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ETIAS(エティアス)とは?いつから?申請方法は?費用は?

目次

  1. ETIAS(エティアス)とは?
  2. ETIAS(エティアス)申請開始年は?
  3. 入国の際にETIAS(エティアス)が必要な国は?
  4. ETIAS(エティアス)が必要な国籍の人は?
  5. ETIAS(エティアス)申請方法は?
  6. ETIAS(エティアス)申請費用 / 料金と支払い方法は?
  7. 申請から承認までの期間 / 日数は?
  8. ETIAS(エティアス)有効期限は?
  9. トランジット / 乗り継ぎでもETIAS(エティアス)は必要?
  10. イギリスだけの訪問でもETIAS(エティアス)は必要?
  11. EU / ヨーロッパ旅行の際はETIAS(エティアス)をお忘れなく!

ETIAS(エティアス)とは?

ETIAS(エティアス)とは?いつから?申請方法は?費用は?

ETIAS(エティアス / 欧州渡航情報認証制度 / European Travel Information and Authorization System)とは、シェンゲン協定国であるヨーロッパの一部の国に(ドイツ、イタリア、フランスなど26ヶ国)、観光 / レジャー / バカンス、ビジネス目的、トランジット / 乗り継ぎ目的で入国する際に必要となる、事前の入国簡易ビザのようなもの。いわばアメリカのESTA(エスタ)、オーストラリアのETAS(イータス)と同じようなもの、と言えば分かりやすいだろうか。

このEUのシェンゲン協定国に渡航の際に必要となるETIAS(エティアス)は、昨今の度重なるテロ事件を背景に、EUの安全保障を強化する一環として2016年にEUの議会で決定したシステムであるが、そのETIAS(エティアス)プログラムの詳細は?料金 / 費用は?申請方法は?有効期限は?・・といった詳細をお伝えしていきたいと思う。


ETIAS(エティアス)申請開始年は?

ETIAS(エティアス)とは?いつから?申請方法は?費用は?
etias-euvisa.com

ETIAS(エティアス)申請開始年は2021年(詳細日程は未定)。


入国の際にETIAS(エティアス)が必要な国は?

ETIAS(エティアス)とは?いつから?申請方法は?費用は?
etias-euvisa.com

ETIAS(エティアス)が対象となるEU / ヨーロッパの国は、シュンゲン協定に加盟する26カ国。

  • アイスランド
  • イタリア
  • エストニア
  • オーストリア
  • オランダ
  • ギリシャ
  • スイス
  • スウェーデン
  • スペイン
  • スロバキア
  • スロベニア
  • チェコ
  • デンマーク
  • ドイツ
  • ノルウェー
  • ハンガリー
  • フィンランド
  • フランス
  • ベルギー
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • マルタ
  • ラトビア
  • リトアニア
  • ルクセンブルク
  • リヒテンシュタイン

日本からの旅行先として人気のフランス、ドイツ、イタリアなども含まれるため、EU方面へ旅行に行く場合にはETIAS(エティアス)を申請しておいたほうが良いだろう。


ETIAS(エティアス)が必要な国籍の人は?

渡航の際にETIAS(エティアス)が必要となる国籍の人は、現在シュンゲン協定国VISA無しで渡航できる国籍の人が対象となる。具体的には日本を含む、以下の国籍の人たち。

  • アルバニア
  • アンドラ
  • アンチグアバーブーダ
  • アルゼンチン
  • オーストラリア
  • バハマ
  • バルバドス
  • ボスニア・ヘルツェゴビナ
  • ブラジル
  • ブルネイダルサラーム
  • カナダ
  • チリ
  • コロンビア
  • コスタリカ
  • ドミニカ
  • エルサルバドル
  • マケドニア(旧ユーゴスラビア)
  • グレナダ
  • グアテマラ
  • ホンジュラス
  • イスラエル
  • 日本
  • キリバス
  • マレーシア
  • マーシャル諸島
  • モーリシャス
  • メキシコ
  • ミクロネシア
  • モルドバ共和国
  • モンテネグロ
  • ニュージーランド
  • ニカラグア
  • パラオ
  • パナマ
  • パラグアイ
  • ペルー
  • サモア
  • セイシェル
  • セルビア
  • シンガポール
  • ソロモン諸島
  • 韓国
  • セントクリストファー・ネイビス
  • セントルシア
  • セントビンセントとグレナディーン
  • 東ティモール
  • トンガ
  • トリニダード・トバゴ
  • ツバル
  • アラブ首長国連邦
  • アメリカ合衆国
  • ウルグアイ
  • バヌアツ
  • ベネズエラ

ETIAS(エティアス)申請方法は?

