コラム

【JAL ANA燃油サーチャージ値上げ・比較表】2018年8月9月発券分の燃油サーチャージ

目次

  1. 2018年8月、9月の発券分の燃油サーチャージが値上げ!
  2. 燃油サーチャージとは
  3. 2018年JALとANAの燃油の値上がりの比較表

2018年8月、9月の発券分の燃油サーチャージが値上げ!

【JAL ANA燃油サーチャージ値上げ・比較表】2018年8月9月発券分の燃油サーチャージ

ちょっと残念なお知らせ。2018年の8月、9月分の国際線航空券の燃油がまたまた値上がりするというニュース。燃油サーチャージって必要だとはわかってても、航空券代金にプラスして余分に払うからなんか損したような気分になるのは私(ミヅキ)だけ?

航空券の代金に含めて表示してくれたらもっとわかりやすいのにね。

今回値上がりになる燃油サーチャージについて、日本発着で一番利用者が多いと思われるJALとANAの値上がり分を調べてみたよ。


燃油サーチャージとは

【JAL ANA燃油サーチャージ値上げ・比較表】2018年8月9月発券分の燃油サーチャージ

そもそも、燃油サーチャージって何なん?という人のために。実は私(ミヅキ)も3年ほど海外線に乗ってない時期があって、久しぶりに乗ろうとしたら「燃油サーチャージ」っていうのが徴収されて「これは一体何なん?こんなのいつからあったん?」と戸惑ったんだけど、燃油サーチャージは日本では2005年から設定されてるんだよね。

燃油サーチャージとは、燃料価格の高騰によって航空券代金では賄いきれない部分の一部を乗客が負担するというもの。通常は航空券代金とは別表記となってて、航空券代金を支払うときにまとめて支払うことになる。この追加で徴収されるっていうところが私の場合、なんか損してる気になる(苦笑)

例えば、ハワイ行きの航空券が79000円となってても、79000円で購入できるわけではなくて、そこにプラス購入時に設定されている「燃油サーチャージ」が追加されることになるんだよね。例えば、ハワイ行きのANAの航空券が79000円だったとして、今日買うとしたらハワイ行きの今の燃油サーチャージは片道6000円だから往復で12000円の追加で、、、合計91000円になるというわけ。

※厳密に言うと、空港税などの諸々の税金なども合わせて支払うからもう少し多くなる。

燃油サーチャージは円建てと外貨建てがあり、同じ行き先でも航空会社や発着日によって金額が異なるけれど、日本発着便に関して言えば、フルサービスキャリア(ANAやJALなど)はほぼ横並びになっている。燃油サーチャージを設定していない航空会社もあるので、特に航空会社にこだわらない場合は燃油サーチャージを設定していない航空会社を選ぶと、安めで行くことができる。

ちなみに、最近我が家がよく利用しているLCCのエアアジアやスクートは燃油サーチャージを設定していない(航空券代金に含まれている?)ので、余分に払っている感覚が無いのが嬉しい(笑)。

燃油サーチャージの価格は一定ではなくて、航空燃料のシンガポールケロシンを基準に定められることになっているから、期間によってかなり上下する。シンガポールケロシンが下落すると安くなるし、高騰すると高くなるというわけ。

例えば、2016年のはじめ頃に原油価格が暴落したので、2016年4月からはANAもJALも日本発の国際線は6年半ぶりに燃油サーチャージが撤廃されたから「燃油ゼロ」なんていう広告がたくさん飛び交って、実際、かなり安く海外に行くことができたんだけど、また原油が高騰をはじめて2017年の2月発券分から燃油サーチャージの設定がはじまったのは記憶に新しいよね(悲)。


2018年JALとANAの燃油の値上がりの比較表

【JAL ANA燃油サーチャージ値上げ・比較表】2018年8月9月発券分の燃油サーチャージ

とりあえず、現時点からどのくらい値上がりするのか、「7月31日までに購入した場合」と「8月1日から9月30日までに購入した場合」の燃油サーチャージの比較表を作ってみたよ。

表の中の燃油サーチャージの価格はすべて片道分。なので、往復する場合は×2をしてね。

例えば、日本ーハワイの往復なら7月31日までに購入すれば燃油サーチャージは往復12000円だけど、8月1日〜9月30日の期間内に購入する場合は往復17000円になるというわけ。燃油サーチャージだけで5000円も高くなるということ。家族4人としたら燃油サーチャージだけで2万円も余分に支払うということになる(汗)。

燃油サーチャージはシンガポールケロシンの2ヶ月平均をその期間の為替の平均で割って2カ月間固定するから、10月以降の燃油サーチャージはもちろんまだ未定だけど、もしも直近で航空券やツアーを買う予定がある人は7月31日までに買うほうが安く買えるね。

※ツアーによっては「燃油込み」となっていて「燃油の上下にかかわらずツアー代金はかわりません!」なんてうたっている場合もあるけど、そういう場合も燃油の値上がり以降はツアー代金がしれっと値上がったりしてるので(笑)、ツアー代金の上下にも注意しながら購入するのがおすすめ。

まぁ、この「燃油サーチャージ」というものはかなり水物で上下が激しいので、これから旅行の予定があって、航空券やツアーを買おうと思っている人は、8月はじめから9月末までは値上がるのが確定していて、9月以降に値下がったとしても今の水準以上に原油が値下がるのかどうかなんて誰にもわからないのだから(それがわかるような予知能力があるのなら先物取引で大金持ちになれるw)ちょっとでも安く買おうと思うにであれば、値上がり前に買うというのも1つだと思う。

下の表はJALさんとANAさんの燃油(それぞれ片道分)の変更の比較。参考にしてね。

燃油サーチャージ / JAL
区間 2018年7月31日まで 2018年8月1日-2018年9月30日まで
韓国・極東ロシア 500円 1,000円
中国本土・台湾・香港 2,500円 3,500円
グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム・ロシア(イルクーツク) 3,000円 4,000円
タイ・シンガポール・マレーシア・ロシア(ノヴォシビルスク) 4,500円 6,000円
インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ 6,000円 8,500円
北米・欧州・中東・オセアニア 10,500円 14,000円
燃油サーチャージ / ANA
区間 2018年7月31日まで 2018年8月1日-2018年9月30日まで
韓国 500円 1,000円
中国本土・台湾・香港・マカオ 2,500円 3,500円
ベトナム・グアム・サイパン・フィリピン 3,000円 4,000円
タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア 4,500円 6,500円
ハワイ・インド・インドネシア 6,000円 8,500円
北米・欧州・中東・オセアニア 10,500円 14,000円