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更新日 2023年04月12日
スクートのビジネスクラス「スクートプラス」を最安値で予約する方法【Bid For ScootPlus】
スクートさんのビジネスクラスにお得に乗りたい!

出展:flyscoot.com
今回はスクートさんのビジネスクラス 「スクートPLUS - スクートプラス」を驚きの価格で手に入れる裏技をこっそり紹介したいと思う。
スクートのビジネスクラスの名称は「スクートプラス- Scoot Plus(旧スクートビズ - Scoot Biz)」。ビジネスクラスといってもスクートさんのビジネスクラスの「スクートプラス(旧スクートビズ)」は、今のフルフラットが当たり前のレガシーキャリアのビジネスクラスのような座席ではなく、プレミアムエコノミー席に近い感じのビジネスクラス。
どんな座席なのかを分かりやすく、下の表でANAさんのプレミアムエコノミークラスと比較してみよう。
ANA プレエコ | スクートプラス | |
---|---|---|
座席幅 | 約49cm / 19.3inch | 約56cm / 22inch |
レッグスペース | 約97cm / 38inch | 約97cm / 38inch |
フットレスト | ◯ | ◯ |
エンターテイメント | 個人モニター | アプリ |
私の想像ではANAさんのプレミアムエコノミー席のほうがスペックが良いのだろうと予想していたのだが、結果はなんと横幅の広さでスクートプラスのほうが座席スペックが良いのが分かる。
エンターテイメントに関してはスクートプラスは自分のスマホやPCにアプリをインストールして利用する必要があるので使い勝手は良くないのと、機内食に関しては断然ANAさんに軍配が上がることから総合評価としては同じぐらいになるが、それでもこのスクートプラスの快適性はやはりレガシーキャリアのプレエコと同等と考えて良いだろう。
スクートプラスのお値段

さて、このスクートのビジネスクラス「スクートPlus」の気になる価格について。上の写真は大阪発シンガポール行き(片道)のとある日のお値段であるが、通常のエコノミークラス席が25,360円なのに対し、スクートプラスは約4万円アップの62,600円(往復だと125,200円)となっている。受託手荷物30kgまでと持ち込み荷物の15kgまでが付いているとはいえ、結構高い金額になってくるのが分かる。
しかし、このスクートのビジネスクラス「スクートプラス」を驚きのセール価格で手に入れる方法が存在する。それは「Bid for ScootPlus」というオークション形式のアップグレード方法だ。
Bid for ScootPlusとは

「Bid for ScootPlus」とは、スクートのプレミアム席であるスクートプラス席を、オークション形式でアップグレード入札するシステムで、対象の航空券を予約している場合は、Bid for ScootPlus専用のサイトで申し込むことができる。
そのシステムの概要は、自分がスクートプラスにアップグレードしてもらえる権利をいくらで購入するかを決めて申し込み、もしも入札が成功した場合は、自分が申請した値段を支払ってスクートプラスの座席を手に入れる事ができるようになっている。
また、入札に失敗した場合は請求は何も発生しないが、入札が成功した場合は申込時に登録したクレジットカードに入札した金額が自動的にチャージされる。チャージされた金額は返金不可なので注意しよう。
Bid for ScootPlus の申込方法

さてBid for ScootPlusの大まかな流れを紹介した所で、スクートのサイトでアップグレードしていく手順を、実際の申込画面を使って解説していきたいと思う。まずはBid for ScootPlus専用のサイトへとアクセスしよう。
なお、サイトは全て英語表記となっているので英語が苦手な人はブラウザの翻訳ツールなどを使ってトライしてみよう。
スクートプラスの特典の紹介と入札の注意事項

まず、Bid for ScootPlusのトップページには、今の自分の予約情報、スクートプラスの特典(30kgまでの受託手荷物、15kgまでの機内持ち込み荷物、機内食、ウェルカムドリンク+アルコールドリンクの提供、優先チェックインといった特典の説明)、そして入札に成功した場合のみ課金される旨などが英語で記載されているので目を通しておこう。チェックが終わったら、ページ上部右からスクートプラスにアップグレード希望のチケットの予約番号(英数字6桁)と名字(Surname)を入れて「I want un upgrade」を押してログインしよう。
入札価格の設定