ETIAS(エティアス)の申請方法は、基本的にインターネットでの申請となる。名前、性別、パスポート情報、国籍、住所など・・・必要事項を記入して申請を行う。アメリカ入国の際のESTAなどと同じような申請方法になることが予想される。

【最新版】アメリカ渡航に必須のESTA(エスタ)の個人申請方法 旅行情報 【最新版】アメリカ渡航に必須のESTA(エスタ)の個人申請方法 ハワイを含むアメリカ旅行で必ず必要なESTA申請(電子渡航認証システム)の申請方法をどこよりも詳しく紹介。個人だけでなく家族分まとめて申請する方法にも対応しているので、家族での個人旅行でのハワイなどに役立ててほしい。

ETIAS(エティアス)申請費用 / 料金と支払い方法は?

ETIAS(エティアス)申請費用 / 料金は「7ユーロ」。18歳未満はこの申請費用は免除される。ただし、費用は免除されても申請は必要なので間違えないように。支払い方法は「クレジットカード」のみの決済となる。


申請から承認までの期間 / 日数は?

ETIAS(エティアス)の申請から認証までの期間は、問題がなければ申請完了から数時間後となっているが、何か問題がある場合は、手作業での承認作業となり、その場合は4日〜最長で2週間ほどかかるので注意。とりあえず、EU / ヨーロッパ方面への旅行が1ヶ月を切るぐらいにはETIAS(エティアス)申請を行ったほうが良いだろう。


ETIAS(エティアス)有効期限は?

ETIAS(エティアス)有効期限は「申請から3年間」。ただし、ETIAS(エティアス)の認証状況はパスポートに紐付けられており、パスポートが失効するとエティアス承認も無効となり、再度、新しいパスポートでETIAS(エティアス)申請を行う必要がある。


トランジット / 乗り継ぎでもETIAS(エティアス)は必要?

入国審査前の保安エリア内だけでの乗り継ぎで、シュンゲン協定国に入国しないケースでは必要ないとされるが、ヨーロッパの乗り継ぎではEU圏内に入ると、一旦入国審査を受けるケースが多いため、とりあえずヨーロッパ間を乗り継ぎする場合は、ETIAS(エティアス)を受けていたほうが安心。いや、むしろしておくべきだと私は思う。


イギリスだけの訪問でもETIAS(エティアス)は必要?

現在の予定ではイギリスは2021年までにはBrexit(ブレクジット / イギリスのEU離脱)でEU離脱を計画しているので、ルール的にはイギリス訪問だけの場合は、ETIAS(エティアス)の必要は無い。ただ、現在Brexitが難航している背景を見ると、このあたりの先行きは不明な点も多いのが実情だ。


EU / ヨーロッパ旅行の際はETIAS(エティアス)をお忘れなく!

ETIAS(エティアス)とは?いつから?申請方法は?費用は?

2021年から導入されるETIAS(エティアス / European Travel Information and Authorization System)。記事を書いている現在(2019年)は、2021年というとまだ1年以上も先の話ではあるが、年月が流れるのは非常に早いもので、気がつくとETIAS(エティアス)申請が始まっていた・・なんてことになるはず。EU / ヨーロッパ旅行が好きな人、EU圏に旅行を計画しているは、2021以降は、絶対に事前のETIAS(エティアス)を忘れずに!

なお、導入時期の詳細は決まっていないので、ETIASに関する詳細は下のETIASサイトも定期的にチェックするようにしよう。

ETIAS(エティアス / 欧州渡航情報認証制度)