旅行記 - 7月19日

[憧れのラニカイビーチに泊まるハワイ旅行記47] 漕いでも漕いでもたどり着かない・・・ちょっと後悔し始めたカヤック@ラニカイビーチ

目次

  1. いよいよモクルア島へ
  2. では出発!
  3. 全然たどり着かないんですが?
  4. モクヌイ島がもうすぐだ!

いよいよモクルア島へ

[憧れのラニカイビーチに泊まるハワイ旅行記47] 漕いでも漕いでもたどり着かない・・・ちょっと後悔し始めたカヤック@ラニカイビーチ

それでは沖合いに見えるモクルア島(左:モクヌイ島、右:モクイキ島)へとカヤックで向かおう。この2つの島は、このラニカイビーチを象徴するシンボルのようなもので、右のモクイキ島は、現在、法律で上陸してはいけない保護区に指定されているため、私たちは左のモクヌイ島を目指すことになる。だが、私たちはこの時まだ知らなかたのだが、このラニカイビーチの端からモクヌイ島までは、直線距離でなんと約1.7km。まさかこんなに遠いとは思ってもみなかった(汗)。


では出発!

[憧れのラニカイビーチに泊まるハワイ旅行記47] 漕いでも漕いでもたどり着かない・・・ちょっと後悔し始めたカヤック@ラニカイビーチ

それでは張り切って出発!、、、と行きたいところだが、実はこの写真を撮る前に、実はカヤックに乗り込もうとして船体をひっくり返してしまったんだよね・・・。おかげで荷物は水浸し。最初から不安要素が勃発する船出となってしまった。そしてさっきまで天気が良かった空も、何故か曇り空に。大丈夫かなぁ。。


全然たどり着かないんですが?

[憧れのラニカイビーチに泊まるハワイ旅行記47] 漕いでも漕いでもたどり着かない・・・ちょっと後悔し始めたカヤック@ラニカイビーチ

一生懸命オールを漕ぐ私達。しかしモクルア島は一向に近づく気配が無い。後からカヤックを漕いできたアメリカ人の女の子達にもさっくりと抜かれて行く始末。ちゅうかなんであんなに早く漕げんねんw

モリオ:「全然たどり着かんのやけど、、ちょっとカヤックやったこと後悔してるわ・・。」
ミヅキ:「私もやけど、、、じゃあ戻る?」
モリオ:「いや、もうちょい頑張ろう。」
ミヅキ:「そうやね、、ここから戻るのだって大変やもんね。」

そしてもがき続けることしばらく。ようやくビーチからはだいぶ離れて沖合の方へと進んできた、、、が、今度は高い波がカヤックの側面方向に押し寄せてくる・・・。その高い波は私達のカヤックを大きく揺らし、転覆しそうなほどグワングワン揺れる。

ミヅキ:「これ、ほんとに大丈夫?」
モリオ:「分からん。」
ミヅキ:「もしかしてカヤックって、波を横から受けたら転覆してしまうんじゃないの?」
モリオ:「え”・・それヤバイやん。」
ミヅキ:「・・・あ!わかった!きっと波を垂直に受けながら進むんよ。海のカヤックって。」
モリオ:「え?でもじゃあどうやって島にたどり着くんや?」
ミヅキ:「潮の流れを読むんよ。」
モリオ:「は?」
ミヅキ:「任せて。まずはもっと沖合に出よう。」
モリオ:「わかった。」

かなりのピンチな状況で、いきなりミヅキが海の男・・・ならぬ海の女のようなことを言い始める。いやしかし、ミヅキの言っていることは一理ありそうだ。とりあえずミヅキの言うように、この高い波をカヤックの頭で受けるように進んでいこう。私はピンチに弱いが、ミヅキはピンチにはめっぽう強い。こういう不利な状況では、ミヅキに頼るほか無い。


モクヌイ島がもうすぐだ!

[憧れのラニカイビーチに泊まるハワイ旅行記47] 漕いでも漕いでもたどり着かない・・・ちょっと後悔し始めたカヤック@ラニカイビーチ

そうしてミヅキが潮の流れと波を読み、まずは沖合へと進んでいく。

ミヅキ:「まずはこっちに向かって漕ぐよ!」
モリオ:「よっしゃ!」

しばらくすると今度はモクイキ島にむかって波が押し寄せてくるような潮の流れに変わった。

ミヅキ:「次はこっち!」
モリオ:「ラジャーっ!」

そして、今度はモクイキ島(上陸禁止の右側の島)に向かって漕いでいくと、だいぶ島が近付いたところで、最後、モクヌイ島(左側の島)のビーチから波が押し寄せてくるようになる。

ミヅキ:「よーし!ここからはモクヌイ島に向かうよ!」
モリオ:「おお!このルートで最後、モクヌイ島にたどり着くんやな!」
ミヅキ:「ね!言ったとおりでしょ♪」
モリオ:「よし、最後行くで!」
ミヅキ:「おー!」

私の手は、必死にオールを漕ぎすぎて、さらに下手くそなのだろう、手には豆が出来てそれが破けて海水で手が染みる。でも、あともう少しだ!

ミヅキの野生の勘と、ピンチな状況下での逞しさのおかげで、何とかモクヌイ島に辿り着けそうだ!