[年末年始のニュージーランド・テカポ湖に世界一の星空を見に行く旅行記61] 新年最初のテカポ 星空観測ツアー（日本語）「マウント・ジョン天文台」

真っ暗な道を歩いて帰る

バーを出て、歩いてレイク・テカポ・モーテルズに戻る。夜のテカポ湖周辺の道は、一部は街頭が備わっている場所もあるものの、それ以外はとにかく真っ暗なのでスマホのLEDライトをつけて何とか帰る道の視界を確保する。なお、治安についてはすこぶる良好で、夜、こんな真っ暗な道を歩いていても特に不安になるようなことは無い。

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レイク・テカポ・モーテルズのレセプションでツアー送迎を待つ

部屋で着替えを済ませて、私達はレイク・テカポ・モーテルズのレセプションへ向かう。ここがマウントジョン天文台の星空観測ツアーの待ち合わせ場所になっている。今回の星空観測は日本語解説付きのツアーになっているため、もちろん参加者はすべて日本人。このレセプション前にも、私達以外にも2人ほど日本人ゲストがツアーの送迎を待っている。

ツアーバスはホテルを回ってゲストを集める

ツアーバスがやってきた。私達をのせたツアーバスは、他のホテルなども周り、今回のツアー参加者を集めていく。参加人数は２０人ぐらいは居るだろうか。このテカポ湖がどれだけ日本人に人気の観光地なのかを肌で感じる。

ダークスカイプロジェクトのオフィスに集合

何箇所かホテルを巡ったあと、すべての参加者を集めたところで、私達のバスはテカポ村の中心部にあるダークスカイプロジェクト（旧：アースアンドスカイ）のオフィスにたどり着く。ここで日本語でのツアー解説が行われる。

このマウントジョン天文台の星空観測ツアーの所要時間は約2時間ほど。私達はこのツアーにベルトラを通して予約（165NZドル / 一人）したが（今はもっと安い!?）、ダークスカイプロジェクトの公式サイトからも予約は可能（165NZドル / 一人）となっている。しかし、料金はベルトラ経由のほうが10ドルほど安いので、特に事情がなければ、ベルトラを使って予約したほうがお得だ。

ツアー参加タグとライト

ツアー参加の説明の際には、ツアー参加者の証となる、首からかけるツアータグ（今回の日本語ツアータグは土星の形）と、足元を照らすためのLEDライト（赤色）を受け取る。今回の星空観測ツアーでは、基本的にスマホなどの強いLEDライトの使用は、星が見えにくくなってしまうため厳禁。その代わりとして、光害の少ない赤色のライトが参加者全員に配布される。なお、この赤色ライトはツアー参加記念としていただくことができる。

マウントジョン天文台行きのバス

ダークスカイプロジェクトのオフィスでの一通りのツアー説明が終わったあと、いよいよ私達はマウントジョン天文台へと向かうツアーバスへと乗り込む。ここから先は真っ暗な中でツアーが進行していくため、写真でそんなツアーの様子をお伝えすることはできないのがとても残念だ。

さて、バスで天文台へと向かう間、私達はガイドさんから、このテカポ湖周辺の星などについて様々な事柄を聞くことになる。その話の中で一番印象的だったのは、このテカポ湖周辺の天気について。ガイドさんの話によれば、この星空観測ツアーで実際に星をしっかり見ることができる確率は約50％ほど。天候が優れないときは、事前に電話で連絡すればツアー日程を変更することはできるそうなのだが、このテカポ湖の滞在は私達のように何日も宿泊する人は稀で、ほとんどのゲストはパッケージツアーでの訪問が多く、1日のみの滞在でほかへ行ってしまうことが多い。つまり、パッケージツアーを利用してのテカポ湖訪問で、この星空観測ツアーで実際に満天の星空を見ることができるのは、それなりに運が必要になってくる、というわけだ。

