mini - MINI
BMW MINI 入荷作業中の2021年LCIモデル実車に遭遇!
MINI(ミニ)2021年LCI(マイナーチェンジ)モデルの実車に遭遇!

本日、BMW MINI(ミニ)のディーラーさん(MINI京都)へ用事でお邪魔していたところ、なんと!MINI(ミニ)2021年 LCI(マイナーチェンジ)モデルの実車がディーラーさんのところに入荷してきた場面に運良く遭遇!整備工場に搬入されるまでの間、許可を得て写真を撮らせてもらったので、その一部始終をシェアしておきたいと思う(シェアも許可済み)。
今回のMINIの2021年のLCI(Life Cycle Impulse / BMWグループのマイナーチェンジの呼び方)では、MINI(ミニ)のフェイスとリア部分のデザインが大幅に変更され、今まであった両側のフォグランプが廃止されたり、フロントグリル部分が大きくなったり、そしてバンパーが太くなってボディカラーと同色になったりと、様々な見た目の変更が施されているのだが、MINIのサイトではCGの写真が多く、またクーパーSモデルの写真ばかりで、少し安めの買いやすいクーパーの写真が殆ど無かったり・・・と、実際にはどんな感じに見えるのか分からない状態だったので、この MINI 2021年LCIモデルの実車を見ることができたのは非常に嬉しかった。
今回遭遇したMINIの2021年LCI(マイナーチェンジ)モデルは、MINI 3ドア(F56)ジョン・クーパー・ワークス - (多分)Mini Yours エニグマティック・ブラック・メタリック、MINI 3ドア(F56)クーパーS / ペッパー・ホワイト・ソリッド + ピアノ・ブラック・エクステリア、MINI 5ドア(F55)クーパーSD - アイランド・ブルー・メタリック、MINI 5ドア(F55)クーパーD - ミッドナイト・ブラック・メタリック の4タイプ。特に収穫だったのはクーパーの実車がどんな感じなのかを実際の目で確かめられたところだが・・前置きはこのぐらいにして、実際の2021年LCI のMINI(ミニ)の実車と、LCI前のモデルとの比較などを写真とともにお届けしたいと思う。なお、新車のMINI 2021年LCI(マイナーチェンジ)モデルは運ばれてきたばかりの状態なので、一部カバーが掛かっていたりするがご了承いただきたい。
MINI(ミニ)3ドア F56 - JCW(ジョンクーパーワークス)

最初に登場するのは、MINI(ミニ)3ドア F56 - JCW(ジョンクーパーワークス)。ルーフとドアミラーカバーの鮮やかなレッドが目に突き刺さる、MINIで最も速くパワフルなモデルだ。
モデル | The NEW MINI JCW - F56 |
---|---|
車両本体価格(税込) | 4,820,000円 |
MINI JCW フロント - 2021 LCI

MINI 2021年LCIのジョンクーパーワークス(JCW)のフロントからの写真がこちら。フロントグリルが大きくなって、従来のものに比べてさらに迫力が増したような雰囲気。スポーティーでダイナミックな今回のLCIのデザインは、このJCWモデルに最適化されているような、そんな印象を受ける。なお、JCWモデルのバンパーは他のモデルとは異なり、網目格子状のものになっている。またこの実車は色もダークなので、大きくなった格子状のグリルとの一体感がシャープでかっこいい感じ。
MINI JCW リア - 2021 LCI

MINI 2021年LCIのジョンクーパーワークス(JCW)のリアの写真がこちら。マフラー周りのゴツゴツとした雰囲気も、見るからに速く走れそうな感じ。駆け抜ける喜び・・・ってBMWのスローガンが頭をよぎる。
MINI(ミニ)3ドア F56 - クーパーS

続いて搬入されたのは、MINI(ミニ)3ドア F56 - クーパーS のペッパーホワイト・ソリッドカラー。ライトの縁やエンブレムなど、トリムラインがすべてピアノブラックになるピアノ・ブラック・エクステリアのオプション(41,000円)が付いたモデルとなっている。
モデル | The NEW MINI COOPER S - F56 |
---|---|
車両本体価格(税込) | 3,970,000円 |
なお、MINIはだいたいオプションパッケージが追加されての販売となることが多いため、車両価格は税金を除いて+50万円ぐらいは見積もっておいたほうが良い。
MINI COOPER S フロント - 2021 LCI

