろう。
支払い方法は、現金(ドル)の他、クレジットカード決済(VISA / MASTER)もOK。

ディラーグのSIMカードをゲット!
これでDhiraagu のSIMカードをゲット!パッケージの中に入っているのはSIMカードのみで、スマホのSIMトレイを開けるピンなどは入っていないので、事前に用意しておくか、もしもうっかり忘れた場合は、お店の人に借りるなどしよう。

SIMカードの説明書
パッケージの裏側には、このSIMカードの電話番号(Service No)、PINコードやシリアルナンバーも書かれている。また残りのデータ容量などを調べるURLはパッケージの内側に表示されているが、説明書などは一切無し。
そこで、ここから先は、このDhiraagu SIMカードのアクティベート方法と、残りのデータ容量の調べ方などを実際の画面を使って説明していきたい。

Dhiraagu SIMカードの利用方法
それでは実際にDhiraagu SIMカードを使ってみよう。まずはスマホにSIMカードをセットしよう。これでSIMカードを利用する準備は完了。私はiPhoneにDhiraagu SIMカードを入れたのだが、このSIMカードを挿入するだけで、特に何の操作も必要無く、すぐにデータ通信を利用することができた。もしも万が一、インターネットに接続できない場合は、モバイルデータ通信がONになっていることを確かめたり、プロファイルのインストールが必要なMVNOを使っている人はそのプロファイルを一度アンインストール(iPhoneの場合:設定>一般>プロファイル)するなどすると使えるようになると思われる。
また、気になるテザリングが可能かどうかであるが、このテザリングもDhiraagu SIMカードは普通に利用することができる。
さて、これでSIMカードは問題なく使えるようになったが、一体データ容量がどれだけ残っているかは非常に気になるところ。そこで、お次はそのデータ残量などの確認方法を紹介していきたい。

SIMのデータ残量などの確認方法:SMS
データ容量の一番簡単な調べ方は、SMSを使った確認方法だ。その方法は、SMSで宛先「727」にメッセージ内容「myusage」と入力して送信するだけ。するとすぐに、現在スマホに入っているデータ残量、フリーの通話時間残量、SMS送信可能数、SIMカードの有効期限が送られてくる。
また、「727」宛にメッセージ「 (スペース1文字)」だけを入力して送信すれば、Dhiraaguの専用アプリのダウンロードURLをゲットすることもできる。

SIMのデータ残量などの確認方法:専用アプリ
続いて、Dhiraagu の専用アプリを使ったSIMカードの残量確認方法を紹介していきたい。まずは、SMSのところで紹介したように、「727」宛にメッセージ「 (空白一文字)」を入れてSMSを送信しよう。すると、ショートメッセージにダウンロード用のURLが記載されているので、タップしてアクセス。すると、アプリのダウンロード画面になるので、その専用アプリを入手しよう。

通知と位置情報利用の許可
アプリをダウンロードしたら、アプリを起動させよう。その際に「通知」と「位置情報の利用」の許可を求められるので、許可して次へと進もう。

アプリのログイン
アプリの次の画面では、ログイン画面が表示されるので、まずは自分の電話番号(Dhiraagu SIM パッケージの後ろに書かれていた Service No)を入力して「LOG IN WITH MOBILE NUMBER」をタップ。するとSMSにワンタイムパスワードが送信され、アプリの画面はOTP(One Time Password)を入力する画面に入る。そこにSMSで送られてきた4桁の数字を入力する。
このとき、自動入力を利用するとうまく認証ができなかったりするので、面倒ではあるけれど、ちゃんと手動入力で番号を入力していこう。また、もしもワンタイムパスワードがうまく入力できなかったりした場合は、5分待てば新しいOTPをSMSで送信できるようになる。

パスワードの設定確認
うまくOTPが認証されると、ポップアップメニューで「アプリを起動するたびにパスワードを必要としますか?」と聞かれる。まぁ、毎回パスワードは面倒くさいので「NO REMEMBER MY PASSWORD」を選択するのでも問題無いかなぁ。

データ残量などの確認画面
これでアプリのログインは完了し、画面にはデータ残量(DATA LEFT)、通話残量(MINS LEFT)、SMS残数(SMS LEFT)が表示される。これでアプリと自分が購入したSIMカードの連携は完了となる。お疲れさまでした。

Dhiraagu SIMカード はリゾートでも4G回線が利用可能
Dhiraagu SIMカードの利用方法はこれで完璧だ。実際、私達はこのSIMカードをモルディブの首都マレ(Male)ではなく、水上飛行機で飛んだ先のリゾート(北アリ環礁)で利用したが、ちゃんとリゾート内でも4G回線を確保することができたし、またエクスカーション(アクティビティ)で沖合フィッシングをした際にもちゃんと回線を拾って海の上でもインターネットを利用することができた。
モルディブは1島1リゾートが基本となる排他的なリゾートアイランド。そんなモルディブ旅行では、インターネット回線状況は非常に不安な要素の一つであるが、SIMフリーのスマホ持っていって、マレ国際空港で現地のSIMカードを手に入れれば、そんな不安も一気に吹き飛んで、いつでもどこでも快適なインターネットが楽しめるようになる。日本のアマゾンでもDhiraagu SIMカードをゲットすることができるが、お値段は同じTraveller Starter(4GB)で¥2,999と、現地で買うよりも少し高いので、ちょっと頑張ってモルディブ現地でSIMカードを購入したいなぁと思ったら、この記事をぜひ参考にしてほしいと思う。それではDhiraagu SIMカードで、快適なモルディブ旅行を!