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シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

目次

  1. シンガポールのお買い物で知らないと損する「タックスリファンド」方法!
  2. シンガポールでのタックスリファンド(税金還付)の大まかな流れ
  3. チャンギ国際空港エアサイドでの購入は「非課税」
  4. シンガポールでのタックスリファンド
    1. シンガポールでのタックスリファンド1:レジで購入
    2. シンガポールでのタックスリファンド2:サービスカウンターへ
      1. アップルストアは購入時に手続き
    3. シンガポールでのタックスリファンド3:帰国日に空港へ
    4. シンガポールでのタックスリファンド4:GST Refund ランドサイド
      1. タックスリファンド端末の使い方1:言語を選択
      2. タックスリファンド端末の使い方2:荷物の種類の選択
      3. タックスリファンド端末の使い方3:パスポートのスキャン
      4. タックスリファンド端末の使い方4:パスポートのスキャン完了
      5. タックスリファンド端末の使い方5:注意事項の確認
      6. タックスリファンド端末の使い方6:購入商品の確認
      7. タックスリファンド端末の使い方7:返金方法の選択
      8. タックスリファンド端末の使い方8:クレジットカードの登録
      9. タックスリファンド端末の使い方9:カード認証完了
      10. タックスリファンド端末の使い方10:画面を確認
  5. 返金作業は1週間ほどで完了

シンガポールのお買い物で知らないと損する「タックスリファンド」方法!

シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

シンガポールに行ったら、ショッピングするのは旅行の大きな楽しみの一つ。しかし、シンガポールでのショッピングでは商品代金に加えてGST(Goods and Service Tax / VAT - 付加価値税)という、日本で言うところの消費税のような税金が7%課せられている。

このGSTは、少額のお買い物では大した金額にはならないが、もしも100,000円の買い物をした場合の税金は7,000円。これを還付してもらえるというのは、なかなかの旅費節約に繋がる。

そこで、今回の特集記事では、実際に私達が行ったシンガポールでのタックスリファンドの方法を、順を追って紹介。これさえ読んでおけば、シンガポールでのVAT返金手続きは簡単なので、シンガポール旅行に行く人はぜひ目を通しておいてほしいと思う。では行ってみよう!


シンガポールでのタックスリファンド(税金還付)の大まかな流れ

シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

まず最初に、シンガポールでのタックスリファンドの大まかなやり方 / 方法は以下の通り。

  1. TAXリファンド対応のお店で商品を購入(シンガポールの大きなお店はほぼ対応している)
  2. 購入時(大型店舗の場合は支払い後にサービスカウンターにて)パスポートを提示し、お店の人に免税手続きを行ってもらう。
  3. 帰国の時にチャンギ国際空港のTAXリファンド(税金還付)カウンターへ向かい最終の返金手続きを行う。
  4. その場で現金にて返金。もしくは帰国後、登録したクレジットカードに返金処理が行われてタックスリファンド完了。

要するに、タックスリファンド対象のお店で買い物した際に、パスポートを提示して購入履歴をパスポートに紐付けてもらい、帰国の際に、空港の税金還付カウンターに行って、パスポートやレシート(たまに購入した物品の提示を求められることもある)を見せて最終返金手続きを行い、後日、登録したクレジットカード経由でVAT返金額を受け取る、という流れになる。

シンガポールでの税金の返金手続きは、全てデータベース化されていて、空港での最終返金手続きはセルフキオスク端末でパスポートをスキャンさせるだけで、ズラーッと端末にVAT返金対象の購入履歴が表示され、自分でポチポチ画面をタップしながら操作を進めて完結、となる。

ただし、このVAT返金対象となるのは封を開けていない未使用品のみ、つまり一度でも現地で使ったものに関しては、VATの支払い義務が生まれるため、返金対象外となってしまうので注意しよう。

