旅行情報

サブSIM 技術を使った海外用プリペイド「変なSIM by HIS」

目次

  1. 海外用プリペイドSIMカード「変なSIM」
  2. プリペイドSIM「変なSIM」の料金と詳細
  3. 「変なSIM」は海外用ポケットWiFiよりも便利
  4. 「変なSIM」は治安の悪い地域でこそ活躍
  5. 「変なSIM」は随時キャンペーン中

海外用プリペイドSIMカード「変なSIM」

サブSIM 技術を使った海外用プリペイド「変なSIM by HIS」

世界75の国と地域で使用できる海外用プリペイドSIMカード「変なSIM」(データ専用SIM)を、海外旅行の大手 HIS(エイチ・アイ・エス)傘下のHISモバイルが販売しはじめた。この「変なSIM」という妙なネーミング。。。それは、このプリペイドSIM「変なSIM」は、国内では初めてとなる「サブSIM」技術というものを採用しており、普段使っているSIMカードの上に、この「変なSIM」を貼り付けて使うという、変な使用方法に由来する。

さて、この海外で使える貼り付け型データSIM「変なSIM」について初めて聞いた時、かなり海外旅行で使い勝手が良さそうだなぁと思ったのでせっかくなので紹介しておきたいと思う。


プリペイドSIM「変なSIM」の料金と詳細

まずこの海外用データSIM「変なSIM」の料金体系と使い方の詳細をまとめておきたい。

海外用データSIM「変なSIM」の料金体系
SIMカード本体価格 アプリ内通信課金(不課税) データ容量
1,980円 → 990円(9月末まで) 500円 / 1日 200MB / 1日

まず上の表に示したとおり、SIMカードの初回発行には1,980円(2018年9月30日まではキャンペーンで990円)がかかる。また、H.I.S.はこの海外用データSIMの他に、国内のMVNO(格安SIM)も手がけており、そちらと一緒に申し込むと、この「変なSIM」と1日利用クーポンをプレゼントしてくれるキャンペーンも行っている。

【注意】海外用プリペイドSIM「変なSIM」を利用するためには、SIMフリーのスマホが必須となる。SIMロックの掛かった端末では利用不可なので注意して欲しい。

続いて、実際に海外旅行で使う際の利用料金は1日あたり500円(データ通信量200MB / 日)となる。テザリングも追加費用なしで最初から利用可能。また1日あたりのデータ通信量は200MBまでで、それを超えると128kbpsの低速に制限されるが、24時間経つと再び200MBまで高速通信が可能となる。1日の計算方法は【プランをアプリで購入し使い始めた時から24時間】。つまり、使い始めが16時なら次の日の16時までの容量が200MBまで、となる。

利用方法は、まずスマホに「変なSIM」専用アプリをダウンロード(iphone用 / Android用)し、その後「変なSIM」を自分の普段のSIMカードに重ねて装着してスマホにセット。あとはアプリで通常のSIMと「変なSIM」を切り替えて使うだけ。各国のデータプラン購入も全てアプリで行うことになる。

プラン購入は全てクレジットカード決済。また各国のデータプランは1つしか保持できないようになっているため、例えばハワイ用プランを購入し、まだ容量が余っている状態で再びハワイ用プランを購入すると上書きされる、ということになるので注意しよう。利用できる国と地域は主に以下のとおり。

海外用データSIM「変なSIM」が利用可能な国と地域
アイスランドカザフスタンチェコベラルーシ
アイルランドカタール中国ベルギー
アゼルバイジャン共和国カナダチリポーランド
アメリカ※韓国デンマークポルトガル
アルバニアカンボジアドイツ香港
イギリスギリシャトルコマカオ
イスラエルグアムニュージーランドマケドニア
イタリアクロアチアノルウェーマルタ
イランサウジアラビアバーレーン王国マレーシア
インド※ジョージアパキスタンミャンマー
インドネシアシンガポールハンガリーメキシコ
ウクライナスイスバングラデシュモンテネグロ
ウズベキスタンスウェーデンハワイラトビア
ウルグアイスペインフィリピンリトアニア
エストニアスリランカフィンランドリヒテンシュタイン
オーストラリアスロベニアプエルトリコルーマニア
オーストリアセルビアフランスルクセンブルグ
オマーンタイブルガリアロシア
オランダ台湾ベトナム 
【注意】アメリカ、ハワイ、グアムはそれぞれ別の地域となる。またインドではケーララ州、マハーラーシュトラ州、ゴア州、タミル・ナードゥ州、西ベンガル州、デリー首都圏、グジャラート州のみで通信可能なので注意して欲しい。

