travel - 旅行記
旅行日 2017年01月07日
【両親に海外旅行をプレゼント!ヨーロッパ 地中海 MSCクルーズ スプレンディダ旅行記 ブログ 45】4日目・さすが南フランス、真冬でもマルセイユは防寒要らず。【後編】

手すりにしがみつきながら登る母
両手でしっかりと手すりをつかみ、1段1段、少しずつ登る母。もう少し頑張れば半分くらいだ。半分のところで少し休憩しようと思って登っていくと同じツアーのおじさんが声をかけてくれた。
おじさん:「あのね、あそこの建物の中にエレベーターがあるから、それで登ったらいいよ。」
ミヅキ:「そうですか!ありがとうございます!助かります!!!」
なんと、エレベーターで上の展望台まで行けるそうなのだ。

建物の中にはトイレやお土産物屋もある
建物の中にはトイレがあった。丁度いい。
ミヅキ:「母さん、ここにトイレがあるし、トイレに行っとこう。」
はじめて行く場所では、トイレを見つけたら、その時あまり行きたくなかったにしても小まめに行っておくのが鉄則だ。次、どこでトイレに行けるかわからないからだ。
私と母がトイレから出てくるとちょうど父がお店の前にある絵葉書のラックから色んな写真の絵葉書を選んでいた。絵葉書、あんなにたくさん持って、お土産用に買うのかな?
モリオ:「おとうさん、絵葉書、気に入ったのいっぱいありました?何枚ぐらい買うんですか?」
父:「え???これ、、、売りもんなんか?」
モリオ:「ええ、そうですよ。ここ、お土産物屋さんやから、この絵ハガキも売ってるんですよ。って、、、もしかして、お父さん、この絵葉書タダのやつやと思って取ってました?」
父:「ほうよ。ワシ、この店の外に置いとるやつはタダなんかと思って、綺麗な写真やけん記念に持って帰ろうと思うていろいろとっとったんよ。売りもんとは知らんかったわい。これはいかん!」
大慌てで、元の場所に絵葉書を戻す父。モリオも一緒に手伝って、なんとか全部元に戻せた。
ミヅキ:「気に入ったやつがあったら、何枚か買ったらいいんよ?」
父:「ええ、ええ、大事(おおごと)するとこやったわい。モリオが聞いてくれて助かったわい。」
どうやら、父はこの店の外に置いてあるラックの絵葉書に値札のシールが付いてなかったので「ご自由にどうぞ」のラックだと思ったらしい。モリオが気がついて声をかけてくれなかったら、そのまま持っていっていたかもしれない。モリオ、グッジョブ。
外国では書いてある言葉がなんなのかわからないことがよくある。今後も両親の側を離れず、しっかり注意していかなくては。

展望台から見た景色
展望台からはマルセイユの街が一望できる。白い壁にオレンジ色の屋根がオシャレだ。向こうの方には私たちが乗ってきたクルーズ船も停泊している。
母:「うわぁ~!綺麗な景色やねぇ!頑張って登ってきて良かったわぁ~♪」
マルセイユの街並みを見ながら嬉しそうに写真を撮る母。

ルンルンでバスに向かう
一番上の展望台まで登り、きれいな景色を見ることができて満足した母はルンルンでバスに向かう。なんか、母の足取りがこの旅行に来てからドンドン達者になってきている気がする。人の体ってもしかしたら気持ちの持ちようで元気になったり弱ったりするのかもしれないなぁ。何にせよ、母が明るい顔をして元気に歩いている姿を見るのはすごく嬉しい。
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