また、最終の返金手続きの際には、検査されない場合もあるが、実際に検査員に購入した物品を提示したり、レシートを見せたりするケースもあるため、空港の返金手続きカウンターには、未使用の物品と、購入時のレシートを持って訪れよう。


チャンギ国際空港エアサイドでの購入は「非課税」

シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

チャンギ国際空港の出国審査を抜けて保安エリアに入ったところ(エアサイド)にも、たくさんのお店があると思うが、それらのお店はすべて免税店で、非課税の金額での購入となるので、エアサイドでのお買い物はVATの返金手続きは必要無い。


シンガポールでのタックスリファンド

シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

それでは、実際に、私達がシンガポールで行った「タックスリファンド」の流れを紹介していきたいと思う。最初にタックスリファンドの手続きには必ずパスポートが必要なので、宿泊先の部屋に置いてきたりしないように注意しよう。

さて、まずはお店でショッピングを楽しむところから。場所はシンガポールのオーチャード通りにあるデパート「ROBINSON」。ミヅキは、今回のお買い物ではこちらのヒョウ柄の長袖ワンピースを購入するようだが、なぜヒョウ柄を選ぶのか(笑)。まぁいいか。このワンピは79SGD(約6,320円)が39SGD(約3,120円 / 50%オフ)になっていて、思わず飛びついたらしい。

シンガポールでのタックスリファンド1:レジで購入

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私も負けじとメンズコーナーで革サンダルを購入。129SGD(約10,320円)が20%オフの102.4SGD(約8,192円)で購入。嬉しくて思わず店員さんと記念写真(笑)

シンガポールでのタックスリファンド2:サービスカウンターへ

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今回、ショッピングをしたのはデパートで、タックスリファンドの手続きは、購入したレシートとパスポートを持って最上階にあるサービスカウンターにて行う。なお、お店によってタックスリファンドの手続きの場所は異なるので、かならず購入時に「How can I get the tax refund?」などと聞いてみよう。

アップルストアは購入時に手続き

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余談ではあるが、アップルストアでのタックスリファンドの手続きは、購入時にスタッフにパスポートを提示してその場で行うことになる。海外でiPhoneを買いたい人は参考に。

シンガポールでのタックスリファンド3:帰国日に空港へ

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そうしてシンガポールでの滞在も終え、いよいよ帰国日。チャンギ国際空港へとやってきた。ここでタックスリファンド(税金還付)の最終手続きを行うことになる。ちなみにチャンギ国際空港はターミナル1〜4があるが、すべてのターミナルにタックスリファンドのカウンターが置かれているので安心しよう。私達はターミナル4からの出発なので、ここで最終手続きを行う。

シンガポールでのタックスリファンド4:GST Refund ランドサイド

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こちらが、実際のタックスリファンドの手続きを行うGSTリファンドカウンター(出国前の一般エリア / ランドサイド)。※ シンガポールのVAT(付加価値税)の正式名称はGST / Goods and Services Tax

出国後のエアサイドにもリファンドカウンターはあるのだが、申請物品の一部は受託手荷物として預けるため、万が一実物の提示を求められた際に見せられるように、このランドサイドのタックスリファンドカウンターを利用するのがおすすめだ。

なお有人カウンターは奥にあるのだが、私が今触っているキオスク端末が、自分で税金還付の申請を行える機械となっているので、今回はこちらの端末を使って最終の返金申請を行っていく。

タックスリファンド端末の使い方1:言語を選択

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では、実際に端末を操作していこう。このタックスリファンド端末はタッチパネル式になっているので、まずは操作する言語を選択しよう。日本語もあるので、言語は日本語を選択。

タックスリファンド端末の使い方2:荷物の種類の選択

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言語を選ぶと、税金還付を申請する持ち物を「すべて機内持ち込み荷物に持ち込む」か「預け荷物 / 受託手荷物に入れる(一部を含む)」を選択する項目があらわれる。今回、私達は一部を手荷物で機内持ち込み、一部を預け荷物に入れるので「預け荷物 / 受託手荷物」を選択して次へと進む。

