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シンガポール航空 A330-300 ビジネスクラス 大阪⇔シンガポール / 搭乗記
シンガポール航空 A330-300のビジネスクラス

出展:singaporeairlines.com
シンガポール航空が保有するA330-300は、中距離線をメインに活躍するワイドボディの双発ジェット旅客機。私たちは2017年から2018年にかけての年末年始旅行にて、その機材を使った路線(SQ615)のビジネスクラスに搭乗したので、その時の座席の様子や、機内食などを紹介したいと思う。
シンガポール航空A330 ビジネスクラスの座席マップ

これがシンガポール航空A330-300のビジネスクラスの座席マップ。ビジネスクラスは2-2-2の並びの座席になっている。私達が搭乗したのは写真の青枠で囲んだ12Aと12C。さてさて、一体どんな座席なのか、早速座ってみたいと思う。
シンガポール航空・ビジネスクラスシートは革張りの上品なシート

こちらがシンガポール航空A330-300のビジネスクラスの座席。ベージュブラウンを基調とした上品な雰囲気の革張りシートだ。座り心地は申し分なし。頭のところには暗い時のLEDライトが備わっていたり、肘掛けの下部分にはスマホ充電用のトレイや小物入れが備わっていたりと利便性もバッチリだ。
2席の間には仕切りが出せるようにもなっているので、もしも夫婦で搭乗して些細な事でケンカになっても、ピーッと仕切りを出してやればしばらく相手の顔を見なくて済む(笑)。仲直りしたくなったら、さっと押し戻せばOK。
完全にプライベートが保たれる席とは異なるので、その分カップルや夫婦、家族の旅行に最適なシートだとも言える。
リクライニング

リクライニングはほとんどフラット仕様。だいたい170度~175度ぐらいのリクライニングが可能なシートで、寝るのに問題のないポジションが保てる。まぁ6時間から7時間のフライトなので、映画なんか見てしまうと寝る暇が無かったりするわけではあるが。。。
個人モニター

個人モニターはもちろん付いており、その下には小物入れも備わっていた。あまり深さのないポケットなので、ペンとかメガネとかそういったものを臨時でしまっておくぐらいしかできない。
なお、個人モニターでは映画やゲームが楽しめる。操作は座席手元のコントローラーで。ゲームに関しては本当に暇つぶし程度&操作性が悪いので、あまりオススメしない。おとなしく映画を楽しもう。
ミネラルウォーター

個人モニターパネルの中央にはミネラルウォーターが入っている。好きなときに飲むことが出来る。薬なんかを飲むときには重宝するドリンクだ。
ヘッドホン

モニター用のヘッドホンは座席前のポケットに無理矢理(笑)入っている。
電源系統

電源系統は、日本の電源タップ(Aタイプ)も使えるマルチタップ仕様。電圧は110V。またそれ以外にもUSBポートも2個備わっている。
通常飛行機の電源というとビジネスクラスとはいえUSBポートはだいたい1つのみなので、これは便利だ。スマホ充電しながら他の機材の電源確保も楽々。
シンガポール航空・ビジネスクラスのアメニティ類

航空会社や路線によってはブランドのアメニティポーチを配布したりもするが、このシンガポール航空の中距離線(SQ615便)にはそれはなく、用意されていたのはスリッパと靴下のみ。「あれ?歯磨きセット無いの?」と思ったが、実はトイレにちゃんとストックされていた。一安心だ。
シンガポール航空・ビジネスクラスのウェルカムドリンク

席に着くとまず振る舞われるのがウェルカムドリンク。私達が搭乗した時は、オレンジジュースか、シャンパンからのチョイスだった。もちろんここはシャンパンを頂くことにしたい。
また雑誌なども持ってきてくれたりする。昔の2009年に乗った時は、このウェルカムサービス時にチキンサテーのようなものが出たが、久しぶりの今回(2017年12月)はそのサービスは無かった。
シンガポール航空・ビジネスクラスの機内食

