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JAL(日本航空)国内線「クラスJ」とは?

目次

  1. JAL 国内線「クラスJ」とは
  2. クラスJの座席スペック詳細と機内サービス
  3. クラスJの利用料金 / 予約方法
  4. クラスJ利用時のマイル積算率

JAL 国内線「クラスJ」とは

JAL(日本航空)国内線「クラスJ」とは?
jal.co.jp

JAL / 日本航空の国内線に設定のある座席クラス「クラスJ」とは、普通席(エコノミークラス)とファーストクラス(プレミアムクラス)の中間に当たる座席のことを指す。座席のスペックはシートピッチ(縦幅)38inch(約96.52cm)、横幅18.5inch(約47cm)とかなり広々。実際にはJAL国内線ではファーストクラスの設定が無いこともあり、実質的に国内線のビジネスクラスに当たる座席区分が、この「クラスJ」に当たる場合も多々ある。


クラスJの座席スペック詳細と機内サービス

JAL国内線・クラスJの座席に備わっている各種装備は以下の通り。

クラスJ・詳細1
リクライニングとシートピッチ
リクライニングは、座面がスライドすることで後方への移動幅がかなり減少されているので、座席の前後のゆとりがちゃんと確保されているのが嬉しいところ。シートピッチも38inch(約96.52cm)なので、非常に快適な座り心地になっている。
クラスJ・詳細2
レッグレストも完備
足部分にはレッグレストも完備。ちょっとした設備だと思われがちなこのフットレストであるが、実はこれがあるだけで長時間座ったときの疲れがかなり軽減される。
クラスJ・詳細3
ジャケットフック&ホルダー
前方座席背面にはフック(ホルダー)が付いており、ジャケットなどを掛けておくのに非常に便利だ。
クラスJ・詳細4
本革シートとヘッドレスト
シートは上質な本革仕様となっており座り心地も快適。また背もたれの頭部分には高さ調整と両端を起こせるヘッドレストが付いている。
クラスJ・詳細5
コントロールボックス
肘掛けの下部側面にはオーディオなどの調整ができるコントロールボックスが備わっている。残念ながら電源タップ、個人モニターといった装備は無し。
クラスJ・詳細6
大型テーブル
肘掛けにはA4サイズのノートPCも置ける大型サイドテーブルも備わっている。機内でのノートPCの作業時などに重宝する。

また「クラスJ」の機内サービスについては、基本的には普通席(エコノミークラス)と同じで、機内食サービスは無し。ただし飲み物にはクラスJ専用のメニューも用意されている。


クラスJの利用料金 / 予約方法

このJAL国内線の「クラスJ」の利用料金は、普通席(エコノミークラス)に+1,000円(1区間 / 片道)とかなりリーズナブル。また特典旅行でのクラスJ予約は+2,000マイル(1区間 / 片道)となっているが、JALマイルでのクラスJ取得は、1マイル=0.5円の価値しかなくなってしまい、本来1マイル≒2円と言われるマイルの価値よりもかなり目減りしてしまうため、マイルでのJクラス取得は、マイルを無駄遣いしたくない場合は控えたほうが良いかもしれない。

なお、JALマイルで国内線・普通席を予約し、当日空きがあれば空港で「クラスJ」を差額の料金を支払って予約することも可能となっている(マイル利用は不可)。


クラスJ利用時のマイル積算率

有償航空券でJAL国内線・クラスJを利用の場合、通常のマイル積算率に+10%のボーナスが加算される。通常、普通運賃の場合のマイル積算率は区間マイルの100%、特割運賃の場合は75%、ツアー割引運賃だと50%のマイル積算率となるが、それぞれのフライトでクラスJを利用するとマイル積算率は+10%され、普通運賃で110%、特割運賃で85%、ツアー割引運賃で60%のマイル加算となる。

例えば、東京から沖縄まで普通運賃でフライトを利用すると、984マイルがマイル口座に加算されるが、クラスJを利用すると+98マイル(10%)が加算される。ただ、マイルの価値を2円と仮定すると、加算されるマイル価値はおよそ200円ほどの価値しかないため、マイル加算を目的に+1,000円でクラスJを利用するのはあまり得策ではない。ただ、座席の快適性は非常に良いので、フライト体験をグレードアップさせるために+1,000円を支払うというのは十分アリな選択だと思う。