ログインすると、現在の自分の予約の状況が表示されるので、確認しながらページを下にスクロールしよう。すると「Place Your Bid」という場所に各フライトでの入札バーが表示されているので、自分が申し込みたい入札額に設定(申し込みたくない箇所は0円を設定)して「Continue」を押そう。
なお、この入札額の上限と下限はフライトによって異なってくるが、今回私達が申し込もうとしている大阪(KIX)⇔シンガポール(SIN)の最低入札額は17,500円、最高額は34,500円となっている。
ちなみに、Bid For ScootPlus の入札に成功すると、スクートプラスには機内食や座席指定、受託手荷物といった一通りの特典が付いているため、もしも最初に予約した際に事前座席指定料金や手荷物料金、機内食の料金を払っていた場合はスクートプラス特典と被ってしまうことになるのだが、その分の返金はない。
入札金額を調整するヒント

この入札金額を決定する際、どのぐらいが良いかを調整するのは非常に難しいのだが、そんなときに活躍するのが入札バーの横に表示されている「Bid Strength」のゲージだ。このゲージは、現在の入札額がどのぐらい入札成功の可能性が高いかを示しており(5段階)、例えば「費用は抑えたいがなんとかスクートプラスに乗りたい・・・」と考えている場合は、このゲージが3になるように調整するのが良いだろう。
今回、私達は「乗れたらラッキー」ぐらいの気持ちで復路(シンガポール→大阪)のみ申し込もうと思っているため、上は「0円 / 申し込まない」、下は最低価格の「17,500円」(2人分なので合計35,000円)でBID(入札)することにしよう。
カード情報と利用規約の同意

入札額の次の画面では、連絡情報と支払いに使用するクレジットカード情報の入力。連絡情報にはすでに航空券を予約した際の個人情報が入力されているので間違っていないことを確認後、右に表示されている入札額のチェックも忘れずに、最後に支払いに使用するクレジットカード情報を入力していこう。すべての記入が終わったら「Agreement Details - 利用規約」に同意のチェックを入れて「Submit Request」を押して入札を完了させよう。
Bid For ScootPlus 入札完了

これで Bid For ScootPlus の入札が完了し、あとは入札結果を待つだけ。上のスクリーンショットは実際にスクートプラス入札後の画面となっているが、同じ内容のものがメールでも届いているので合わせて確認しておこう。
なお、スクートプラスの入札結果はフライトの約1日前には決定されてメールでお知らせが届くようになっている。また、保留中(Pending)の入札についてはいつでも入札額の変更、およびキャンセルが可能となっているので、変更、およびキャンセルしたくなったらBid for ScootPlus専用サイトにログインしよう。
Max Your Space サービス

ちなみにスクートでは、スクートプラス入札の他に、エコノミークラスの3列席を2人で利用できるサービス「Max Your Space」も用意されている。このサービスの価格は、例えば大阪・関空からシンガポールまでの片道で5,000円(2023年4月現在)と、スクートプラス入札よりもリーズナブルな価格設定となっている。
このMax Your Space サービスは2人で3人席を並びで予約していて、フライト出発25時間前まで隣に誰も居ない場合に利用できるサービスとなっているが、もしもエコノミー席を広く使いたいなぁと思った場合は利用してみるのアリだろう。こちらのサービスはスクート Max Your Space専用ページから申込可能だ。
出発24時間前の入札結果の通知

そうして入札したフライトの24時間ほど前になった段階で、登録しているメールアドレス宛にスクートプラスの入札結果が送付される。
上の画像は昔スクートが格安ハワイ便を運行していてそのハワイ便のスクートプラスに入札成功した際のものだが、今回のシンガポール旅行の入札が成功した際には、改めて画像などを更新したいと思う。入札成功したら良いなぁ♪
お得にスクートのビジネスクラスに乗ろう!

スクートのビジネスクラス「スクートプラス」を超お得に手に入れる裏技「Bid for ScootPlus」の情報はいかがだっただろうか。
このスクートプラスの入札は、便の込み具合や入札参加者の数などによって成否の可能性は変わってくるが、例えばスクートのセールなどではシンガポール往復が1人込み込み5万円弱で販売していたりするので、この入札を組み合わせれば最安で9万円弱で、スクートのビジネスクラス「スクートプラス」で行くシンガポール往復航空券を手に入れることも不可能ではない。このBid for ScootPlusのサービスを上手く利用して、お得で快適なシンガポール旅行を計画してほしいと思う。ではでは!