この新しいMINI ミニ・クーパーSの実車は、ペッパーホワイトのカラーなので、新しくなったボディと同色のバンパーの状態がよく分かる。この2021年のマイナーチェンジのMINIが発表されてネットのCG画像でフェイスのデザインを見たときは、正直「げっ・・」と思ったのだが、実車を見てみると意外としっくり馴染む感じ。見慣れてくればこれがミニの顔として定着するのだろう。ネットでは泥棒髭とか揶揄されてたブラックのフロントグリルのトリムも、実際に見ると迫力があって厳ついイメージが伝わってくる。
マイナーチェンジ前のMINIとの比較

ちょうどディーラーさんに、LCI前のMINI COOPER Sの試乗車があったので、ついでに写真を撮らせてもらったので比較してみることにしよう。こうして新旧のミニを比較してみると、LCI前のMINIの面替えはやはりクラシックな雰囲気が前面に押し出されており、新しくなった2021年LCI後のMINIの表情は、近未来的でスポーティーな感じだ。どちらが良いかは、これはもう好みの問題かもしれないが、意外にも今回のLCIで前モデルのMINIが古臭くなった印象は無い。
MINI COOPER S サイド - 2021 LCI

新しい 2021年LCI のMINI クーパーS / 3ドアを側面(サイド)からも見てみよう。タイヤのホイールは、今回のマイナーチェンジから追加された18インチ・パルススポークというホイールを履いており、サイドスカットルもデザインが変更となっているが、それ以外は従来のミニと変わらないシルエットとなっている。
MINI COOPER S リア - 2021 LCI

新しい MINI COOPER S(2021年LCI)を背面 / リアからみたところがこちら。今回のマイナーチェンジによって、ミニの3ドア(F56)と5ドア(F55)、コンバーチブル(F57)のテールランプはモデルに関係なくユニオンジャックが標準装備になった。
盛り上がったリアバンパー

背面をもう少しアップで見てみよう。このMINI クーパーSのモデルは、中央から出ている2本のマフラーが特徴的なのだが、この新しくなったMINI COOPER S もそのアイコニックな特徴は健在。また、リアバンパー部分は従来より全体的に少し飛び出したようなシルエットに変更されており力強い印象になっている。
MINI(ミニ)5ドア F55 - クーパーSD

お次にやってきた車種は、MINI(ミニ)5ドア F55 - クーパーSD。この5ドアのモデルのMINI は、後部座席の使いやすさとMINIならではのコンパクト感でファミリー層にも絶大な人気を誇っており、多分MINIの全車種の中で一番売れている人気モデルではないかと思う。
モデル | The NEW MINI COOPER S - F55 |
---|---|
車両本体価格(税込) | 4,270,000円 |
この今回のMINI(ミニ)の2021年のマイナーチェンジでは、クーパーSD(ディーゼル)の設定が3ドアタイプは廃止となり、この5ドアのみの設定となったようだ。
MINI COOPER SD フロント - 2021 LCI

MINI(ミニ)5ドア F55 - クーパーSD / 2021 LCI を前面から見た感じがこちら。先程のクーパーS / 3ドアと同様、フロントグリルが巨大化していることで、従来型に比べて、スポーティーでダイナミックな雰囲気になっている。
フロントグリルをアップで

もう少し近い場所からフロントグリル周りをアップで。こうして太陽の光の下でまじまじと新型MINI(2021年LCI)を見ていると、だんだんとこの顔がいつものミニの顔のようにも見えてくる。
MINI COOPER SD 車内インパネ周り

せっかくなので、内側(車内)のインパネ周りも見せてもらうことに。ハンドルに配置された各種操作パネルはフラットデザイン(ピアノブラック)に変更になっており、運転席のメーター類はデジタルメーターが標準装備となっている。なんだかMINIが一気に近未来的な車になってきたな。なお、基本的にはこのインパネ周りはグレードに関係なく基本的に同じデザインとなっている。
中央ナビゲーション

ミニのアイコニックなデザインの一つ、中央の丸いナビゲーションは健在だが、ナビゲーションの外枠のリングはデザインが変更になり、デジタルメーターのような模様が入っている。
このメーターのような模様はただの模様で、光り方などは以前のMINIのナビゲーションリングと変わらない。個人的には、このリングが電子パネルのようになっていて1つ1つのバーが有機的に動いてくれたらいいのになぁなんて期待してたけど、、、残念。
MINI COOPER SD リア - 2021 LCI