ここ、ニュージーランドのテカポ湖は、日本からかなり遠く、なかなか行きにくい場所になっているので、もしもこのテカポ湖で満天の星空を高確率で見たい場合は、私達のようにしっかり数日滞在するプランをおすすめしたい。

バスを降りてマウントジョン天文台へ

バスは程なくしてマウントジョンの頂上にある天文台へとたどり着く。ここからはガイドさんと赤いランプだけを頼りに天文台を目指すことになる。本当に真っ暗なので、写真を撮ってもこの通り何も見えないｗ

星空観測

そうして私達の2019年最初の星空観測ツアーが始まる。このツアーでは南半球で見える星に関する様々なことを日本語で説明を受けつつ、実際に星を肉眼や望遠鏡を眺めながら進んでいく。そして私達のツアーのときの天候は運良く晴天！頭上には本当に降ってきそうな星空が輝いている。ここ数日は全然星空が見えなかったんだけど、2019年に変わった途端、私達の運気がいきなり良くなったのか、とんでもない星空が現れた。テカポ湖の星空は、その噂に違わず、本当に世界一と思える輝きを見せている。

上の写真は、スマホ（iPhoneXR / Photoshopで星の淡い光を強調）で撮った星空だが、一眼レフでなくてもスマホのカメラでも捉えられる星空って、ほんと、世界中探しても数えるほどしか無いんじゃないかな。もちろん肉眼で見る星空は、この写真よりも遥かに綺麗なので、テカポ湖に行く機会があればぜひ自分の目で、この奇跡のような星空を見てほしいと思う。（スマホでの星空撮影は下の記事を参照）

iPhone 【古い機種でもOK】iPhoneで綺麗な星空を撮る方法・天の川や流星群も【iPhone 星空撮影】 iPhoneを使った綺麗な星空の撮り方と、iPhone星空撮影に使用するおすすめアプリ、必要機材などを紹介。最新機種でなくても取れる方法です。このiPhoneの星空撮影方法を使えば肉眼でも見るのがやっとな天の川や星雲、そして運が良ければ流星群の流れ星も撮影可能なので、iPhoneで綺麗な星空撮影をしたいときはチャレンジしてみよう。

アストロカフェのホットチョコレート

このマウントジョン天文台の星空観察ツアーでは、星空観測の合間に、アストロカフェのホットチョコレートも用意されている。ニュージーランドは夏場とは言え、マウントジョン天文台付近の気温は、ダウンジャケットが必要なぐらいかなり寒いので、温かいホットチョコレートはとてもありがたい飲み物だ。なお、ツアーでは防寒ダウンの貸し出しも行われているが、数に限りがあるため、このツアーに参加する際は必ず暖かい格好で、自分でダウンジャケットも用意しておいたほうがいいだろう。

星空の思いがけないサプライズ

星の説明を受けながら星空観測をしていたときのこと。いきなり星空にとんでもない大きさの閃光が走る。巨大な流れ星、火球だ。思いがけない星空のサプライズに、ツアー参加者だけでなくガイドさんも息を呑む。こんな大きさの火球は、ガイドさんも見たことが無いと言っていたので、私達はとんでもなく運が良かったのだろう。写真ではかろうじて左下に火球を捉えたが、本当にとんでもない明るさの天体ショーを私達は見ることができたのだ。元旦に初日の出ならぬ、超巨大な流れ星（火球）。2019年はいい年になりそうだ♪

ツアー参加すると記念写真を貰える

そうして私達の2時間ほどの天体観測ツアーが終った。ちょうどツアーが終わる頃に、少し雲が多くなり始めたので、ほんと、この2019年最初のマウントジョンの星空観測ツアーはとても運が良いタイミングでの開催となったようだ。

なお、このテカポ湖の星空観測ツアーでは、こうしてみんなで頂上の天文台で記念撮影が行われ、ツアー参加後日、サイト上で自分たちが写った記念写真をダウンロードすることができる。写真の保存期間は約2ヶ月間なので、このツアーに参加したときは、忘れずに記念写真をダウンロードするようにしよう。