海外旅行傷害保険
海外旅行に行く時には、忘れずに準備しておきたい「海外旅行傷害保険」。クレジットカードに付帯している海外旅行は死亡や後遺症が残る事故・疾患の場合は最高5000万円や1億円まで保険金が降りるが、病院で治療を受ける事故や疾患の場合は、100万円~300万円の補償のクレジットカードがほとんど。中にはクレジットカード1枚だけで1000万円をカバーするものもあるが、それはアメックスのプラチナカード(年会費15万5000円ほど / 入会にはインビテーションが必要)のように、高額な年会費のクレジットカードしか聞いたことがない。
しかし、海外旅行で病気や怪我で病院に掛かってしまった場合、アジアやヨーロッパ、オーストラリアなどで300万円~600万円程度、アメリカに関しては1000万円程度が必要になってくるので、とてもじゃないが、クレジットカード1枚だけでは万が一の海外旅行先での治療費を賄うことは難しい。もちろんクレジットカードに詳しい人はご存知だとは思うが、クレジットカードの旅行傷害保険は所持しているクレジットカード全ての保険金を合算できるのだが、、、ハワイやロサンゼルスなど、アメリカに旅行する場合に、その莫大な治療費をクレジットカードだけで賄うためには、旅行保険に手厚いクレジットカードを5枚以上集める必要があり、、それはちょっと非現実的。そのため、通常であれば、海外旅行に行く場合には、事前に掛け捨ての海外旅行保険に入るのが一般的。しかし、この掛け捨ての海外旅行保険も、1旅行あたり一人2500円~5000円ほど予算が必要となるため、たまに出掛ける海外旅行であれば問題ないが、一年に数回海外に出かける場合は、その旅行傷害保険だけで結構な出費となってしまう。
そこで、この記事では、海外旅行の多い私達がやっている「クレジットカードだけで旅行傷害保険の治療費の保険料を1000万円確保する方法」を紹介したいと思う。なお、この方法で出てくるクレジットカードの旅行傷害保険は自動付帯(クレジットカードを使わなくても保険適用)となっているので、特にクレジットカードを使ったりするという面倒くさい作業は一切無いので安心して欲しい。では行ってみよう。
クレジットカード組み合わせ:夫婦の場合 - 出来るだけ安く
夫婦で海外旅行に出かける場合の最後のクレジットカードの組み合わせは、とにかく年会費をできるだけ安く済ませたい場合。それは、まずは上と同じようにミライノカード・ゴールドを夫婦がお互いに作り(年会費3,000円×2)、もう一つはエポスカード(EPOS CARD)という丸井グループのクレジットカードをお互いに作るだけ。
このエポスカードはなんと年会費が無料。そして無料なのに、旅行傷害保険が本人限定であるが、傷害治療保険が200万円、疾患治療保険が270万円自動付帯で付いてくるのだ。なぜここまで手厚いのかは分からないが、これらのクレジットカードを組み合わせれば、ミライノカード・ゴールドで500万円(疾患・傷害ともに)、パートナーのミライノカード・ゴールドの家族特約の旅行傷害保険で250万円(疾患・傷害ともに)、さらに無料のエポスカードで疾患治療分270万円、傷害治療分200万円、合計で、旅行保険・傷害治療が950万円、疾患治療が1,020万円となる。傷害治療費(怪我)が1,000万円に50万円ほど届かないが、コスト的には一番安いプランとなる。
- 利用クレジットカード:ミライノカードゴールド×2、エポスカード×2
- 旅行傷害保険・傷害治療:950万円
- 旅行傷害保険・疾患治療:1,020万円
- 年会費(夫婦で合計):6,600円(税込)
クレジットカード組み合わせ:個人の場合 - ラグジュアリー
続いて個人で海外旅行に行く場合(友達同士など配偶者以外と海外旅行に行く場合も含む)の、コスト高ではあるが満足度の高いクレジットカードの組み合わせについて。まずはミライノカード・ゴールドを1枚(年会費3,000円)で旅行保険の疾患・傷害治療が500万円、続いて旅行に強いクレジットカード(個人のためマイレージプラスセゾンカードもOK)を1枚作って(年会費15,000円~31,000円)旅行保険の疾患・傷害治療が200万円~300万円、最後にマイレージプラスセゾンカードを作って(年会費1500円)旅行保険の疾患・傷害治療が300万円。結果、クレジットカードの年会費は19,500円~35,500円で、旅行保険の疾患・傷害治療費を1,000万円~11,000万円を確保できる上、旅行に強いクレジットカードの特典を享受できる。
個人のため、クレジットカード付帯の旅行保険の家族特約が使えないために、マイレージプラス・セゾンカードを余分に作って、旅行保険の治療費分を賄う必要があるが、年会費は1,500円なので許容範囲と言えるだろう。
クレジットカード組み合わせ:個人の場合 - 出来るだけ安く
最後に紹介するのは、個人で旅行に行く場合(友達同士など配偶者以外と海外旅行に行く場合も含む)の、クレジットカード年会費のコストを出来るだけ抑えたプラン。上と同じようにミライノカード・ゴールドを1枚(年会費3,000円)作って旅行保険の疾患・傷害治療が500万円、さらにマイレージプラスセゾンカードを作って(年会費1,500円)旅行保険の疾患・傷害治療が300万円、最後に年会費無料のクレジットカード、エポスカード(EPOS CARD)で疾患治療分270万円、傷害治療分200万円、クレジットカード合計で、旅行保険・傷害治療が1000万円、疾患治療が1,070万円を確保できる。コストも4,950円(税込)とリーズナブルだ。
クレジットカードだけで旅行傷害保険をカバーするのは意外と簡単
クレジットカードに付帯の旅行傷害保険だけで、海外旅行での傷害治療・疾患治療の保険金の目安である1,000万円を賄うというのは一見難しそうに思えるが、カード本会員の疾患・傷害の保険金500万円(自動付帯)、家族特約も疾患・傷害250万円(自動付帯)が付いているミライノカード・ゴールドを基準にカードを組み合わせてやれば、実は意外と簡単にクリアできるのが分かった。
このクレジットカードの組み合わせを実現させることで、世界中何処に行っても、万が一に時には1,000万円の治療費を確保できる。この安心感と手軽さは、海外旅行が趣味だったり、仕事で海外に行くことの多い人には非常にありがたいはずだ。またミライノカード・ゴールドの海外旅行保険は、現地に対象の医療施設があればキャッシュレス診療(現地での治療費支払いの際に保険会社が直接代金を支払ってくれる)も可能。海外旅行が多くて、海外旅行傷害保険をもう少し抑えたい場合は、このミライノカード・ゴールドを、サブのクレジットカードとして採用するのをおすすめしたいと思う。それでは、安心できる海外旅行を!