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【お正月飾り】正月飾りはいつまで?外す日 捨て方など処分方法は?【自宅での処分方法も】
お正月飾りはいつまで?処分方法は?

お正月に飾る、しめ飾り、門松(松飾り)、鏡餅、破魔矢といったお正月飾り。正月も終わってそろそろ片付けようと思った時、いつまで飾っておくべきなのか、そしてどうやって処分すれば良いのか悩んでしまうことも多いはず。
私も先日お正月飾りをそろそろ処分しようと思って玄関のしめ飾りを取り外そうとしたのだが、いざ外そうと思ったら「いつまで飾っておくんだろう?」とか「そのまま捨てたらバチが当たりそうだよなぁ」「自宅で処分できるのか?」とか悩んで…調べてみたら飾りによって色んな処分方法があるのがわかった。
お正月飾りの処分時期と捨て方についてわかりやすくまとめてみたので、私と同じように正月飾りの処分で悩んでる人は参考にどうぞ。
正月飾りは種類によって外す日(処分する日)が異なる
お正月飾りといっても、その種類は大きく分けて、しめ飾り、門松(松飾り)、鏡餅、破魔矢と4種類に分けることができる。飾る時期はどれも変わらないけれどそれぞれ外す日(処分する日)が以下のように異なっている。
- 正月飾りを飾る時期 お正月飾りを飾り始めるタイミングは一般的に12月26日頃から。特に縁起のいい8が入っている12月28日や、キリが良い12月30日に飾るのがおすすめ。葬儀と同じ「一夜飾り」となってしまう12月31日の大晦日に飾るのは避けた方が良い。
- 正月飾りを外す時期(処分時期)
- しめ飾り
- しめ飾りを外す時期は「松の内」(正月飾りを片付けるまでの期間)が過ぎたら取り外して処分するとされている。「松の内」の期間は、関東や東北・九州の一部地域では1月7日まで、関西は1月15日までと、地域によって異なっている。もしも迷った場合は近所の動向を参考にしてみたり、実家に聞いてみたりするのも良い。
- 門松(松飾り)
- 門松の処分時期は しめ飾り と同じく「松の内」の期間が過ぎたら処分する。
- 鏡餅
- 鏡餅の処分時期は「鏡開き」の日に、無病息災を願って、雑煮やお汁粉にしていただく。この「鏡開き」の日は一般的には関東は1月11日、関西は1月15日が多いとされるが、京都では1月4日が鏡開きの日とされているなど、これも地方によって色々と異なるので、心配な場合は住んでいる地域の鏡開きの日を調べよう。
- 破魔矢
- 破魔矢は厄除けや魔除けのお守りでその効果は約1年間とされている。そのため古い破魔矢を初詣などの際に神社に持っていき古札入れに納めて、新しいものを持って帰って再び家の玄関や神棚に飾るのが良い。
正月飾りの捨て方 / 処分方法

お正月飾りの外す時期(処分時期)が分かったところで、正月飾りの捨て方 / 処分方法をみてみよう。
- 正月飾りの処分方法 / 捨て方
- しめ飾り / 松飾り
- 神社に持っていって処分するのが一般的。神社では正月飾りを焚き上げる「どんど焼き」と呼ばれる火祭りの日が設けられており、そのときに合わせて神社に持っていくと良い。神社によってはしめ飾りなどは御札と同じく古札入れに入れたりして良いなど持ち込み方法が異なるので、不明な場合は持ち込む神社に問い合わせてみよう。
- 鏡餅
- 鏡餅は前述の通り雑煮やお汁粉にしていただいて処分する。ただし、鏡餅は調理の際に包丁を使うのは良くないとされている。最近の鏡餅は食べやすいように個別包装になっているものが多いが、もしも大きな鏡餅を処分する場合は木槌を使って叩いて砕こう。
- 破魔矢
- 破魔矢は正月が終わっても約1年間は飾る。古い破魔矢を処分する際は、御札などと同じく神社の古札入れに収めよう。
正月飾りを自宅で処分する方法
正月飾りの一般的な処分方法 / 捨て方は「神社」に持っていくというのが一般的だが、色々な事情により神社に持っていくのが難しいこともある。その場合は、自分で自宅でお清めをして処分する方法もある。その処分手順は以下の通り。
- 白い布(無ければ包装紙や新聞紙)を広げてその上に正月飾りを置く。
- 正月飾りの上から塩を振る。
- 白い布(もしくは包装紙 / 新聞紙)で正月飾りをくるむ。
- 新しいゴミ袋に正月飾りのみを入れてゴミに出す。
上のお清めの行程で「塩を振る」方法は諸説あるようで、左・右・真ん中の順番、右・左・真ん中の順番、、、など、調べても色々書かれていることが違ったりするので、どれが正しいとかは無く、清めるという気持ちが大事なのだろう。まぁでもゴミに出すのが気が引ける場合は、やはり近所の神社に持っていくのがおすすめ。
正月飾りの処分時期と捨て方・まとめ
お正月飾りの処分時期と処分方法。処分時期については地域によっていろいろと違いがあるため、ちゃんとしたい場合は自分の住んでいる地域の風習に習うようにしたい。ただ近所に身内がいなかったり、調べるのが難しい場合は、近くの神社の炊き上げの日程に合わせて処分日程を1月7日とか15日とかに決めていこう。
お正月飾りは、飾ることで年神様を招き、飾り終わった後のお焚き上げで感謝の気持と一緒に送り出しを行う意味を持つ風習で、これから始まる幸せな一年を願う思いを大切に、各自の判断でお正月飾りの処分方法を選んでほしいと思う。