MINI COOPER SD(2021年LCI)の背面(リア)はこちら。クーパーS のグレードなので、中央からマフラーが2つ出ているのは従来と変わらないが、リアバンパー部分が少し飛び出していて迫力がある感じ。
リアをアップで

この新型MINIのリアをもう少しアップで撮ってみたところ。このクーパーSDは、ピアノブラックエクステリアのオプションは付けていないので、テールランプの周りはクロームで縁取られており、この感じは今までのMINI F55と変わらずレトロ感があって良い。
MINI(ミニ)5ドア F55 - クーパーD

この2021年マイナーチェンジの新型MINI(ミニ)の最後に登場するのが、クーパー5ドア(ディーゼル)COOPER D。
モデル | The NEW MINI COOPER D - F56 |
---|---|
車両本体価格(税込) | 3,590,000円 |
上の価格を見て分かる通り、これの一つ前に紹介したCOOPER Sタイプよりも70万円ほど車両本体価格が安く設定されているので、購入を考えるときに手を出しやすいのがこのクーパータイプのMINIなのだ。
しかし、ネット上で転がっている写真やCG画像では MINI COOPER S のものばかりが出回っているため、このマイナーチェンジ後のミニクーパーが一体どんなデザインになっているのか非常に興味があったのだ。
MINI COOPER D フロント - 2021 LCI

MINI COOPER D(F55 / 5ドア)のフロントがこちら。一部カバーがかかっているが、フロントグリルは見えており、どんな感じのデザインになっているのかはよく分かる。クーパーSのフロントグリルはピアノブラックにトリミングされているだけだったが、こちらのクーパーになるとさらに内側にクロームのトリミングが施されており、想像以上にクラシカルな雰囲気を残したデザインになっている。
LCI前のMINI COOPER D と比較

今回の2021年のLCI(マイナーチェンジ)前の MINI COOPER D のフロント周りがこちら。新しいMINI COOPER もクラシックな雰囲気を残してはいるが、こうして従来のMINIと比べてみると、やはりクラシカルなMINIらしい雰囲気は従来のタイプのほうが強いのが分かる。
MINI COOPER D リア

MINI COOPER D(F55 / 5ドア)の背面(リア)はこんな感じ。クーパーSに比べると、マフラーも左側に1つでおとなしい雰囲気になっている。
リア部分をアップで

このMINI COOPER D(F55 / 5ドア - 2021 LCI)のリア部分をもう少しアップで見たところがこちら。COOPER Sのデザインは、リアバンパー部分に飛び出したブラックトリムを加えたりしてスポーティーさを強調していたが、クーパーのリアは対照的におとなしい感じになっているのがわかる。
2021年LCI後のMINI(ミニ)の実車を見た感想

フロント部分のデザインが大幅に変更され、一体どんな感じになったのか非常に興味があったBMW MINI(ミニ F55 / F56)。実際にこうして実車を目の当たりにして思ったことは、フロントグリルが大きく強調されたことで、可愛らしさは少し減って、スポーティーでダイナミックなイメージがプラスされたような、そんな印象を強く受けた。
ネットで画像を見ていただけの時は、ボディカラーと同色になったフロントバンパーは嫌だなぁ・・・と思ってたんだけど、こうして実物を見ると意外と悪くないんじゃないか?と見直す気持ちも生まれてきている。もしかしたらスポーティーなCOOPER Sが好きな人は、この新型MINIのデザインは、以前よりもウケがいいんじゃないかなぁ?
またクーパーの方は、グリルにもクロームのトリムが付いていることで、前までのクラシック感を残しているのもポイント。ただ、以前のモデルに比べるとやはりスポーティーとか近未来的といった雰囲気に偏ってきているので、もともとのクラシカルなミニが好きな人は、従来のデザインのほうがウケが良いかもなぁとも思うが、、、もう、以前のモデルの新車は残りわずかだと思うので、どうしてもLCI前のモデルが欲しい場合は、一刻も早くディーラーさんを訪れるのをおすすめしたいと思う。
ただまぁ、このデザインの好みは人それぞれだし、あと実車と画像では全然見え方も変わってくるので、このMINI(ミニ)3ドア、5ドアの新しい2021年LCIモデルが気になる場合は、実際に近くのディーラーに行ってみてほしいと思う。
なお、今回私がこの2021年度版 MINI を見たのは京都の宝ヶ池にある「MINI 京都」で2021年5月31日なので、あと数日もすればショールームに並ぶはずだ。