タックスリファンド端末の使い方3:パスポートのスキャン

シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

続いてパスポートを読み込み。写真で端末のモニター下に黒い四角いところにパスポートを置いてスキャンさせる。

タックスリファンド端末の使い方4:パスポートのスキャン完了

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パスポートのスキャンが終わったら、パスポートを取り出して大事にしまっておこう。

タックスリファンド端末の使い方5:注意事項の確認

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パスポートのスキャンとデータ参照が終わったら、画面には「シンガポールから海外に持ち出された物品のみがGST返金申請の対象です」という旨の注意事項が表示されるので「了解」を押して次へと進む。

タックスリファンド端末の使い方6:購入商品の確認

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次の画面では、シンガポール国内で購入してタックスリファンドの手続きを行った商品が表示されるので、問題なければ次へと進もう。

タックスリファンド端末の使い方7:返金方法の選択

シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

次に税金の返金方法を選択する。選択可能なのは、クレジットカード(ICチップ付きに限る)、現金、Alipay(中国のQRコード決済サービス)の3つ。現金の場合、現地通貨、つまりシンガポールドルでの払い戻しになってしまい、手数料も発生するので、よほどの理由がない限りはクレジットカード経由での払い戻しをおすすめしたい。私達も今回はクレジットカードでの払い戻しを選択。

タックスリファンド端末の使い方8:クレジットカードの登録

シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

クレジットカードを選択すると、下のスリットにクレジットカードを差し込むように指示が出るので、払い戻しを希望するクレジットカードを下のスリットに差し込もう。なお、払い戻しに利用できるクレジットカードはICカード付きのものが必要となる。

タックスリファンド端末の使い方9:カード認証完了

シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

クレジットカードの認証が終われば、これで税金還付の手続きはすべて完了となる。

タックスリファンド端末の使い方10:画面を確認

シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

最後に画面が終了し、最初の受付画面まで戻ったのを確認すればおつかれまさまでした!これで、あとは心置きなく日本へと戻ろう。なお、物品の種類や、返金の料金などによっては奥の有人ブースまで行って手続きを行う必要もあるが、とにかくこのセルフ端末は日本語が対応となっているので、あわてずゆっくり画面の案内に従って操作していけば、自分で簡単にタックスリファンドの手続きを終えることができるはずだ。


返金作業は1週間ほどで完了

シンガポールに行くなら!GST還付「タックスリファンド」の方法

シンガポールでのタックスリファンドの方法はいかがだっただろうか?他の国では、タックスリファンドをしようとすると、書類に必要事項を記入したりして手続きを行う必要があったりもするが、このシンガポールでは購入履歴がパスポート番号に全て紐付けられてデータベース化されており、空港にて簡単な端末操作だけで余裕でタックスリファンドの手続きが行える。また、返金作業も1週間ほどで完了するのでかなり早い。

私達も今回はロビンソンでのショッピング(509.20 SGD)とアップルストアでのiPhone11Pro購入(1889.00 SGD)を申請し、全部で124SGD(約9,920円)の税金還付を受けたが、やっぱりこのぐらい戻ってくると、タックスリファンドしてよかったなぁと思うわけだ。

なお、シンガポールの税金還付手続きは、実際は「Global Blue」(シンガポールだけでなく様々な国で税金還付の代行業を行っている / 詳細はグローバルブルー公式ページを参照)という仲介業者が関わっており、専用のスマホアプリ(Glovbal Blueで検索)をダウンロードしておけば、タックスリファンドの返金場所や、手続きの流れ、さらには、自分が購入した商品と税金還付の状況などもいつでも確認できるので、スマホに入れておくのをおすすめしたい。

それでは、シンガポールに行って高額のお買い物をした際は、このタックスリファンドを使ってGST分(7%)の税金還付を申請してお得にショッピングを楽しもう!