離陸後、安定高度になったところで機内食サービスが始まる。今回はSQ615便で、大阪発23時30分でシンガポール着は朝の5時30分と夜中のフライト。そのため、機内食は離陸後すぐ、もしくは到着2時間ほど前のタイミングを選ぶことが可能となっていた。私たちは到着前の機内食を希望。
その後、ドリンクとおつまみが用意される。おつまみはナッツ類で、なんとちゃんと器とナッツが温められていたりする。またナッツとドリンクが無くなるとおかわりを持ってきてくれるため、ある程度のところでやめておかないと飲みすぎて酔っ払ってしまうので注意したい(笑)。
なお、今回のフライトではワインは6種類から選択することが出来たほか、ビールやカクテルなども用意されている。シンガポールということで、カクテルにはあのシンガポールスリングもあるので、シンガポール航空に乗った記念に一緒にシンガポールスリングを楽しむのも良いかもしれない。
ビジネスクラスの朝食メニュー

さて到着2時間ほど前に朝食タイムがやってくる。朝食はこの回では洋食と和食からチョイスすることが出来た。まず洋食タイプの朝食では最初にフルーツサラダが用意される。朝ごはんということであっさりとしたセレクションになっている感じだ。
スクランブルエッグ

その後メインで出てきたのがスクランブルエッグとポテト、そしてクロワッサン。すごくシンプルなメニューではあるが味はさすがシンガポール航空さんということもあり、美味しくいただける。クロワッサンも温かい。パンの付け添えにはバターとジャム瓶も付いてくる。
また陶器製の塩コショウの容器も用意されている。
シンガポール航空・ビジネスクラスの和食メニュー

続いて和食の朝食メニュー。日本のお弁当のような雰囲気でサーブされる。飲み物には熱い緑茶、そしてお味噌汁も付いてきたりする。本格的だ。
和食の中身

和食の中身がこちら。キュウリもみや、おにぎり、卵焼き、焼き魚など、本当の日本食が提供される。味も優しくて美味しい感じ。この高度でこれだけの味を出せるのはなかなかではないかと思う。ごちそうさまでした♪
食後のコーヒー

食後にはコーヒーや紅茶も用意されている。さてこれがシンガポール航空の中距離線・ビジネスクラスの機内食の内容だ。和食はワンプレート式ではあったが、品揃えの多い料理が提供されかなりお腹にずっしりくる。
今回のフライトでは、私たちは嬉しくて張り切って朝食を食べたが、他のゲストは何も食べずにぐっすり寝ていたりする人も多く見受けられた。ビジネスクラスに乗り慣れている人は、機内食って楽しみじゃないのかなぁ?
シンガポール航空・ビジネスクラスのトイレ訪問

では最後に、私が個人的にかなり気になるトイレまわりを紹介しておきたい。
トイレはビジネスクラス専用のトイレになっており、中はこの通り照明が多く明るい雰囲気で清潔感もある。紙もトイレットペーパーに手拭き用のダスター、そしてティッシュが揃う。また鏡は姿見の他、手前には化粧用の鏡まで付いていたりと至れり尽くせり。
花も飾られている

またトイレの角には造花の花も飾られている。
便座

便座にはソフトレザーカバーが付いていて上品な感じに。定期的にCAさんが清掃に入っているのだろう、水しぶきなどが飛んでいたりすることもなく、とても清潔感のあるトイレが保たれていた。
アメニティ類

アメニティ類も色々揃っている。このあたりは使ったことがないので、どんな感じなのかは分からないが、、、。
歯ブラシありました!

座席に置かれていたアメニティには歯ブラシとかが無くてがっかりしていたが、なんと歯磨きセット類はトイレに常備されていた。食後と起きた時に歯磨きがしたい私にはありがたい。髭剃りなんかも置いていてビックリした。
生理用ナプキン

また、いざというときの生理用ナプキンもちゃんとストックされていたりもする。これもシンガポール航空オリジナルのパッケージになっている。
シンガポール航空・ビジネスクラス A330-300

以上が、シンガポール航空A330-300、ビジネスクラスの機内の様子や座席、機内食の内容の一例だ。今回のフライトはSQ615便の約7時間のフライトでそこまでは長くないが、これだけ充実した設備があれば快適に空の旅を満喫できるのではないかと思う。それでは、到着までおやすみなさい♪