「変なSIM」は海外用ポケットWiFiよりも便利

サブSIM 技術を使った海外用プリペイド「変なSIM by HIS」

さて、この海外用プリペイドSIMは、海外用ポケットWiFiよりも便利だと私は思っている。この「変なSIM」はいつものSIMに貼り付けて使うため、ポケットWiFiのように荷物が増えたりしない。また、レンタルのポケットWiFiは紛失や破損で弁償金が発生するが、この海外データSIM「変なSIM」は購入した後は返却しなくていいので、そういった心配も無い。そして、ポケットWiFiはそれ本体の電池が無くなる心配があり、スマホとポケットWiFiの両方の電池を気にする必要があるが、この「変なSIM」はスマホの電池の管理だけで良いので非常に気が楽。使わない時にわざわざ電源を切ったりしなくていいというのは、海外旅行にポケットWiFiを持って行ったことのある人だとその便利さがよく分かるはずだ。

また、海外用ポケットWiFiは、使用できる地域が限られてしまうが、この「変なSIM」は自分の居る地域のデータプランを購入するだけ。そして、日本国内にいて使わない時もそのまま付けておいても問題ないのも魅力的だ。また1日200MBまでと言うのは1ヶ月換算では約5.86GB。普通にレジャーやちょっとした検索に利用する分であれば十分の量だといえるだろう。


「変なSIM」は治安の悪い地域でこそ活躍

サブSIM 技術を使った海外用プリペイド「変なSIM by HIS」

海外用プリペイドデータSIM「変なSIM」は、やはり日本国内から装着して持っていけて、自分のスマホ以外に荷物にならない、というのが一番の魅力だと思う。慣れない海外旅行で手荷物が一つ増えるというのは、思った以上に気持ちに負担がかかりやすい。まず、海外に行って電源を入れたりする必要も無ければ、SIM用ピンを使って渡航先でSIMを入れ替える手間も無い。また、観光地などでは自分の貴重品とスマホだけを気にしていればいいので、スリの多いヨーロッパなどでは防犯上の効果も大きい。

「え?荷物がちょっと減るだけで気分的に違うの?」

と思うかもしれないが、例えば手のひらサイズのポケットWiFiが一つ荷物として増えるだけで、自分が気にする対象が一つ増えることになり(無くすと数万円の弁償金が発生する)、そっちに気を取られていると、スマホや財布への注意が散漫になって、気がついたらスられてた・・・なんて悲劇も起こりやすい。そういう意味でも、いつものSIMカードに重ねて装着できる「変なSIM」の恩恵はかなり大きいといえるだろう。


「変なSIM」は随時キャンペーン中

海外旅行に便利なデータ用プリペイドSIM「変なSIM」。HIS(エイチアイエス)が販売しているこのプリペイドSIMカードは、海外旅行にレンタルのポケットWiFiを持って行ったことのある人ほど、その便利さが分かるのではないかと思う。また、これとよく似たもう少し安価な海外用データSIMもあったりするのだが、料金体系が不明瞭であったり、紹介している本サイト自身が怪しかったり、また海外で使うにはその都度APN設定(各国のデータ通信に繋ぐためのスマホ本体の設定)が必要だったりと、使うのにはかなりのハードルがあるが、その点この「変なSIM」は、大手の旅行会社が手がけているという安心感もあって導入に踏み切りやすいのではないかと思う。

もちろん「変なSIM」を利用するためにはSIMフリーのスマホが必要となってくるが、その条件をクリア出来て、この「変なSIM」を試してみようかなと思っている人は、随時割引キャンペーンもやっていたりするので、タイミングを見て下のバナーより、実際にHISモバイルの本サイトに行って、詳細を確認してみて欲しいと思う。

HIS Mobile